×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。

7−6 ややや! プラスにもアーシング      −恥の上塗り−
● おまえ、後ろに何か憑いてるぞ・・・


世の中には「霊感」の強い人がいる。 この人達は、普通に生活している人には見えないものが見えたり、聞こえないものが聞こえたり、感じないものが感じられるという。
筆者は霊感が強い方ではないのだが、知人に1人、このような者がいる。 彼も四六時中そのようなものが感じられるわけではないらしい。曰く、
「なんというか、波長を合わせるというのかな、そういうふうな気持ちにするとぼんやり見えてきたりするものがあるんだよ」ということである。

しかし霊感のない我々にとっては、このようなことを言われてもピンとこない。 それは、これらの現象の理屈が分かっていない上、一部の者しかその現象の当事者となりえないからである。理論が分からない以上、現状では、超常現象の伝道師は分かったようなこじつけ混じりの説明をするしかない。
もし将来、現在超常現象として扱われているこれらの事象が科学的な理論で再現性がある説明もできるようになれば、我々が超常現象に抱く不気味さや興味といったものも変わるのであろう。もちろんこれらの現象がすべてハッタリであった場合も含めてであるが。

● アーシングの基本原理

一時期、一世を風靡したお手軽チューニングのアーシングであるが、2005年にはかなり下火になっているようである。もちろん行う人はまだいるのだが、雑誌でとりあげられることも少なくなったように感じる。

しかし2000年から2002年頃にかけて、「アーシングブーム」ともいえる現象が起こっていた。「効果がある」「いや、ない」との賛否両論が、インターネット上でのあちこちの掲示板で火花を散らせていたことを覚えている方も多いのではないだろうか。


さて、いまさらではあるが、ここで筆者が理解しているアーシングの原理を簡単に説明する。ただし筆者も実はさほど電気回路に詳しいわけではないので、そこはご了承願いたい(なにしろ電気回路が苦手なので機械系を選択したのだから(苦笑))。

まず図1は単純な電池と電球の配線図である。ここで配線されている線は銅線で、銅線自体の抵抗は無視できるとすると、電球は十分な明るさで点灯する。



図1
しかし自動車の電装品は多いので、この状態を電装品をすべて電球におきかえて簡単に図示すると図2のようになるが、それでも配線だらけとなる。


図2
これでは配線のコストもかかるし、配線自体の重さも結構なものになる(銅は鉄よりも重い)。 そこで図3のように、ボディを利用して配線の一部とすることで配線の約半分を省略することができるのだ。


図3
しかし、大半の自動車のボディは鉄である。表1に代表的な金属の性質を示すが、鉄は銅やアルミに比べて電気抵抗が大きい。さらには走行にともなって各種のノイズ(微振動等)の影響もうける。このような影響は設計時に当然考慮はされていて必要十分な電流が流れるようにはなっているが、それでも、これらの要因が抵抗となって、銅線を直接配線したものよりは若干電流は流れにくい(図4)。では、特定の電装品へ多く電流を流したい場合、どうすればよいのだろうか?
融点
比電気抵抗
μΩ/cm
比重
1539 8.71 7.9
1083 1.55 9.0
アルミ 660 2.50 2.7
961 1.50 10.5
チタン 1820 4.20 4.5
表1: 代表的な金属の特性





図4
ここでたとえばマイナス側の配線をボディの適切な部分に追加してやるのだ。そうすると電装品へのマイナス配線の抵抗が減ることで、電流が多く流れることになり、図5のように電球も明るくつくようになる、というわけである。またボディのノイズの影響も減るため、電装品の動作が安定することもあるかもしれない。 これが、アーシングの基本原理なのだ。


図5
このように理屈としては通っているアーシングだが、効果を疑問視する反論も当然ある。挙げるとキリがないのではあるが、「その程度で顕著な効果があるものならメーカーが既にやっているはずだ」や「電流が多少多く流れたくらいでそこまでの効果は生じない」「おかしな配線はむしろ危険」「ケーブルを追加するならまず接点を掃除しろ。それで効果は同じだ」など、様々である。

結局この論争はどこまでいってもキリがないのであるが、エンジン内部に手を加えるよりも安価で、ガソリンタンクに入れる怪しげな棒とか、ボディに貼るだけで剛性があがる鉛板とかの怪しいチューニングパーツよりも遥かに理屈は通っているので、まあ肯定者も否定者も「(ライトが明るくなったりと)効果があることもあるのでやりたい人はどうぞ」という最終的な落としどころにおちついている感もある。
● アーシングは効果があります

さて、このお手軽チューニングのアーシング、国沢氏は意外にも(?)最初はまったく信用していなかったようだ。まあ、確かにバッテリーからの配線を追加しただけでパワーがあがったなどということをすぐ信用するようでは、家の中が壷や黄色い財布だらけになってしまうので、それはごく普通のことであろう。

しかし、ある日、懇意にしているポリッシュファクトリーの及川氏がレガシィに行ったアーシングを体験して以来、考えがコロッと変わってしまったのである。その経緯を彼の日記で追ってみよう。
2001年7月20日 

(略) 夕方家に戻って原稿書き。夜、及川さんが「レガシィに乗って欲しい」と来宅。
ハンドル握るとハッキリとトルク太くなってるでないの。ブースト圧のコントローラーでも付けたのかと思ったら、アーシングしただけだという。おいおい! こんなに効くのか? こら驚いた! 音まで違うのだ。ボンネット開けたら9本アース引っ張ってある。来週300SEのアーシングをやってみることにしました。 

