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3−1−3 追突 

[序文]

筆者が自動車免許を取得するために教習所に通っていたのは、もう15年以上も前のことになる。小学生時代からスーパーカーブームの洗礼をうけ、内緒ではあるが(とはいえもう時効だが)既に田舎の田畑で乗用耕運機を乗り回していた筆者にとって、自動車の操作系など分かりきったものである。それゆえ教官もそれなりの扱いをしてくれたようだ。路上教習でパッシングしての追い越しを体験した人は恐らく少ないだろう。教習車に追い越された車も仰天しただろうが(苦笑)。
そんな路上教習中のことだ。ある交差点で赤信号になったので停止した。そして信号が青に変わったので発進しようとしたら、いきなりお年寄りが歩行者用赤信号を無視して筆者の目の前を渡り始めた。既に動き始めてしまっていた筆者は「うわっち!」と急ブレーキをかけてしまった。幸いにしてすぐに止まれたのだが、そこで一拍置いて教官が言った。

「・・・ん?なんで急に止まるんだ?」

なんと教官は半分寝ていたらしいのである。
教官は「例え信号が青でも周囲の状況をよく見ておかないといけないぞ。急ブレーキはいかなる場合もしてはいけない」と言った後で「いや〜疲れが溜まっててな」などと本音を漏らした。加えてどうも筆者の前に教習をした人物が緊張無しでは乗れない運転をする人物であったらしい。その後に少しは気が抜けそうな生徒がきたのでつい・・・といったところか。
誤解を生じるかもしれないので付け加えておくが、筆者は近視の上に動態視力も悪く運動音痴のため「速く走る」という願望は叶わぬことは免許取得後数ヶ月で悟ってしまった。(笑)いまやどう見積もっても中の下程度のヘタレな腕であろうと思っている。幸い事故らしき事故を起こしたことはないのはまだ救いである。
[経緯]

そもそもこの話題は伏木氏から持ち出したものである。ある日、伏木氏は日記に以下のようなことを書いた。
10月7日
晴れのち曇り。名古屋。(略)
夕食後馴染みのある顔ぶれとナイトキャップということになった。世界中を飛び回っている人ばかりの集まりだから、当然話のバリエーションは豊かである。そんな中で、ん?となる話が耳に飛び込んできた。

国沢先生へ。リヨンではなかなかインパクトのある経験をなさったようで。先生のことを良く思っていない同業者が多いようなので、くれぐれも気をつけてもらいたい。伝聞を真に受けるわけには行かないので、折りを見て真相を聞かせてほしいなあ。

(動遊倶楽部より引用)
少々意地の悪い質問に見える。「先生のことを良く思っていない同業者が多いようなので」のくだりなどは凄い表現だ。が、これは国沢氏が経験したことが相当な悪評となって業界に蔓延してるよ、ということを言いたいのだと解釈した方がよいと思われる。そしてこれに対して国沢氏からの以下のような返答があった。
10月7日
こんなの出てましたよ、メール読んだら、伏木センセが日記にリヨンでナニか凄い体験したみたいだからが真実を教えろ、と書いているそうな。同業者から聞いたらしい。お答えします。オーストリア人の誰だかが乗ってるフリーランダーの後ろを70キロくらいで走行中、先行車が突然急停止! その先がコーナーだったため
通常のブレーキかと思ったので判断遅れ、止まりきれずにドン(衝突時の速度は10キロ程度)。普通の車間距離で急ブレーキ掛けられると、物理的に止まれない。だからこそ道交法ではみだりに急ブレーキ踏むと、信号無視や一時停止違反と同じ罰則になっている。なんせ全く交通量なく、おまけに先行車は同じ試乗会に来ているジャーナリスト。ガラガラの道でストップランプ点いても、こちらは急ブレーキ踏まないですから。ちなみにオーストリア人の隣にはランドローバー社の技術者が乗っており、あきれていました(何で急ブレーキ踏んだのか判らない、と言っていた)。こちらのクルマにも4×4マガジンの方が乗っており、これまたあきれていました。 事情を聞いたランドローバーのスタッフに「まぁ気にしないで。ケガが無くて良かったですね」と慰められた次第。以上。 これがどう伝わったのか知らないけれど、きっと尾鰭がついて、凄いコトになってるんだろうなぁ。

