1−2 当サイトは全部見てクダサイ -不親切な構成- [序言] 読者諸氏のうち、「故・ウィンチェスター卿の館」と聞いて「ははあ、あの屋敷ね」とピンとこられた方はオカルト好きな方かもしれない。このウィンチェスター卿とは、有名な「ウィンチェスター銃」を製作した方である。卿の死語、「卿の作成した銃により殺された死者の霊が訪れてくるかもしれない」、という恐怖を抱いた夫人が、ウィンチェスター卿を訪ねてきた死霊が迷うようにと屋敷を大改装・増築し、行き止まりの廊下、開かない扉など、ありとあらゆる技巧を凝らし、迷路のようになってしまった屋敷であり、最も多い時は750もの部屋があったという。 (これほどの脅迫観念にとらわれて屋敷を改装するのは精神疾患にも近い状態でもあり、夫人には同情する面もある。) もし普通の家がこのような構成になっていたら、住みにくいことこの上ない。店舗でも同じことが言え、どこに何があるか分からないような店は不親切極まる。むしろその解りにくさを売りにし、余分なものを買わせようという意図のドン・キホーテのような店もあるのだが。 [経緯] 筆者注:国沢氏は2004年にkunisawa.netの大改装を実施し、以下の構成は現状とは若干違っていることをご了承いただきたい。ただ、分かりにくさは相変わらずではあるが。 ● 見解はワタシのページをみろ 2002年、トヨタと日産がハイブリッドエンジンに関する歴史的?な業務提携をしてしばらくしてから、kunisawa.netの掲示板でもこの話題があがった。 |
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No.599 世界統一規格に? M 2002年09月08日(日) 14時10分 No.603 規格と言っても V 2002年09月08日(日) 17時57分 No.605 全然納得できませんな 国沢 2002年09月08日(日) 21時46分 No.612 MS 2002年09月09日(月) 00時50分 No.614 当Webサイトを読んでください。 国沢 2002年09月09日(月) 01時58分
(kunisawa.net より引用、固有名詞を伏す) |
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少々、つっけんどんな印象がある国沢氏の返答であるが、「教えて欲しい」という問いに対して、調べるポインタを指しているから一応は回答になっている。 しかし、ここからが小失敗の研究のネタとなるのだが、現実問題として、国沢氏のページでは、国沢氏がハイブリッドに関してどのような見解を持っているか記述されている箇所を容易に探し出せないという問題があるのだ。 以下に2002年時のkunisawa.netのTOPページ他のイメージを引用する。ここでお断りしておくが、配色を故意に変えている。まず背景色を黒からブルースチール系の色に変更し、リンクの色も、リンク先がkunisawa.net内であれば薄緑、kunisawa.net外であれば桃色に変更してある。加えて著作権の侵害の可能性が高いため写真、動画gif、デザイン字体の絵等は全て省いた。リンクも外してある。 (このイメージの引用が著作権を侵害している恐れがある場合は指摘して欲しい) |
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(kunisawa.netの2002年10月15日時点のTOPのhtml文を一部改変して引用、これ以下の引用も全て同様) |
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一目見ただけでも、「整理できてないなあ」と感じる構成である。駄目な点を具体的に列挙する。
実は筆者はhtmlエディタの無い時代(もっと言えばhtmlの日本語解説書すらないhtml 1.0の時代)からHTML文を作成していて、この採点ページにも何度かお世話になったのだが、どんなに酷くても-50点以内であった。 しかも国沢氏はAdobe Pagemilを使用しているはずだ。市販のWEBページ作成ソフトを使いながら、このような凄い点数を出すとは筆者としては信じられない。個人的見解で申し訳ないが、カップラーメンをまずく作るほど難しいことだと感じる。 TOPページからしてこれであるが、国沢氏のページの内部構成はさらに酷いのである。最初に「乗り物の記事」から見ていくことにしよう。このファイル名はmenu.htmlである。 |
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タイトル: [索引ページ]
2002年8月12日修正 日本車の衝突安全基準の目安。衝突基準の内容を発表したり、取材でデータを入手出来たモデルについてのレーティング。新しい情報が入る度に修正しています。ちなみに☆☆☆☆☆☆は「世界トップクラスの衝突安全性を持つ」。☆☆☆☆☆「2002年の目標値レベル」。☆☆☆☆「64kmオフセット衝突に対応した上、安全と思われるフルラップ衝突水準にある」。☆☆☆は「60km相当のオフセット衝突基準をクリアし、安全と思われるフルラップ衝突水準にある。☆☆は「一応オフセット衝突を意識し、安全と思われるフルラップ衝突水準を有する」というもの。側面衝突については98年10月以降の新型車は全車50kmの側面衝突基準を満たしているハズですので、参考程度にしています。☆☆☆以上の評価がついているクルマなら現在の水準にあると考えていいと思います。 ☆☆☆☆☆☆ トヨタ イプサム/ウィンダム/カムリ 日産 スカイライン/ステージア ☆☆☆☆☆ トヨタ ist/カローラ/スパシオ/プリウス/ノア/アリオン/プレミオ/マーク2/ヴェロッサ/ブレビス/エスティマ/アルファード/クラウン/セルシオ 日産 セドリック/エルグランド/マーチ ホンダ シビック/ストリーム/ラグレイト/インテグラ/インサイト/CR−V/アヴァンシア/S2000/オデッセイ/インスパイア マツダ デミオ/アテンザ スバル インプレッサ/フォレスター |