2001年7月27日 

午前中ヴェロッサの試乗して高崎まで。スタイルさえ考えなければいいクルマだと思った。高崎から新幹線で湯沢まで行き、アーシングの取材に使うネスタを運ぶ。
(略)
ひぃひぃ言いながら、それでもアーシングしてもらうため所沢のポリシュファクトリーに寄る。ネスタのシートはそれほど悪くないことが判明。
アーシングの効果のほどはベストカーにて。「効いてるかもしれない」でなく、ハッキリ加速タイムにも出るほど効きます。自宅に戻る頃には痛み最高潮。仕事も出来ずダウンざんす。 

2001年7月29日 

(略) 今日は夕方からムスメのバレエの発表会。大きなクルマだと難儀だからネスタで行く。
アーシングの効果抜群! クルマが軽くなったみたいだ。エンジン音もグッと良くなりキモチいいです。明後日は300SEもアーシングする予定。果たして輸入車はいかに?  (略)

2001年8月1日 

まずは所沢のポリッシュファクトリーに行き、ベンツ300SEのアーシング作業の取材。マンガ担当アカイ君、今日も2時間遅刻す。気温38度の中、だらだら汗を流しつつ12時に終了。効果あるか不安だったものの、
走り出した瞬間からハッキリ解るくらい中速トルク太った。アーシングは「一世代前の輸入車だと効果的」という意見多いけれど、その通りだと思う。 (略)

2001年8月3日 

4時に起きて羽田空港へ行き、5時50分のJALで札幌へ飛ぶ。 (略) ワタシの仕事は昼過ぎに終了。お寿司食べた後、読者の方と会う。アーシングしたレガシィに乗っているのでぜひ試して欲しいとのこと。
乗るとこいつも効いている。レガシィの場合、プライマリーからセカンダリーターボに切り替わるトコロの谷間が少なくなるという、非常に嬉しい効能出るから魅力的。(略)

2001年12月19日 

原稿書きやHPのアップ、メールへの返事、業務連絡、さらに10時から土曜日の取材打ち合わせなど行い、12時過ぎ、
アーシングしてから絶好調状態(エンジン音まで変わった)のネスタで越後湯沢に向かう。関越トンネル抜けたら雪なるも、快調に走って2時到着。軽自動車ながらミラーにゃ熱線入ってるし、4WDやABSのセッティングもバッチリ! 雪道はやっぱりスバルがいい。そういえばネスタ、二つリコール出てるのだけれど(キーとCVT)、忙しかったこともあってまだ対応していない。シーズン中、湯沢に置きママなので、六日町あたりのスバルで見て貰おうか考慮中。ネスタ、上げたり下げたりですけど、大いに気に入って乗ってます。(略)


(kunisawa.netより引用)
ある日を境にしての、突然のほめっぷりが分かるかと思う。

アーシングに関しては
それまでも喧々囂々の議論がおこっていたが、それは個人ユーザ間や、またアーシングを勧めるショップも絡めてのもので、仮にも報道に属する中立的立場(のはず)の自動車評論家が検証したものはなかったと思われる。そのため、筆者は前述の日記を見て、国沢氏は一体どのような公正かつ明確な検証・測定をおこなったのだろうか、と期待していたのだが…。

その「ハッキリした効果」を計測したというのが下の記事である。これは筆者の記憶ではベストカー誌の「クルマの達人になる」に掲載されたものとほぼ同文である。
最近話題のアーシングだが、先日ホンダのエンジン開発担当者に聞いたら「それ、何ですか?」だって。
簡単に説明すると、バッテリーのマイナス端子からシリンダーヘッドやオルタネーターなどに直接アース線を繋ぐというもの。
これで燃費向上し、エンジンパワーも上がる、と言われている。
信じられないでしょ? 当然のごとくワタシも信じてなかった。アース線を数本引っ張っただけで燃費向上するなら、自動車メーカーがとっくにやってると思うから。

(略)

改めて調べてみたら「効く」「効かない」両論あるみたいだ。となれば体験しなきゃアカンでしょう! 
翌日、自分のプレオ乗ってアーシングしに行きましたね。作業する前にデータを取っておく。
「効かない」という意見の多くは加速タイム速くならなかった、というあたり。一方「効く」論の場合、チカラ強くなったというケース多い。そこで全開加速とパートスロットルのデータ取った。

 (略)

 まずアクセル全開での加速は、ほとんど計測誤差程度。0〜80km加速で0、2秒差くらいだったため、顕著な効果ないと考える。アクセル全開での追い越し加速もタイム差無し。驚いたのがパートスロットルの加速だ。停止状態から80kmまで4千回転をキープして加速した時のタイム計ったら、アーシング前は低速時に多少ハンチング(カンペキに4千回転はキープ出来ない)したものの、何度も計測したトコロ22秒1〜22秒8の間に全て入った。
 アーシング後はどうか? 全て20秒台だったのだ(20秒2〜20秒7)。
むろん乗ってもハッキリとトルク太いの解る。同じく60〜80qの追い越し加速を4千回転キープで計ってみたら、やはり10%前後速くなった。全開加速時は効果ないけれど、確かにパートスロットルでパワーアップしていると考えていい。さらに翌日91年式のベンツ300SEもアーシングしたら、これまた常用回転域&アクセル開度のトルクがグッとアップしましたね。

