5−1 更新頻度 


WEBページ管理者の大きな悩みの1つは、「いかに訪問者を増やすか」であり、「いかに訪問者をつなぎ止めておくことができるか」である。このための方法は「有用な情報を定期的に掲載する」か「何かを頻繁に更新する」ことである。
もちろん有用な情報を頻繁に更新するのが理想であるが個人の力でそれができるわけはないのは自明である。

国沢氏が完璧に近いのは日記の更新である。海外試乗や休暇はともかくとして、ほぼ毎日のように日記ページを更新している。特に何もしてはいなくとも、自動車とは関係のないTVのネタにまで触れて、何かを書き続けようとしている継続心だけはすばらしい。日記とは、1日でも中断すると一気にやる気がなくなってしまいがちなものであるから、1999年の開設以来、いまだ続いているのは天晴れと言う他ない。
内容に関しては大いに疑念を抱かせる面があることは否めないが、継続しているという努力だけは素直に認めざるをえないであろう。

5−2 読者とのふれあい

2-1にて既出の「ふうのページ」などを見てみると、国沢氏はこれまでに実に多くの飲み会、走行会、バーベキュー、スキーなどなどのオフラインミーティングを開催していることがわかる。更にカートを共同購入し、週末などに読者と楽しく走っている。
WEBは距離が離れた人同士が地位や時間に関係なく触れあえる場所であると同時に、見知らぬ人同士がアイボールで触れあうきっかけを作る場でもある。後者の立場で考えると、国沢氏は自身の掲示板で十分その役目を果たしていると言えるだろう。他のWEBページを持つ自動車評論家は、ほとんどがWEBを自分の意見の発表の場でしか使っていないのだから、このような行動を起こしている点に関しては独自性があり、評価されてしかるべきである。
[結論]

kunisawa.netのいい面を探してみたが、筆者の力不足の面も大いにあるとは思うがこのくらいしか見つけることができなかった。読者諸氏のうち、もしこれ以外にもあると指摘できる方はぜひご意見を寄せて欲しい。あからさまな誉め殺しでみない限り掲載させていただく。

もっとも上の2つの利点についても「動機が不純であるから意味がない」と指摘する方もいるだろうが・・・。
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(β0−3版 2002.10.10)