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目的なき日記 -岩貞るみ子の掲示板-


秋葉原にはサトームセンという店があるが、ここはもはや総合電器店であって無線専門店というわけではない。 また関西には大西ジムという店があるが、ここではトレーニング用具を売っているわけれはなくパソコンなどを売っている(ジム=事務。英語のGYMのことではない)。 その名の由来がわかればどうということもないが、予備知識がなければ戸惑ってしまうだろう。この節で話題にするのは、初めて来訪する人にも何度も訪れた人にも、何かしらの違和感を感じさせてるページについてである。

WEBページを開設した人であれば、誰でも必ず直面すると言っていいのがページの更新である。5章でも述べているが、この更新頻度という点に関しては、2日に1回はTOPのミニ評論の更新をしている国沢氏は文句のつけようがないほど素晴らしいのである。

最初は好きで始めたwebページであるから、アクセスカウンタが回ることがうれしく、更新も楽しいものであったはずだ。ところが、ページの読者というものは貪欲かつ冷淡なものである。少し更新が滞ったりすると、「次の更新はいつですか」「次のネタはなんでしょうか」などと容赦なく要求をしてくる。また、少しでもつまらなくなると、さっさと見切りをつけて他の面白いところへ去っていく。

もしwebページの目的・意図が明確であれば、どのような人が見るかまで想定しているもので、内容をそこへ絞り込んでしまえばよい。そして専門性への特化はそのままそのページの面白さに直結するもので、その分野に興味のなかった人をその世界に引きずり込むほど面白いページに化けることもある。それは新たな読者が増えるということだ。つまりは、このようなページは全てがいいように回転するのだ。

しかし、WEBで何を伝えたいか明確でないページ 〜「ホームページが流行りらしいから、自分もやってみた」といったようなページがそれだ〜 はそのサイクルが生まれない。彼らの伝えたい「こと」は「趣味や仕事の話題」ではなく、「WEBを開設している自分」であり、「誰かに自分を知ってもらうこと」なのだ。
この結果として「色々な話題をすれば色んな人が訪ねてくれるだろう」、と勘違いし、手あたり次第に話題が増える。所詮は寄せ集めのコンテンツには、読み手にとってはどうでもいい内容しかない
例えば、自己紹介の中に「好きな漫画」があったり、ペット紹介の中で「雑種犬の食べてるドッグフード」の銘柄とエサやりの時間があったり、よく行くおいしいお店ということで「デニーズ」を紹介したり、愛車の紹介で「どノーマルの中古のカローラに入れてるオイルの銘柄」まで書いたりする。 そして、その「大半の読者にとってどうでもいいこと」の最たるものは、日々の生活を綴ったとりとめのない日記なのである。

WEBでの日記すべてが意味がないわけではない。思春期の青少年が自らの不安定な心情をぶつける場としてWEBで日記をつけること、芸能人がWEBで日記をつけること、などには意味があろう。不安定な心情を暴露したことで、境遇の似たよき相談相手を見つけられたり、ファンが芸能人の活動(お気にいりの店とか)を把握して追っかけの参考にもできる。更に、ある専門分野に特化させたページの管理者が、その内容について書き綴る日記(例えば家庭菜園日記、日曜大工日記など)も面白いものになることが多い。つまりは日記の形式をとっていても、読者に訴えかけるものがあればそれは意味があるものとなる。

しかし、ごく一般の大人の、なんでもない日常生活のWEB日記の場合はいったい何のためにやっているのであろうか。 それは「
安直かつ更新頻度の高いWEBネタ」だからだ。 しかし毎日が波乱ずくめの日記ならともかく、日々流される生活の日記など見て面白いと思ってくれる人がいるのだろうか? 可能性は2つあるのだが、1つは卓越した文章のセンスと鋭い視点で、日常のなんでもない出来事を斬る手法である。これは故ナンシー関氏がTVを見て行っていたものだ。が、常人にはなかなかできるものではない。もう1つはとにかく独善・偏見の塊と化して書きたい放題とし、ストレス発散の場とする方法である。読者はそのキれっぷりを見て楽しめることもあるのだ。(ただし真正にキれていると思われかねない両刃の剣。またパターン化すると読者が飽きるのも早い。これまた普通の人にはお勧めできない)

以上の点をふまえて、ここで岩貞るみ子氏の掲示板を覗いてみよう。念のため言っておくが、岩貞るみ子氏は自称自動車ジャーナリストであり、エッセイストである。

8月6日(火) 岩貞るみこ No.1294 2002年08月06日(火) 22時19分

整理券を獲得するため、早起き。今日は姪と映画。「猫の恩返し」。
前評判&プロモは盛り上がっているけれど、ストーリーは、うーん……。
同時上映、ギブリーズの方は、もっと、うーん……。
気を取り直して、昼食後はプール。帰宅後、塗り絵大会。夕食後はゲーム。
徹底的に遊び倒し。映画館&プールだったので、今日の酷暑も気にならず。
ただ、先ほど帰宅したら家の中がぐお〜な状態に。温度計は38度。ひゃ〜。

