いかに自分たちにだけ都合がいいことしか言っていないか、お分かりになるだろうか。

「書き込み時間やＩＰポイント（ＩＰアドレスの間違い）が近いから１人多役と判断して削除」というのは、Internetの仕組みを理解できていないと言わざるをえない。また「識別番号」の提案を拒絶したのも、その番号制度自体が低レベルなのではなく、掲示板主催者及びサポートチームがその番号制度を作るスキルがないだけの話と思われる。
更に「サポートチーム外部監査員」というハンドルなど悪質な冗談としか思えない。

このような大量削除は2-3節でも挙げる誤字の指摘でも行われたのだ。以下の引用で、消された理由も分からない参加者の苛立ちも理解できるだろうか。

削除された発言の責任を求められているのだが、その組織は「個人としてではなく、組織として意思表示」をしていると過去に明言している。

さすれば責任は組織の長たる国沢氏のところにいくのはあたりまえである。しかしその長が「おれはしらん」と言うのだ。 これを責任逃れと言わずして何というのか。

[考察]

●　サポートチーム制度の欠点

冒頭であげたサポートチーム制の欠点の１つは、顧客からサポートの人の顔が見えなくなることである。それゆえに、サポートチーム制をとっている企業でも、できるだけ最初に対応した人を割り当てる半専属のようなことをしているところもある。

しかしkunisawa.netではこの「サポートの顔が見えない」ことの特性を自分たちの有利なようにしか使っていないのだ。サポートメンバも誰か分からない、規則も曖昧なもの、そして誤爆の責任もとろうとしない（しかも参加者に弁護される始末※）し、なにより責任者が掲示板での出来事に知らんぷり。それでも理由の分からない、誰がやっているかもわからない発言削除は続いている。参加者にとっては誠に不気味である。

※　その弁護した参加者自身がサポートチームのメンバーということもあり得ることは言うまでもない。

もちろん削除したら「なぜ削除した？」と攻撃されることもあるだろう。それを避けたい気持ちはわかる。だが質問を相手の目線で受け止め、非があれば素直に謝罪すればほとんどの相手は分かるものだ。ほんの少しの譲歩だけでもまるで違う。「うちは間違ってないよ。使い方が悪いんじゃない？」といった対応にも似たkunisawa.netのサポートチームの言動はサポートとして最低最悪である。彼らは、クレーマー対応を誤った東芝を決して笑うことはできないのだ。

[結論]

●　削除理由は公開すべきである

この件の結論はただ１つ。何度もkunisawa.netでも２ちゃんねるでもされてきている指摘の繰り返しになるが、誰がサポートチームのメンバーかという点と、実際に削除を行った際の履歴と削除理由くらいは公開すべきなのだ。もし本当に明確な基準で削除しているのならば、これらを公開してマイナスになることなど無いはずである。

しかしこのように陰でコソコソとしているだけの管理であれば、実際はそうではなくとも「自分に都合がいい発言しか掲載されない」と疑われてしまってもしかたが無い。もし多くの車好きの憩いの場としての開かれた掲示板を国沢氏が望むのであれば、このような「独裁」を疑われるのは大いにマイナスであるはずだ。

事実、「国沢氏の掲示板は『主宰者に都合がいい発言しか載らない独裁掲示板』である」との風評は、筆者がこのページを作成する前から２ちゃんねる以外でも見られた。風評が広がるのは速い。国沢氏を知らない人に対し、国沢氏は自動車評論家ということよりも独裁掲示板の管理者というイメージが強く伝わってしまいかねないのである。

しかし、それ以前にたかが個人開設の掲示板である。何人もサポートをしなくてはならないほどの書き込みがあるのかというと、かつてはそれほどの書き込みもあったようだが現在はそうでもない。問題がある書き込みがあったら国沢氏本人が削除した方が無用なトラブルを引き起こさないのではなかろうか。

もっとも、逆に自分を賞賛してほしいがために自分に都合がいい発言しか載せたくない、削除の責任もとりたくない、という目的であれば国沢氏の掲示板は理にかなっている（そのデメリットを考えなければ、という前提はあるが）。

当然ながら、国沢氏が「開かれた掲示板」を目指しているのか、「国沢氏に従順なイエスマンを取り込むための掲示板」を目指しているのかは、国沢氏本人にしか分かっていないことであるが。

いや、もしかすると、もはや国沢氏本人も掲示板を開設した目的を見失っているのかもしれない。