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気がついた点から指摘していこう。
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タイトル : [最新ニュース] |
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F1やWRCの情報でもあるのかと期待して行けば「業界の最新ニュース」のページになるのだ。そば屋に入ったらフランス料理が出て来たようなものである。しかもここにはTOPのコラムのバックナンバーまである。ついでにボルシチまで出て来たような感覚だ。 そしてまたも意味のないラジオボタンがある。ニュースとしていながらあまりにも古い情報ばかりなのは、もはやご愛嬌である。 更に次の「耳より情報」に目を移すと、ここでもファイル名はなぜかcarcare.htmlである。 |
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タイトル: [カーケア講座]
国沢光宏推奨の修理さんや磨き屋さん、用品の情報
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「耳より情報」のリンク先の表題が「INFORMATION」であり、タイトルが「カーケア講座」。そして中のコンテンツは「国沢光宏氏推奨の磨き屋&用品の情報」となっている。このメチャクチャぶりに頭痛がしてくる読者もおられるのではないだろうか。 更に、国沢氏はTOPの表の最後に「国沢印」という項目もまた作っているのである。こちらのイメージも引用する。 |
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タイトル : [くにさわしるし] ・これだけ情報が溢れると、どれを信じていいか迷います。ここで紹介する『物』や『情報』は、私自身「欲しい/持っている」とか「使ってみたい/使っている」ものばかりにしたいと思っています。 ・対象はクルマ、ディーラー、用品、修理などのメインテナンス、修行(遊びとも言う)などを考えています。例えばディーラー(営業担当者個人でもOK)なら「国沢のHPを見たと言ってメールくれれば最大限のサービスをします」みたいになるといいですね。 ・残念ながら紹介した後、担当者が変わったり忙しくなるなどしてサービスが低下してしまった場合、リンクから外れることもありますので御了承下さいませ。今までも何軒かリンクから外しています。 ・紹介御希望の方は国沢までメール下さいませ。 |
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「耳より情報」と「国沢印」、わざわざページを分けるほどのものであろうか?
筆者は「耳より情報」の中の特定の店や用品に★印でもつけて「★はクニサワお勧めデス!(国沢印)」とでも書けば済むのではないかと思うのだが。 次の「雑文集」もおかしい。まず雑文集と言いながらファイル名がkunisawa.htmlである。 |
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タイトル: [ベストカーバックナンバー] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
タイトルが[ベストカーのバックナンバー]、中身はベストカーのみではなく、afやらavやらRVマガジンやらの記事の五目煮状態である。これもまた整合性とか整理などとは無縁の構成となっている。それと、後半だけ表になっているのはいかなる理由があるのだろうか? 次の「知っておくと便利」についてもファイル名はgallery.htmlである。 |
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タイトル:[国沢のお気に入りギャラリー] 知っておくと便利です。 (略) |
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タイトルが「国沢のお気に入りギャラリー」となっているが、そして中身は過去に国沢氏が雑誌等に書いた記事などである。これはgallery(展示場)ではなく、library(書庫)ではないかと筆者は思うのだが。 少しとばして、日記「国沢光宏」に目をむける。日記なのになぜかファイル名はprofile1.htmlである。 |
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タイトル:[プロフィールをお教えしましょう] 10月15日 7時に起きて原稿書き。(以下略) |