8月8日(木) 岩貞るみこ No.1302 2002年08月08日(木) 23時09分

朝から暑い。8時にゴミを捨てに外に出ただけで倒れそう。
午前中は扇風機を全開にして原稿書き。
昼に霞ヶ関に行って、国土交通省の新しい検討会についての顔合わせ。
続いて原宿へ、イラスト書きの友人、松本よしえがグループ展を開いているので冷やかしに。
そのビルにあるカフェでお茶しながら、昼ご飯がわりにくるみとガリ(!)のサラダ。
これが結構、美味しい。今度、うちでも作ってみようっと。
遅めのお昼ごはんをサラダにとどめたのにはワケが。
そのあと向かったのは赤坂のポワソン六三郎。ここで、あたらしいネット関係のパーティ。
そりゃもう、みなさん歓談中に、ひとりで食べまくりましたとも!
ジムに行く予定で水着を持って出たものの、結局その後、カラオケに流れパス。

8月9日(金) 岩貞るみこ  No.1305 2002年08月09日(金) 22時14分

朝から電話かけまくり。
こんがらがる話は、電話でなく会ってした方がだんぜんスムーズにことが運ぶんだけど。
電話にたよったばかりに、結局、何度もかけたりかかったりで、午前中は終わりました。
午後は私用をすませ、そのままジム。
2日もさぼってしまったので、プールの気持ちいいことといったら。
右側息継ぎは完全にマスター。ふっふっふ。
次なる目標はトビウオ・ターンか?(うそ)

8月12日(月) 岩貞るみこ  No.1312 2002年08月12日(月) 22時46分

お盆休みにはいり、ぼーっとした毎日……といきたいところだけれど、
まったく関係なく仕事をしている編集部のなんと多いこと。
というわけで午前中は原稿書き。
もう先に夏休みをとっちゃったから、文句はないんだけど。うーん、ないんだけどね。
午後は電話インタビューをひとつしたあとジムへ。
右の息継ぎが完璧にできるようになったので、25メートルが簡単に泳げる。
嬉しいなあ。
帰宅後、ふたたび原稿書き。22時を過ぎて友人の編集者Kちゃんがウチに。
プジョーを撮影に使いたいんだとか。
夜なのでこそこそと会話し、立ち去るKちゃん。でも、はた目から見たら怪しいふたり。
うーん、でも私の格好といったら、短パンだしなあ。
これでヤバイ話はないでしょ。

8月14日(水) 岩貞るみこ  No.1317 2002年08月14日(水) 21時57分

午前中に原稿。午後は私用で渋谷へ。
用事をすませたあと、打ち合わせまで時間があったので、
東急のデパ地下をうろうろ。ああ、夏のデザートがたくさん……うっとり。
見ているだけで幸せな気分。
17時より打ち合わせ。お盆休み関係ない人のなんと多いこと。
終了後はもちろん、プール。
今日は風があって、30分かけての帰り道も気持ちよかったです。

8月15日(木) 岩貞るみこ No.1323 2002年08月16日(金) 12時00分

ムキになってジムに行きすぎ、息切れ。
昨日はプールでざくざく歩きながら、眠りそうだったし……。
無理は禁物、積極的休養ということで、今日は自主的に休み。だらだら過ごすことに。
午前中はだらだらしすぎて、はっと気が付くと机でうとうと……。
机で眠りに落ちるなんて高校生のとき以来。
これはいかん、眠るならちゃんと寝なければとふとんに横になるとすでに昼。
おお、半日終わっている。
午後は原稿書き。日差しが強く、散歩に行く気もしないため、外出は夕食後に。
終了間際のスーパーを狙って散歩がてら買い物。
夜、歩くと、犬を散歩している人によく出会う。ああ、犬、ほし〜。

8月20日(火) 岩貞るみこ No.1335 2002年08月21日(水) 17時55分

朝、起きると、というか、寝ている最中から口がニンニク臭い。
やっぱりかなりはいってたのね〜、韓国料理。美味しかったからいいけれど。
ニンニク効果か、仕事モードに入ったためか、体調&機嫌とも復調。
朝から原稿書き。スイッチがはいったように、はかどる、はかどる。
夜まで一気に書き上げ、気分すっきり。
明日までジムが休みのため、夜、抜け出してウォーキング。
現在、体脂肪率は朝で19、夜で17です。


