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7−2 ワタシが間違いだろうか?      −コンセント拝借−

近年はファミリーレストランでも使い捨て型のお手ふきを置いてあるところも多くなった。その上、店員削減の影響もあるのだろうが、これらは「ご自由にお使いください」と、ドリンクバー脇にまとめて置いてある。

家族連れで、しかも小さな子供がいるとよくこぼすので、通常のおしぼりであればともかくこのような使い捨てのお手ふきでは1枚では足りず、とはいえテーブルの紙ナプキンでは大量に使ってしまうので、何枚か余分に持ってきておく。 しかし、幸い?それを使うほど子供が汚さなかった場合、使い捨てのおてふきは余ることになる。それをまた元に戻すのがマナーなのであろうが、それも面倒くさいので、テーブルの上に置きっぱなしにするか、持っていたら使うかもなあ、とバッグにしのばせてしまう方もいるのではないだろうか。

このお手ふきはその店内で使う目的で置いてあるもので、それ以外の用途で使うために持ち帰ると、厳密には「窃盗」になってしまう。だが、店もそこまで厳しいことを言うと、その客は来なくなってしまうため、あまりに酷いものでなければ(1〜2枚程度)黙認しているというのが現状であろう。

(もっと凄い人になるとドリンクバーのガムシロップや割り箸や楊枝まで(!)大量に持ち帰ってしまう人もいるようだが、さすがにこれはいかがなものか。)

だが、このような行為をしている人は、そのほとんどがどこかに後ろめたい気持ちを持っているものであり、このような行為を話題にする時も「俺ってケチだよなあ(笑)」などと
自嘲混じりになるものである。それを聞いた人も、その自嘲を感じると、その人に対しての不快感はかなり軽減されて一緒に笑える。 だが、その自嘲がまったくないと読者はどう感じるのであろうか。

●バッテリーが切れた

「持ち歩けるパソコン」として、B5サイズのノート型PCは日本では根強い人気がある。 そのノートPCの最大の問題は屋外での駆動時間である。かつてのノートPCには緊急用に乾電池を使用できるものもあったが(ThinkPad220、230など)、これはi80386/486という比較的省電力で、また液晶も16階調モノクロの時代だからであって、現在のように満艦装飾のパワー食いの機種では、専用のリチウム電池などでなければとても使えない。

現在は各社とも燃料電池などで駆動時間を伸ばすべく努力しているが、それでもやはりバッテリー切れは発生する問題で、これを解決するには、こまめにバッテリー残量をチェックすることと、予備電池を持ち歩くというのが最良の方法なのであろう。

さて国沢氏は世界を股にかけたジャーナリストであるので、当然ながら原稿執筆と通信用にノートPCを持っている。PC関連の詳細については別の節で触れるとして、彼は飛行機の機内や空港のロビーやカフェなどで「ぱかっ」と開いてよく原稿を打ったりしているようである。

2001年12月18日 

3時に起きて仕事。5時くらいから再び雪が激しくなったため、予定を1時間早め6時に出発することにした。ウィスラーからバンクーバーまでは、東京と越後湯沢くらい距離(約180キロ)。通常で2時間少々だから、11時の飛行機にゃ間に合うでしょう。
(略)
JALは今日も満席らしく、チェックインカウンターは長蛇の列だ(持ち込み荷物のチェックが厳しいためで、仕方ない)。こら出発、伸びるだろう。ラウンジで原稿書いてると、やっぱり遅延に。結局1時間遅れの12時に出発。機内でB777のミニチュアモデルを購入。JAL017は快適なフライトで日付変更線を超えた。

飛行機の中はけっこう仕事が進みます。

(kunisawa.netより引用:肖像権に配慮し写真を一部加工)
それが本当に必然性があるものか、それとも格好をつけたいだけなのかどうかの問題は別として、ある日、そのようなことを行っていたら、ノートPC固有の問題が発生してしまった。その結果、彼がとった行動は、誰しも考えてしまうことなのだが、実際にするかどうかは微妙な行動であったのだ。

百歩譲ってそこまではいいとして、そのことを報告した日記の表現がまずかったのである。
2001年7月3日 

新宿のパークハイアットでお昼食べながら打ち合わせ。ここの52階のレストラン、なかなか美味しい。知りませんでした。終了後、韓国出張のチケットを受け取りに新宿のJALに行く。それにしても暑い! 
さらにJRに乗って四谷。モンゴル旅行の下見。聞けば行こうとしてる日の参加希望者は、ワタシとムスメの2名だけ。夏休みのド真ん中といっていい時期なのに! もっとモンゴルに行かなアカンと思う。今週中に日程決める予定。
メール送るべく四谷駅にあるコーヒーショップに入り、LOOX立ち上げたらバッテリーが心もとない。コンセント有ったのでACアダプター使ったら、マネージャーみたいなのが来て「ウチのコンセントだから使うな」と、抜きそうになった。おいおい! そんなこと言われたの、初めて。確かにコーヒー屋のコンセントかもしれないけど、使ったって1円に満たない。それくらいサービスしてもいいのでは? 
ワタシが間違いだろうか? まぁ2度と行くまい。さらに新宿に戻って打ち合わせ。 