 ということでアーシングは
間違いなく効果あると思う。トルク上がればアクセル開度少なくなるので燃費も良くなる。実際、プレオは10%程度よくなった。ただ「誰でも解るのは20%」の法則からすれば、疑えば「効かない」になるかも。また、アーシングの場所や、車種による差もあろう。価格は及川さんところが4本1万2千円。1本増える毎に2千円。BCでお馴染みの『東京自動車エンジン』は1万2千円から。連絡先は欄外参照のこと。自分でもDIYできます。

 作業は簡単ながらノウハウを必要とするみたいだ。シリンダーヘッドやボディ、オルタネーターなど6カ所に太いアース線をセットするだけ。ただアースする場所は試行錯誤が必要らしく、本数も決まっていない。やたらアースすればいいというものでなく、かといって少なくてもダメということ。最低4本くらいから、多くても10本までは必要ないそうな。
及川さんの場合、電流計で計測していた。流れないアースもあるとのこと。なんのかんの2時間くらいで作業終了。ベンツW126はエアクリーナーハズしたりしなければならず、ちょっと面倒である。

 結果はどうか? こらもう大笑いです! 
最も代わるのが常用回転域のパートスロットル。2千〜4千回転くらいのトルクだ。この回転域でのトルクは明らかに太る。いやトルクだけでなく音も違う。アクセル踏むと吸気音聞こえるようになったほど。ジツは翌日もう一台(スバルのプレオ)アーシングして、加速タイム計ってみた。するとアクセル全開での加速タイムはアーシングしてもしなくても、ほとんど変わらない。しかし中間回転域のパートスロットルで大きな違いが出ている。100km巡航している時のアクセル踏む量は確実に少ない。さらにオーディオの音質良くなり、ヘッドライトの光量もキチンと上がっている。ま、ウワサ通りの効果だということ。

kunisawa.netより引用)
正直言って、これを読んだ筆者は落胆してしまった。よりによってそんな検証方法とは・・・。

まあ、検証方法の問題点は後述するとして、とにかく国沢氏はこのようにほとんど手放しで積極的にアーシングを推奨するようになったのである。

後日、国沢氏はアーシングを勧めてくれた及川氏のところでデントリペアを行うオフラインミーティングを開催することにしたのだが、その際に希望者にはアーシングもしましょうと提案したのである(この提案自体はkunisawa.netの掲示板で行われたためログは残っていない)。
2001年11月5日 

雑誌で取り上げたデントリペアのオフ会について何件か問い合わせいただいてます。12月に入ったら第一回デントオフでも東京の練馬近辺で行う予定ですのでしばしお待ち下さい。内装を外す手間が少ないような場所にある簡単なモノならヒト凹み1万円くらいだそうです(もっと簡単ならさらに安い)。ワタシのプリウスもドアパンチやられてしまい、デントのお世話になる予定。10日に詳細をアップしますので、エントリーして下さいませ。1回につき5〜6台とさせていただきます。希望者が多ければ何回かデント親方に来てもらうつもりですから、日程合わない場合も何とかなると思います。

2001年11月22日 

デントリペアのオフ会を計画しているのだけれど、いかんせん自分自身の予定がさっぱり解らない。というのも年末進行に加え、新型車の取材や試乗なども控えているからだ。来週早々に決めますのでもうしばらくお待ち下さいませ。忘年会は12月22日の土曜日になりそう。いつもはROMだけの方もぜひ参加下さい。こちらも詳細決まりましたらアップします

(kunisawa.netより引用)
その際、kunisawa.netの掲示板ではアーシングに懐疑的な方との論争がまきおこった。以下はすべてではないがそのログを国スレ保管庫より抜き出して二次引用したものである。国沢氏以外のハンドルは伏せ字としてある。なお最後の方の書き込みからもお分かりかと思うが、ここに引用した書き込みは後日奇麗に掲示板から削除された。まあ、いつものことではあるが・・・。
アーシング / SU
はじめまして、最近流行のアーシングを自分でやってみたのですが
エンジンをかけてみたのですが、一瞬「グヮ−ン」とふつうにかかるのですがすぐに、
ストン、プス・・と止まってしまいます。やり方も雑誌を見ながら間違いなく接続をしました、
毎日の通勤に使っているので本当に困ってしまいましたとりあえず、
明日は会社を休んでディ−ラーに電話してみたいと思っています。
国沢さんもベストカーでアーシングについて書かれてましたがこのような不具合が起きるのでしょうか?
ちなみにアーシングの配線もすべて取り外して元に戻しても同じ症状でした。
また私の車はデジタルメーターを後付けしてあるため、それが影響してるのでしょうか?
本当にこまっています。

(日付不明)

Re: アーシング / 国沢光宏

元に戻しても調子悪いということは二つ原因が考えられます。
一つはデジタルメーターの影響 ワタシもアメリカでレースやっている時、後付のデジタルメーターでひどい目に遭いました。
二つ目がコンピューターのダメージ 大きな電流が流れてしまうと壊れることもあります。デジタルメーターを外してもダメならコンピューター交換になります。
先代ギャランなら、中古パーツが簡単に入手出来ると思います