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ここで更に奇怪なのは、「PROFILE」と書かれた見出しの下のリンクである。まず「国沢光宏」と「自動車評論家」は社外のチャット用cgiへのリンクであるが、パスワード制限がかかっている。次の「著書など」の「ど」のみはかつてご子息名義の掲示板へのリンクとなっていた。そして、「スマート」「ネスタ」は国沢氏のページのサポートをしているgood氏のページへのリンクである。当然ながらPROFILEの下の「更新」「進む」ボタンは全く意味がない。 *** ここまで見ていただければ分かるだろうが、国沢氏のページの構成は複雑怪奇で、何がどこにあるのかすぐには探し出せないのだ。「〜については私のページをみろ」と言われても、「うちの家への道順はこれを見てね」と目印の書かれていない国土地理院発行の縮尺10万分の1の白地図を渡されるようなものでは、まったく意味がない。 総括すれば、html採点ページを使うまでもなく、国沢氏のページは落第級はおろか窓口で棄却されるほど酷い出来なのだ。週間アスキーが主催しているこどもホームページコンテストのノミネート作品の方が遥かに出来が上である。(2002.10.15現在、昨年度の入賞作品3つは見ることができる) |
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[考察] さて、国沢氏のWEBページのディレクトリ構造、及びファイル名を見てみれば、このように複雑怪奇となった原因が非常によく分かるのである。下に分かる限りその構成を表現してみた。特に日記及びTOPに注目して欲しい。赤が日記、青がTOPのファイルで、加えてこの部分だけフォントを大きくしてある。左が上位ディレクトリになり、薄緑のセルはディレクトリを示している。 |
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ファイルの整理ができていないのがお分かりになるだろうか。ファイル命名法則すらメチャクチャ、ディレクトリ(フォルダ)の構成も思い付きで追加し続けただけのような感があるし、ファイル名に”/”を用いていたりと基本すら押さえられていない。 筆者はこれらのファイルの中に「耳より情報」の草稿らしきmimiXX.html(一部の字を伏せた)というファイルを見つけることができた。これはどこからもリンクを張られてはいないので少々ルール違反だが、これを開けてみることにする。すると… |
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タイトル:[耳寄り情報] 1999.11.02 Newオデッセイ情報 ・エンジンは5L V8らしい ・ボディはフルカーボン製で車重は1,000キロを切るらしい。 ・ガラス部分は廃止され、強化ポリカーボネートに・・・ |
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・・・・・これは一体何であろうか。耳より情報などではなく、妄想情報とか子供の落書きである。 本来「耳より情報」という内容だと連想されるべきファイル名が何とも分からぬ奇妙キテレツな内容が載ったページのファイル名として使われ、そのため「耳より情報」は別のファイル名にせざるをえなかったのだ。 このような状態では、国沢氏本人がWEBページの中を完全に把握などできているはずはない。 ひょっとすると、国沢氏が冒頭のハイブリッドの見解の具体的なページのURLを示さなかったのは、示さなかったのではなく、示せなかったのではあるまいか。「いつか書いたのは確実なんだけどどこに置いたかは私も把握してないので全部見て探してくれ」ということなのであろう。 当然このような状態では訪問者が見やすいWEBページなど、夢物語でしかないのだ。 |
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[結論] ● 美味しい料理は清潔なキッチンから 厨房の乱れは料理の乱れ、とはよく言われる。美味しいものを食べてもらおうと思うならば、まずは厨房を奇麗にするべきなのだ。それは物理的に清潔になるということだけではなく、精神面に与える影響も大きい。雑然とゴチャゴチャしてる状態では、どうしてもいいかげんな気持ちが出てきてしまうのだ。 kunisawa.netは残念ながら泥縄ページの印象はぬぐえない。国沢氏はいずれ誰かに頼んで全面的に作りなおしたいという意向があるようだが、まさにその通りで構成から見直さねばどうしようもない、公開に値しないページなのだ。 手始めに構成を変更するなら、ディレクトリ(フォルダ)構成は例えばこのようにすべきではないか。内容や文章の変更は基本構成の変更後でもよい。とにかく、何がどこにあるのかということだけでも、作成者がすぐに把握できなければお話にならない。 |
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もっとも、カオスを楽しむためなら、今の国沢氏のページのままでもいいのかもしれないが・・・。 それが国沢氏の望むものかどうかは筆者の知るところではない。 |
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(β0−1版 2002.10.16)
(β0−2版 2002.10.17)
(1−0版 2003.03.12)
(1−1版 2004.11.01)