(kunisawa.netより引用)
この日記からは、彼はカフェのコンセントを勝手に使用したことについて、あまり悪びれていないことが読み取れる。

ここでのポイントは、国沢氏は店に断りも無く勝手にコンセントを使ったという点である。
別のケースを考えよう。例えばドライブ中に急に子供が尿意をもよおし、どこかでトイレを借りようとした。たまたまパチンコ店があったので、そこに入ってトイレだけ勝手に借りて出て行こうとしたら、店員に呼び止められ「客でもないのに勝手に使うな」と言われたとする。

「それくらいサービスしろ」と言いたくはなるが、パチンコ店はパチンコをする客に対してトイレを用意しているわけだから、それ以外の目的で使用した場合は厳密には「住居等不法侵入罪」になってしまうかもしれない。

しかし、これがあらかじめ店員に「すみません、子供が急にトイレに行きたいと言ってるので、貸していただけませんか?」と断ればどうであろうか? この場合は、相手の意向をうかがっているわけであるから、貸してくれると言えば心おきなく借りることができる。それに人間の心情として、このような場合に「嫌です」などとはなかなか言えるものではあるまい。当然終わったらちゃんと礼を言うべきだし、時間があれば100円だけでも遊んでいけばBetterである(はまってしまうかどうかは筆者は責任をもてないが)。

さて、そこで国沢氏である。彼が出さなければならなかったメイルがどれほど緊急のものであったのかは推測するしかないが、もし仮に緊急を要すもので、かつバッテリーが心もとなかった場合、ここで彼がとるべきであった行動は、お店の方に事情を説明してコンセントを使っていいかどうか尋ねることであったことに疑問の余地はない。
理解ある店員であれば貸してもらえるだろうし、ダメならダメで先方に電話をしてその旨を伝えておくなりできる(言い訳できる)であろう。 そしてもし快く貸してくれたのであれば、カフェを出る時に礼を言うのはもちろん、電気代として10円でも渡すなどの礼儀は必要なのではあるまいか。

たったこれだけのことで店員の心証はまったく違ったものになるのだ。

● 反省の弁

国沢氏の行動についての考察は以上であるが、この件で彼がまずかったのは「ワタシが間違っているのだろうか?」などとまるで反省していないかのような捨て台詞を書いてしまったことである。 この
開き直りともいえる発言こそが、彼が折にふれて笑われてしまう原因なのである。

せめて、こう書くべきだったのだ。
2001年7月3日 

新宿のパークハイアットでお昼食べながら打ち合わせ。ここの52階のレストラン、なかなか美味しい。知りませんでした。終了後、韓国出張のチケットを受け取りに新宿のJALに行く。それにしても暑い! 
さらにJRに乗って四谷。モンゴル旅行の下見。聞けば行こうとしてる日の参加希望者は、ワタシとムスメの2名だけ。夏休みのド真ん中といっていい時期なのに! もっとモンゴルに行かなアカンと思う。今週中に日程決める予定。
メール送るべく四谷駅にあるコーヒーショップに入り、LOOX立ち上げたらバッテリーが心もとない。コンセント有ったので
コッソリACアダプター使ったら、マネージャーみたいなのが来て「ウチのコンセントだから使うな」と、抜きそうになった。あちゃ〜。やっぱマズかったか。ショボーン。さらに新宿に戻って打ち合わせ。 
まあ、以下の記事を見れば誰の目にもコンセントの無断拝借がどういうことかは分かるであろうが。
駅の電気、パソコンで無断拝借…会社員を書類送検へ

 JR名古屋駅構内のコンセントを無断使用したとして、愛知県警が、神奈川県在住の男性会社員(25)を窃盗容疑で事情聴取していたことが17日分かった。電気代は1円程度というが、県警は「電気の無断使用は立派な窃盗罪」として、近く男性を窃盗の疑いで書類送検する。

 調べによると、会社員は12日午後3時ごろ、名古屋市中村区の同駅構内の公衆電話台で、ノートパソコンを使った際に、足元の清掃用コンセントから約5分、電気を無断で使用した疑い。警戒中の県警鉄道警察隊員が発見した。

 男性は出張中で、「
会社へメールを送ろうとしたところ、パソコンが充電不足だった。コンセントが目に入ったので、つい使ってしまった」と話しているという。(読売新聞)

[2月17日11時58分更新]


(Yahoo!ニュース より引用)
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