No.1223 - 2001/12/03(Mon) 14:19

Re: アーシング / BR

素人考えなのですが・・
HP等でアーシングの方法を見ていると、
1.電子部品に悪影響があるので、バッテリーは取り外さず、マイナス端子から出ている純正アースも、追加アースを接続するわずかな時間のみ外す方が良い。
2.感電やショートの危険を避けるため、バッテリーは完全に取り外して作業を行う方が良い。
という二説に分かれているように思います。
1.が正しくて、そのせいで何らかの影響があったかな、と思ったもので、書きこんでみました。

No.1230 - 2001/12/03(Mon) 23:05

書き込みについて / ST

昨晩アーシングについて書き込んだのですが
削除されました。
どうして削除されたのか理由をお聞かせ下さい。

No.1257 - 2001/12/04(Tue) 18:22

アーシングについて / TI

何人かの方が国沢氏の呼びかけでアーシングを行うようですね。
しかしながら、この掲示板で、SUさんがトラブルを報告しており、
まだ解決にも原因の解明にも到っておりません。
もしこのままアーシングを行って車にトラブルが発生した場合においても、
全て自己責任ということになるというのが国沢氏の考えなのでしょうか?

HP上で希望者を募りアーシングを実施するのであれば、
すでに報告されているトラブルについてある程度原因を調査解明し、
リスクについての説明を十分行った上で行うのが、筋と考えます。

国沢氏はどのようにお考えですか?

No.1282 - 2001/12/05(Wed) 20:44

デントオフ / JY

デントオフで、アーシングをお願いしていたJYです。
当日やはり仕事が休めないことが判明しました。
まことに申し訳ありませんが、参加辞退させて頂きます。
Webmaster様にはご迷惑をおかけしました、お許しください。

No.1283 - 2001/12/05(Wed) 21:46

Re: アーシングについて / 国沢光宏

ワタシはお金は取りませんが?
そんなこと言い出すと、クルマの紹介する時も「事故に遭うことがあります」
と書かねばなりませんね。
いい加減社会に甘えるのはやめましょう。
別にアーシングを強制しているのでありませんよ。

No.1295 - 2001/12/06(Thu) 14:49

Re: アーシングについて / RR

もう一度、ことの流れを整理しましょう。

1)デントリペアオフのついでにアーシングもやってみましょう
2)実際に施工するのはポリッシュ・ファクトリーの及川氏です。

この2点は国沢さん自身がご自身のHPで呼びかけたことですよね?
以前から国沢さんは色々なところでアーシングのメリットのみ(ここが重要)を
リポートしていたように思いますが? 違いますか?
丁度同じ頃SU氏が、この掲示板にアーシングに伴うトラブルを報告
なさいました。このことについて国沢さんからのレスはありませんでしたよね?

こうした流れの延長線上にTI氏の質問があったわけです。

国沢さんご自身はお金を取らないとのことですが、
実際に施工する及川氏は当然作業料を取るわけですよね。
ならば、このことを実際に呼びかけた国沢さんにも
最低限、「アーシングをやってみようかな」と考えている
人が抱いた疑問に答える責任があるのではないでしょうか?
仮にそうでないとしても、
少なくとも、実際に施工を行う及川氏にTI氏の疑問を
伝え、プロの判断と意見を代わって伝えるくらいの
便宜は図っても良いと思いますが? 如何でしょう?

国沢氏に質問があります。
あなたはオールアバウトのサイトを通じて質問を寄せた人にも、
そんな木で鼻を括ったような対応をなされているのでしょうか?
私が質問を投げかけた方(誰とはいいません)は、
質問した当方が恐縮してしまうほど、丁寧かつ詳細な返事を寄せてくれましたが。

(日付不明)

Re: アーシングについて / AN

>私が質問を投げかけた方(誰とはいいません)は、
>質問した当方が恐縮してしまうほど、
>丁寧かつ詳細な返事を寄せてくれましたが。

それが良かったらその方に質問すればいいだけでは?
国沢さんはいつもと同じ国沢さんだと思うんですが。

No.1300 - 2001/12/06(Thu) 17:16

Re: アーシングについて / S

>KA氏
誰も「責任を取れ」なんて書いていないと思いますが?
どの文章にそのような事が書いてあるのでしょうか?
少なくともTI氏の文章は
「国沢氏は自分の書いた(web/雑誌の)アーシングの記事では
良い事しか書いていないが(ここが重要)、少なくとも自分(国沢氏)が
管理している掲示板で不具合らしき報告が上がっているのだから
メリット・デメリットを示して欲しい」と
言われているようにしか見えませんが。

アーシングが自己責任で有る事は当然ですが、散々アーシングの
"メリットしか書いていない"国沢氏が「ワタシはお金は取りませんが?」と
デメリットについて一切触れていない回答をしているのは
的外れもいいところじゃないですか?
それと「いい加減社会に甘えるのはやめましょう。」って何ですか?

"ヒョウロンカ"だからといって偉そうにされる筋合いは無いと思いますが。

国沢氏の的確な回答を1度も見た事が有りませんが、
私の読解力が無いのでしょうか?