(kunisawa.netの岩貞るみ子の掲示板より引用)
ここで冒頭の話題に戻るが、岩貞氏の掲示板は二重の意味で何も知らない読者に戸惑いを生じさせる。
  1. 「掲示板」でありながら、実質、本人の日記となっている
  2. 「自動車ジャーナリスト」のページでありながら日常のジム&グルメ日記である

さらに「読ませる」ということに関してもよい評価はできない。文章がぶちぶちと切れているのだ。
もちろん世の中にはそういう表現方法もあるが、岩貞氏の文章はその切れた文章の行間の繋がりを考慮せず、ただ思いついたものをコマ切れに繋げているだけなので、言葉としてのリズムは存在するが内容なそれが伴っていないので、一定速度で読むことができず、なんとももどかしい。また「おっ!?」と思うような驚きや意外性を感じさせるポイントを押えた構成でもない。ただ「だらー」と間延びしただけの文章になり、印象に残らないどころか「何が言いたいんだ?」という不快感すら読み手に生じさせる。
ぶっちゃけ、まさに「軽・薄・短・少」な日記なのである。

週刊誌などには棋士や大学教授、エッセイスト、スポーツ選手などがコラムを連載しているが、それらの全てが岩貞氏よりも読ませる文章を書いているように筆者は感じる。岩貞氏のそれは
普通のありふれたOLの日記に毛が生えた程度、いやむしろそれに劣る程度の筆力であるように思える。同じく国沢氏のページからリンクを張られている、国沢氏のご令嬢の日記の方が筆力があるように思える(ただし、ご令嬢も他の書籍等からの影響を多分に受けた自己陶酔的な模倣の文章にすぎないが、それでも岩貞氏の日記よりも文脈の構成などは遥かに上のように感じる)。

仮にも「自動車ジャーナリスト」であり「コラムニスト」を標榜するのであれば、一般の人よりも文章表現力があると期待するのが自然ではないか。 たとえ日記とはいえ、自動車に関係しているものが多いと思うのではないか(国沢氏の日記はその点、期待を裏切らない)。「掲示板」であれば、「女性の自動車ジャーナリストなればこそ聞いてみたい」という女性の質問などもあっていいはずではないか。

しかしそれらの期待をことごとく裏切り、彼女の掲示板は、何のひねりもない本人の単純な生活日記と、それへの少数の人のレスポンス(大抵はとるに足らない話題)にて構成されている、ファン通信モドキのようなものなのだ。しかも驚いたことに、彼女のこの掲示板、管理人は本人ではないようなのだ!


これらのことより考察すれば、彼女の意図は明確である。

彼女は、「国沢氏もすなるwebというものを、自分もしてみんとてするなり」 と思ったはいいが、webページを開設する最低限度の知識もない。それに「何か、これを伝えたい」という目的などもない
ただ「自分を自由きままにアピールできる場」を望んでいただけである。そしてその希望を、掲示板システムを利用して自分の日記を書くことで実現したのだ。これであれば、特にhtmlの知識もFTPの知識がなくても手軽に情報発信ができるからである。

そして、見事に泥沼にはまってしまったのだ。

WEBという有用な双方向情報伝達媒体を手にしていながら、それを使う明確な目的(内容)がなく、だが読者を飽きさせないことだけには熱心であれば、更新頻度を増やすことでしか対策できない。結果として、「日常の出来事を書いてみただけの日記」という、どうでもいい内容になってしまうのである。

そしてこの自己満足日記は、ヒッソリと運営されているのではなく、1日のアクセス数が10,000を超える自動車評論家のページのTOPから、「掲示板」という名前でリンクが張られているのである。

そして中身はごらんの通り、やれ旨いものを食っただの、ジムに行っただの、体脂肪がどうのと、普通のOLの日常日記と何ら変わらない、
くだらない内容である。それが、アクセス数の多い国沢氏のページの庇護下(国沢氏は善意の気持ちでリンクを張っているのかもしれないが)でぬくぬくと運営されている、いや自分で運営すらできず人任せで、自分はそこでただ自慰をして自己満足に浸っているだけなのだ。

また、文章の行き当たりばったり的な構成や「掲示板システム」を日記としていることからも考えて、岩貞氏のこの日記に関する意気込みは、さほど高いものではないとみなしてもよいだろう。彼女は、自分の日常という内容を見て読者が楽しんでくれると思っているのだろうか?ほんの数名のファンのお世辞混じりの好意的反応が全ての読者の感想と勘違いしてはいまいか。


結論を書こう。

岩貞氏はWEBもまた「メディアの1つ」であり、自分の作品の公開の場である、 という本質を理解しなくてはならない。 本来、このような、
独善混じりのその日のメモ的WEB日記は大々的に公開すべきではない。