kunisawa.netより引用)
同様の文を伏木氏の掲示板にも書き込んでいたように筆者は記憶している(一部、「知らなかったのですが急ブレーキ踏んでもすぐには止まれないんですね」というジョークが含まれていたように思う)。考察は後ですることとして、この書き込みに対し伏木氏の掲示板では辛辣な意見が次々と出され、結果として国沢氏は伏木氏の掲示板にはいられなくなってしまった。これこそが、今も続く伏木氏の掲示板での国沢氏に対する散発的な皮肉や誹謗の始まりなのである。

さて2ちゃんねるには自動車業界・マスコミ業界の方も書き込んでいるというのは衆知の事実である。この件に関してもいくつか書き込みがあった。
726 名前: 出版関係者 投稿日: 2000/10/11(水) 21:39

例のカマ掘り事故について聞きました
何でも、前の車がのろのろ走っていたので、右ウインカーを出してホーンを「プップッ」と鳴らして抜こうとして加速した瞬間に急停止されたそうです。
エアバッグこそ膨らまなかったものの、フロントはぐしゃぐしゃに潰れて自走不可能だったそうです。
同乗者は少しムチウチ気味になったとか。事故の後あれこれと弁明する国沢サンが見苦しかった模様。




161 名前: 名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日: 2001/03/16(金) 09:29

そういえば国沢ってFIATグループの超豪華海外試乗会には呼ばれないね
代わりに並行屋の車を、都内でシコシコ試乗してた
その怨念からか、「正規右ハンドルは全然ダメ、現地仕様最高!」って
露骨なかき方してますね。
あくまで推測ですが、「○○○事件」と関連ありかな?

(筆者注:原文は少々問題がある内容であったので伏字にした)


163 名前: 161 投稿日: 2001/03/16(金) 12:21

>161
あと気になるのは、LRとLRHにどうやって侘びいれたんだろうな?
糖尿のOさんかなり怒っていたし、最後まで現地で対応のしたのは
LRHの人間だからね。警察関係も「なんとかせい!って逆キレされてたし」
今年になってOさんが病に倒れたので、ちゃっかりそ知らぬ顔で試乗会に来たのかな?
だとしたらLR広報もなめられたものだ。


164 名前: 161 投稿日: 2001/03/16(金) 12:38

>163
そういえばフリーランダー発表会でみかけなかったから、
雑誌経由で勝手に試乗会に来た説に一票!

(過去ログ保管所@国沢親方より一部編集して引用)
これらの書き込みの信憑性については読者諸氏の判断にお任せするが、事実としたら業界内では相当なひんしゅくを買った事件であったのだろう。伏木氏が「よく思っていない人も多いようなので・・・」と言ったことも肯けるのである。

[考察]

一般に、追突時の過失割合は以下のようになっている。

http://www.morningstar.co.jp/finance/c_ins/index4.htm

いちがいには言えないが、よほど前車に問題がない限りは、追突した車にも過失があるとみなされると思っていいだろう。

さて、そこで国沢氏の言い訳であるが、「自分には全く落ち度はない」という観点での弁明であることが一目にして分かる。まあ、これは事故をした人間であれば大半はそう主張するものだが(苦笑)、それは過失割合で少しでも自分が有利になるためであるから、頑強に自分の正当性を主張するのは手法としては理がある。

それを念頭に置いても、国沢氏の書き込みはなんとも見苦しく、「みっともない」ように感じる。 その原因の1つは、筆者も含めた読者の中には国沢氏が自動車ジャーナリストを名乗っているという先入観があるためであろう。国沢氏は、自身の掲示板でも事故を起こした(事故にあった)方の相談にものったりしている。中には「その条件は厳しいです」など、客観的視点を思わせるアドバイスも当然ある。 そういうアドバイザー的な仕事(?)もしている方が、自分がおこした事故について徹底して主観的な弁明に終始しては、第三者の事故に関して客観的なアドバイスができているのかと甚だ疑わしく感じてしまってもしかたのないことであろう。もっとも当自者だからこそ客観的に見られないのだという意見もあろうからいちがいに言えないが。