No.1303 - 2001/12/06(Thu) 17:28

Re: アーシングについて / AN
> それと「いい加減社会に甘えるのはやめましょう。」って何ですか?
これは何でも人のせいにしないで、自分で責任をもって判断してという事でしょう。
自分がまずいと思ったら辞めればいいんです。ただそれだけです。

No.1307 - 2001/12/06(Thu) 19:36

Re: アーシングについて / HG

はじめまして。HGと申します。
私も国沢師匠のアーシングの効果を鵜呑みにしてしまい
SUさんと同じようなトラブルに見舞われてしました。
現在、車に詳しい友人に調べてもらっています。
原因がわかったらまた報告されてもらいます。

No.1322 - 2001/12/07(Fri) 00:42

>アーシング S氏の意見に同感 / TA

同感です
評論家を信じて作業する人の事も考えてはどうでしょう
あまりにも無責任ではないでしょうか

No.1341 - 2001/12/07(Fri) 11:16

(No Subject) / SA

今回の問題点はアーシング行為そのものの是非ではなくて、
自ら呼びかけておきながら、疑問を投げかけられたにもかかわらず、
誠意ある回答をまったくしない
対応そのものにあるということではないでしょうか。

No.1344 - 2001/12/07(Fri) 12:26

Re: (No Subject) / S

全くもって仰るとおりです。

ここの常連の方々は国沢氏の対応については全く触れず、
的外れな援護(?)を行うのみでがっかりしました。

国沢氏の回答はTI氏の質問にきちんと答えていると
言わんばかりですね(苦笑)。「本人を目の前に言えるのか」なんて
「インターネットの掲示板上での話」とはとても思えないのですが。

No.1345 - 2001/12/07(Fri) 12:46

Re: (No Subject) / HO

正直、有名人はもっと慎重に行動すべきと思います。
このようなイベントは主催しないのが一番だと思いますが、
やるからにはもっと臆病に行動すべきなのでは。
最初からクレームをつけるつもりで参加する人が
いないとは限らないのですから。
リスクといっても、効果が感じられない、不調をきたす
場合もある、メーカー・ディーラーの保障がうけられなく
なる可能性がある…ぐらいかな。
掲示しとけばいいじゃないですか。この程度は。
リスクや、料金の問題は事前に提示したほうが、
何かあったときの面倒がずいぶん少なくなりますよ。

No.1349 - 2001/12/07(Fri) 13:28

>Re: (No Subject) / ST

はじめまして
私は(言い方はともかく)国沢さんの回答中にこの件に関する国沢さんの
意見は全て入っていると思えましたのできちんと答えになっていると
感じましたが、「誠意ある回答」と感じるかどうかは人それぞれ違います。
国沢さんと、SAさんやSさんの「誠意ある回答」の閾値がどのくらい
ずれているかが見えません。
議論のレベルを合わせるためにも、お二方及び「誠意ある回答になっていない」と
お考えの方々の「最低限このように回答しなければ誠意ある回答とはいえない」と
いう例を出していただけませんでしょうか?
このままではまったく不毛な貶しあいになってしまい(既になりつつありますが)
拝見しているだけでも辛いのでよろしくお願いいたします。

No.1350 - 2001/12/07(Fri) 13:37

Re: アーシング / S  引用

>TD氏

>美味しい新鮮な牡蛎が手に入ったから、皆で食べませんか!って呼びかけで
>皆で集まって美味しくいただいた後で、何人かが牡蛎にあたって腹痛になり
>チャント説明しててくれれば、食べなかったのにって言うのと
>たいして変わらない話じゃないかと思うんですがね〜

それは「牡蛎を食べるとあたる可能性がある事を"誰でも"知っている」という
前提条件の元で成立する例えですね。

少なくともアーシングについてはここ1〜2年で出てきた
新しいチューニングの一つです。

「牡蛎にあたる可能性」は「誰でも知っています」。
しかし「アーシングによる不具合の可能性」については
「一般的に広く知られたものではない」と思います。

牡蛎の話に当てはめるとすれば「牡蛎にあたる可能性が世間に
広く知られていない世界」で、国沢氏が「牡蛎の美味しさ」のみを
雑誌やwebにて紹介(絶賛)し、「牡蛎にあたるリスク」について
(御自身の掲示板で報告されているにもかかわらず)一切アナウンスせず、
「食べるのは自分の意志によるものだ。あたっても俺は知らん」と
言っている様なものだと思いますが。

# 正直言って牡蛎は変な例えなので使いたくないのですが(苦笑)。

>って言葉が出たんだと思うんでが違いますかね〜?
>私の意見間違ってますでしょうか。

アーシングは広く世間に知られているチューニング方法では
有りませんので私は間違っていると思いますよ。

前も書きましたが、私はアーシングを含めチューニングは
全て自己責任であると考えています。しかし国沢氏が「宣伝」し、
及川氏が(恐らく)有料で施行するのですからリスクについて
説明する、若しくは及川氏へ伝える義務が有るのではないですか。
仮に無料で有っても、メリットしか書いていない国沢氏に
回答の義務が無いとは思えませんが。

No.1351 - 2001/12/07(Fri) 13:48

>あれれ? / A

なんだか下記の書き込みが消えているように思うのですが?