もし読者に強く訴えたい事があるのであれば、geocitiesでもいいからちゃんとした個人ページを開設し、国沢氏のページからリンクを張ってもらうのが筋である。

百歩譲って、WEBでこれまでのように日常メモ的な日記のみを公開したいというなら、最低でも国沢氏のTOPページからのリンクを外し、そして国沢氏のその他多数のリンクページに移してもらうべきである。またタイトルも「岩貞るみ子のお気楽極楽日記」とか「岩貞るみ子のファン通信」にでも変えていただきたい。 いくら自由に情報発信ができるとはいえども、目的と方法は適切でなければならない
明確な目的もなく情報発信などやるべきではない。いや、やってもいいがせめて仲間うちだけでひっそりとやっていてほしいのである。

最後に、岩貞氏のような安直でとりとめのない日記を書いていると時として大失敗をおかすという例を挙げる。これは彼女が2001年に書いた日記である。彼女は現在の職につく前は、本田技研工業(株)のOLであった。

11月20日(火) - 岩貞るみこ (管理者) No.490 2001/11/20 23:11 NEW!

午前中に仕事をしたのち、横浜へ。
横浜に住むモータースポーツ・ジャーナリストの遠藤智さんと、
お昼を食べつつ年間報告会。昼のメニューはもちろん、う・な・ぎ。
トーチュウやナンバーなどで連載をかかえる遠藤さんは、
二輪GPを中心に世界を股にかける人。
しかし彼の奥サマは、私のOL時代の同期。
ついでに結婚前の遠藤さんもよく知っており、
彼らがニースで新婚生活を送っているときも、
何度か泊まりに行かせてもらったりの仲なのでした。
なので、1年が終わった時点で二輪、及び、世界的なモータースポーツの動向を
いろいろと教えてもらうのが年中行事になりつつあり。

ところで、私と彼の奥さんの千恵ちゃんのOL時代の合い言葉は、
「宗ちゃんが死んだら社葬が大変だから、それまでに退社しよう!」
宗ちゃんとはもちろん、本田宗一郎氏。
ところが、私たちが退社した数年後、
私が彼らのニースの家に遊びに行ったまさにその日、
ニース・マタン(ニースの地方紙)に宗ちゃん死亡の記事が一面トップで!
ニースで手を取り合ってしみじみしたのでありました。

過去ログ保管所@国沢親方より引用)

自分が勤務する会社の創設者であり、顧客にとってカリスマでもある方について、 「死んだら大変だからそれまでに辞めよう」などと無礼千万なこと話していた(またその通りになってよかったねといったようなニュアンスの)ことを全世界に公言してしまったのだ。これは気軽に書き込んでしまったゆえの大失態である。

この発言は匿名掲示板2ちゃんねるで大問題となり、他のホンダファンの掲示板に波及するまでの騒ぎとなった。

その騒ぎが大きくなる直前、この日記の赤字部分は削除され、何事もなかったのごとく装われた。
書くのが安直であれば、その後処理まで安直である。 これは文筆家にあるまじき責任逃れ行為ではあるまいか。このことについて岩貞氏は何と考えているのであろうか。

繰り返すがWEBもメディアの1つ
なのだ。不適切な表現があれば「申し訳なかったと謝罪し訂正する」ことが必要なのである。消してしまって何事もなかったよーん、という対応はWEBをメディアと見ていない証拠である。 既存のメディアに携わる人々は、WEBを「便所の落書き」などと否定することがあるが、その本人こそがWEBの本質−メディアということ−を理解していない。そしてその結果、このような大失態を招くのである。

実は、この日の日記を書くまでは、2ちゃんねるで国沢氏を批判している人達は岩貞氏には否定的ではなかったのである。それがこの日を境に、批判の矛先が岩貞氏にも向くようになった。そしてその後も相変わらずダラダラとした日記を書きつづける彼女に不快感を抱く者が次第に増え、いまや2ちゃんねるでは岩貞氏の方が国沢氏よりも評価が低くなっているような印象すら受けるほどである。そのきっかけが、この「宗ちゃん発言」なのだ。

参考までに、故本田宗一郎氏は生前から「俺の社葬なんかやったら交通渋滞を起こして皆様に迷惑をかける。社葬なんかするな!」と言っており、社葬は行われず本社で「お別れの会」が行われたというのは有名な話である。


さて、以上の文の大綱は2002年8月末にWEBに初掲載した。そして9月末、この岩貞氏の掲示板は国沢氏のTOPページにおいて掲示板の欄から日記欄に移動し、同時に「日記&掲示板」とタイトルが変わった。このページを参考にして直していただいたのか、それとも松下宏氏の日記のリンクと同時に思い付きで構成変更を行ったのか、それは不明である。もし参考にしていただいたのだとしても、もはや完全に意固地になってしまわれた国沢氏(とサポートチーム)は絶対に筆者に連絡などはしてこないと思うが・・・。(2002.10)

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