しかし、「みっともない」と感じる最大の原因は、必要以上に多すぎる言い訳のためではあるまいか。ここまで「これでもか、これでもか」と言い訳(しかも主観的)を詰め込まれると、逆にうさん臭くて「やっぱ貴方が悪いんじゃないの」と読者に感じさせるのだ。

具体的に、不要な部分と必要な部分を考えてみよう。

普通の車間距離で急ブレーキ掛けられると、物理的に止まれない。だからこそ道交法ではみだりに急ブレーキ踏むと、信号無視や一時停止違反と同じ罰則になっている。

これは考察するまでもなく全く意味のない文である。

なんせ全く交通量なく、おまけに先行車は同じ試乗会に来ているジャーナリスト。ガラガラの道でストップランプ点いても、こちらは急ブレーキ踏まないですから。

これは単に国沢氏個人のその場での主観にすぎない。他の人なら踏んでいた可能性は大である。一般化するには無理がある。

ちなみにオーストリア人の隣にはランドローバー社の技術者が乗っており、あきれていました(何で急ブレーキ踏んだのか判らない、と言っていた)。

同乗者はしょせん同乗者にすぎず、参考意見にしかならない(その時はぼーっとしていた可能性も大)。肝心の運転手の話を聞いた上でなければ、このようなコメントは無意味である。

こちらのクルマにも4×4マガジンの方が乗っており、これまたあきれていました。


「何に?誰に?どの情報を得た時点で?」あきれていたか明記されていない。かつ、これは国沢氏に対するポーズの可能性も大である。よってこれも意味がない。

事情を聞いたランドローバーのスタッフに「まぁ気にしないで。ケガが無くて良かったですね」と慰められた次第。

恐らく同様の内容をオーストリアのジャーナリストにも言っているはずなのでこれも意味がない。

こう見ると、半分以上が客観性の欠けた意味のない弁明である。更に国沢氏は1-2等で見られるように、普段の返事は実に短い。しかしこのような弁明だけはやたらと冗長なのである。それがゆえに見苦しさが際立ってしまうのであろう。
普段通り?単に事実だけを簡潔に述べた方が遥かにましだったのではあるまいか。


[結論]

●過ぎたるは及ばざるがごとし

いやしくもジャーナリストや評論家を名乗る人間は客観的視点を持たねばならない。それができない人間は三流コメンテーターにすぎない。
自動車ジャーナリストを名乗るならば、たとえ自身が起こした事故に関しても、公の場で言うには客観的視点にたった方がよいだろう。自己弁護をするなとはいわないが、いきすぎた保身は逆に身を滅ぼしかねないということも肝に命じるべきである。せいぜい、この程度でよかったのではあるまいか。
10月7日
「こんなのがありましたよ」という表題のメールが来たので読んだら、伏木センセが日記で「リヨンで国沢センセイがナニか凄い体験したみたいだからが真実を教えろ」と書いているそうな。同業者から聞いたらしい。んじゃお答えします。オーストリア人の誰だかが乗ってるフリーランダーの後ろを走行中、先行車が突然急停止! その先がコーナーだったため、ただの減速ブレーキかと思ったので判断が遅れ、止まりきれずにドンと追突しちゃったんです。で、フリーランダーはエアバッグこそ開きませんでしたが(速度がかなり落ちてたので)自走不可のトホホのホ。ワタシはピンピンしてますが、同乗者(4x4マガジンのヒト)は軽いムチ打ちになってしまいました。以上。これがどう伝わったのか知らないけれど、きっと尾鰭がついて、凄いコトになってるんだろうなぁ。どんなウワサになってました?
(^_^;)
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(β0−1版 2002.11.4)