>今回の問題点はアーシング行為そのものの是非ではなくて、
>自ら呼びかけておきながら、疑問を投げかけられたにもかかわらず、
>誠意ある回答をまったくしない
>対応そのものにあるということではないでしょうか。

No.1359 - 2001/12/07(Fri) 15:30

いつのまにか / TTT

アーシングに関する議論がなくなっていますが、
何かトラブルがあったのでしょうか。

No.1364 - 2001/12/07(Fri) 16:45

Re: いつのまにか / SA

それがここのやり方みたいですよ。

No.1365 - 2001/12/07(Fri) 16:50

(2ちゃんねる過去ログより引用)
掲示板の騒動はともかく、そのデントリペア&アーシングのオフラインミーティングは予定通り行われたようだ。その状況をレポートしたのがkunisawa.netの常連の方が作成した以下のページである。

YUTA's TOWN (web archiveより)

この写真を見ると、及川氏の施工はアーシングチューンの定番のように派手なケーブルを這わせているのが分かる。もちろんこの後はタイラップ等でケーブルをまとめるとは思うのだが、それにしてもあまりスマートではないと目に映るのは筆者がアーシングに懐疑的なせいであろうか。

ところで彼のアーシングの方法は、 愛車レガシー(web archiveより)によるとクランプオン式直流電圧測定器(Web archive)[日置製3288のようだ]での電流の測定でのTRY&ERRORによるものらしい。そしてその結果及川氏のレガシイのバッテリーのマイナス端子はこのようなアースコードのタコ足配線(Web Archive)となってしまっている。これらに関する筆者の感想は敢えて控えさせてもらいたい。

もっとも、今回のアーシングオフでのアーシング施工にはお金もとってないらしいし(下記参照)、施工された車の持ち主が喜んでいれば&車に悪影響がなければ別に何も言う筋合いなどはないのであるが…。
2001年12月22日 

本来ならデント&アーシングオフだったのだけれど、急に入った仕事のため、幹事をポリッシュファクトリーの及川さんと当HPの番頭役である宮本クンに頼む。試乗の後、東京に戻って企画の打ち合わせ。夜は焼き肉屋さんで『KUNISAWA.NET』の忘年会。デント&アーシングオフに参加したメンバーに聞いたら、斉藤デント親方の好意でビックリするくらい安かったとか。しかもプレスラインや、折り返しの部分の凹みが多いなど普通なら断るような箇所多数。デント親方の意地で取り組み、真剣勝負し1カ所に2時間近く掛かった凹みまであったそうな。最後のヒトが終了したの、夜10時。次回、どうしようかと思案中です。デント親方が引き受けてくれればいいのだけれど。ちなみに平均的なエクボなら1カ所5千円だったそうです。ワタシも直したいエクボ、二つあったのに。
また、及川さんのアーシング、ホントかどうか不明ながら宮本クンによれば「国沢さんのツケにしておくから」と、全員無料だったとか。忘年会はVW広報のIさんや某有名アニメ系会社の方から多数のグッズをいただました。結果的に皆さん大判振る舞い! 気持ちの良いヒトばかりでとっても嬉しく思う。(略)

(kunisawa.netより引用)
● 国沢氏の検証の問題点等

さて。アーシングの効果をハッキリ体感し、そのテストをしたという国沢氏であるが、その効果の検証については、検証を実施した国沢氏には申し訳ないが信用に値するデータとは言いづらい。

まず、その検証方法が回転数を一定に保った状態での加速による一定速度までの所要時間、という点。国沢氏のこの検証の主眼は「中低速トルクの違い」を調べるということであるので、「一定回転数でのトルク」自体の違いを計測するのが本来のやり方である。トルクアップによる加速時間の計測では、トルクの数値変化に加えて速度の計測と時間計測もやらなくてはならず、計測の誤差が二重、三重にかかってしまう。仮にアーシングによるトルク変動の誤差が3%、速度計の誤差が3%、時間測定の誤差が3%とすれば、この累積で最大9.3%の誤差を生じることになる。

また、エンジン回転数と速度を何で計測したのか、も問題となる。 厳密な検証を行う場合、その測定機器は調整された同一のもので行う必要があるのだが、国沢氏の検証においては恐らく自動車自体の計器を用いているものと思われる。
ではそれの何が問題なのかといえば、
アーシングを施すことは、理論上自動車の電装品すべてに影響を与える可能性があるということだ。それは、スパークプラグやライト類、オーディオ類はもちろんだが、計器類もまたその影響をうける可能性が皆無とは断言できまい(個人的には皆無に近いとは思うが)。逆に言えば自分たち(推進派)に都合がよい電装品だけ良好な影響を受け、それ以外は悪影響はないというのもおかしな話ではあるまいか。
一時代前であれば速度計はワイヤを用いた機械式だが、現在の車のほとんどはセンサーで車速パルスを発生させ、それを基に速度を表示している電気式である。オーディオの音質すら変わるほどの変化がある電装系のチューニングであれば、計測装置にほんのわずかな、微小な誤差を生じさせても不思議ではない。もしそれが十分計測誤差におさまるものであったとしても、上記のようにその累積によって誤差は広がってしまう。

つまり国沢氏の検証は、計測する数値の不適切さと、計測器の不確からしさいう二重の問題をはらんでいる可能性があるのだ。

ではどうすれば一番よかったのか、といえば、これはもうベンチテストしかない。実際に一部のショップではアーシング施行によるトルク曲線の違いを測定し、WEB上で公開している ( 例: 広島カーコーティングクリエイトサービス )
これであれば、直接トルクを測定しているし、計測条件(計測機器)も同一のものを用いているため、データの信頼性は国沢氏の検証のそれとは比較にならないほど高い。

国沢氏が、なぜベンチを使用せずに上記のような加速タイム測定で検証したかの理由はわからないが、単に「
ベンチを利用するコストを惜しんだから」ではないかとちょっと疑ってしまうのは筆者だけであろうか。

なお、アーシングについては以下のページも参考になるかと思う。2)のページはアーシング全盛期に具体的測定を行ってこの理論を真っ向から否定した有名なページなので、ご覧になられた方も多いかと思う。 1)のページでは手放しで勧めてはいないが、アーシングをしている立場としては比較的客観的に述べていると思われる。個人的にはプラグへの直接配線というある意味究極のアーシング理論を実践しているのは凄くチャレンジャーであると感じたが、筆者は絶対にやりたくない。

1) 理屈で覚える燃費向上テクニック 内 「アーシングにチャレンジ!」
2) FireRoadster 内 「実験室」→「アース線強化の謎?」


*****

ここまでの時点では、国沢氏のアーシングの推奨は、たとえショップとタイアップしたものであり、かつチューニングに関することに対しての自分の影響力について無責任であったとはいえ、アーシングの普及をしているだけという点においては不確定要素こそあれ破綻はなく、一過性の話題で終わるはずであった。


● ややや! プラスにもアーシング!

ところが、多くの黄昏野郎の期待に違わず(?)、国沢氏は後日アーシングに関して突拍子もない発言をしてしまう。それが以下の日記である。
2002年6月29日 

午前中、ワインディングロードやアウトバーンを含み200kmくらい試乗。なかなか良いクルマである。ボンネット開けてチェックしてると、やややや! アーシングしてるじゃないの! しかも、これまでのように
「アーシングみたいな配線」でなく、完全なるアーシング意外だったのはプラス側も数本出ていること。プラス側も効果あるということなんだと思う。ちなみにクルマはオペルの新型ベクトラです。

(略)


(kunisawa.netより引用)

右がアース側。太/中太/極太の3本


(kunisawa.netより引用)
国沢氏がBCに書いた記事中での、アーシングの説明を引用しておく。

簡単に説明すると、バッテリーのマイナス端子からシリンダーヘッドやオルタネーターなどに直接アース線を繋ぐというもの(kunisawa.netより引用)

このようにアーシングはマイナス端子から複数の接地ポイントへ追加配線をするチューニングを指していたはずである。広義に接地ポイント(グランド=アース)へ複数配線されることを指すとしよう。さすれば、まず「アーシングみたいな配線」と「完全なアーシング」との違いとは一体何なのかよく分からない。

ひょっとしたら、純正アース線と同色でマイナスからのラインが複数出ていることを指して「完全なアーシング」としているのかもしれないが(ショップ等で行うアーシングは純正配線と区別する&ドレスアップ目的のためか派手な色が多い)、これはご本人に聞かないと分からない。

それ以上にまったく理解できないのは、「プラス側も数本出ている」という点である。

上記の写真では端子側が写っていないので真偽の判断はしかねるが、旧式ベクトラのバッテリー交換手順を掲載しているページがあったので、それを紹介しておこう。

Opel Vectra Wagon 1998 Model バッテリー交換レポート

このページの写真にてバッテリーのプラス端子側を見ていただければ分かるように、
ベクトラはプラス端子側から3本、ケーブルが分岐している。 これは可能性としては大電流を必要とする電装品用の特別の配線であったり、何らかの理由で独立系統としたい電装品用のラインであると考えられる。

たとえば、ヘッドライトのチューニング(ハイワッテージ化)はバッテリーの端子から直接配線を施すことで純正配線よりも過大な電流に対応させていた。そのようなことは「アーシング」なる言葉が出る遥か前からやられていたことであって(筆者はヘッドライトのハーネスチューンなど20年以上前から知っているが)、いまさら再発見してはしゃぐものではない。つまりこれは、普通に考えれば電装設計における
単なる配線の分岐でしかないのだ。

また、プラスからのコードが3本というのが気になる。これは筆者の素人考えだが

  1. オルタネータ(発電機)へのライン
  2. 12V系メインヒューズへのライン
  3. 5V系メインヒューズへのライン
という可能性もあるのではないだろうか。少なくとも「アーシング」のラインよりは現実味があると考えているが。

さて、もし仮にマイナスアースの車で、プラス側をボディに「アーシング」したとすれば、いや、しようとすれば次の瞬間に何が起こるかは大半の方はお分かりと思う。ショートして火花が散り、手が痺れるくらいですめば軽症、最悪は車両火災が発生してしまう(恥ずかしながら筆者は父のバイクをショートさせメインヒューズを飛ばしたことがある。軍手をしていたので一瞬痛みを感じただけで済んだが)。プラス側をボディに「アーシング」することは回路上まったく
ありえないのである。

ただ、上記の日記は、文脈からすればプラスにもアーシングをしていると解釈してしまうが、厳密な字面では「プラス側をアーシングしている」とは明確に書いていないのであって、強引に擁護しようとすれば「あれはプラス側のケーブリングのことを言ってるのだ」と擁護できないでもない表現であった(図6)。



図6

● プラスこそアーシング

しかし月日を経て2005年にkunisawa.netに書かれた日記は、そのようなほんの少しの好意的解釈の可能性をも完全に打ち砕く、強烈な破壊力を持っていた。前述のベクトラのアーシングを2ちゃんねるでさんざん馬鹿にされたせいかどうかは分からないが、この日の日記におけるアーシングの話題は反論者に対し少々挑発的な書き方となっていた。それは構わないとして、内容がとにかく衝撃的であったのだ。
2005年5月17日 

秋ヶ瀬公園でランクル100の撮影。ボンネットを開けてみたら、おいおい! すっごいアーシングじゃないの! もはや自動車メーカーもキッチリとアーシングしてきます。やっぱり効果あるということなんだろう。
ランクル100はプラスにもアーシングしてる。こう書くと「マイナスだからアーシングだろ!」と突っ込みたくなる人もいるだろうけれど、電気はマイナスからプラスに向かって流れている、というのが真相。プラス側こそアーシングなのだ。要はプラスとマイナスの容量を同じにしましょう、ということです
(略)

(kunisawa.netより引用)
筆者は、これまでkunisawa.netでの国沢氏の発言の背景を、できるだけ彼の立場にたって肯定的に考えるよう努力してきたつもりなのだが、この文章にいたっては擁護のしようがない


というのは、文章1つ1つは弁護できる可能性があるが(※1)、統合させると支離滅裂この上ないからである。

では実際に文章1つ1つを理解してみよう。



1) 「ランクル100はプラスにもアーシングしている」

(※1)とはいいながら、最初から弁護できなくなる(苦笑)。 自動車のアーシングはプラスかマイナス、いずれかしか行わない。電気製品では中間電位をアース(グランド)としてあるものもあるがここでは除外する。

2) 「マイナスだからアーシングだろ!」

これは現在の車(国産車は100%)がマイナス側をアースとしているための発言であろう。昭和40年以前はプラスアース車もあったのだが、そういう指摘は揚げ足取りに近いような気もするので(現存車の全体に占める台数を考えると)やめておく。

3) 「電気はマイナスからプラスに流れている、というのが真相」

真相、というように誇らしげに書いているが、これは高校の物理レベルの知識で、おおげさに言うほどのものではない。それと大間違いというほどではないのだが、電気は「陽イオンの流れ」と定義されているのでここは「電気」ではなく「電子」と表現する方がよいのだが・・・(これはkunisawa.netの掲示板でも指摘された)。ちなみに電子が発見されたのは1897年。自動車が大衆化する遥か前である。

4) 「プラスこそアーシングなのだ」

これは「プラス側こそアース側にすべき」と解釈すれば確かに過去にはそういう意見もあったようである(プラス側をアースとしていたメーカーの主張)。しかしその場合、図7におけるAとBでは、Bの方が電流が多く流れるという主張だということになる。


図7
よしんばそうだとして、系全体で考えると、図8においてプラス側の抵抗を減らした方がマイナス側の抵抗を減らすより効率が良い、ということになる。


しかし、抵抗の基本公式をご存知だろうか。全体抵抗をR、部分抵抗をそれぞれR1、R2とすると

抵抗の直列配置: R = R1 + R2
抵抗の並列配置: 1/R = 1/R1 + 1/R2


となり、抵抗がプラス側にあってもマイナス側にあっても、その違いは全体の抵抗値には影響を与えないはずである(あくまで単純な理論では、であるが)。
5) 「要はプラスとマイナスの容量を同じにしましょう、ということです」

まさにこの発想が「マイナス側のアーシング」というチューニングなので、プラス側に何かをする(プラス側のみ強化する)という行為はこの理論とは矛盾してしまう。




お分かりになるだろうが、字面通りに解釈すれば文章がまったくつながらないのである。


では国沢氏の主張したいことをもう少し深く推察してみよう。するとそのヒントとなる文言がある。

「プラスに*も*アーシングしている」

「マイナスだからアーシングだろ!」

プラス*も*ということは、アーシングという用語は彼にとって極性をとわず等価な意味を持っているらしいのだ。そこでこれを理解するために、通俗的に知られたアーシングの「アース側の抵抗を減らすためのケーブルチューン」という概念(図9 A)を捨て、「(マイナス側の)配線の追加による強化」ということのみで考え、アーシングを「配線の追加」と定義し直してみる(図9 B)。




図9
そうすると、国沢氏の上の文章はこう書きかわる。
秋ヶ瀬公園でランクル100の撮影。ボンネットを開けてみたら、おいおい! すっごい配線追加じゃないの! もはや自動車メーカーもキッチリと配線を追加してきます。やっぱり効果あるということなんだろう。ランクル100はプラスも配線追加してる。こう書くと「マイナスこそ配線追加だろ!」と突っ込みたくなる人もいるだろうけれど、電気はマイナスからプラスに向かって流れている、というのが真相。プラス側こそ配線追加なのだ。要はプラスとマイナスの容量を同じにしましょう、ということです。

これで違和感がかなり解消される。が、まだ若干違和感は残る。

そこで、上記のように既存のアーシングの意味を捨てると同時に、金属素材によって抵抗の違いが存在しないと仮定するとどうなるだろうか。

この場合、単純に

「配線の本数&太さ」=電流の流れやすさ

となる。それで上記の文章を見てみると、やっと理解できる。


このように、彼のアーシング論は用語の定義まで曲げ、物理法則まで無視しなくては辻褄のあわない文章なのだ。
ここで、最初の霊感の話題に戻ってみる。国沢氏にとっての電気回路は、霊感の強い人が見る霊のようなものと考えてみよう。
そこには何かが確かにあることは理解できている。だが、理屈が十分には分からない。 それゆえ、その現象を説明しようとすると、
既知の断片的用語の組み合わせで適当に説明するしかないため、完成された他人の文章そのままであればもっともらしい。しかし自分の言葉で言おうとするとチグハグになってしまう。だが自分はこの分野で一家言ある人物なのだから、適当に語っても多くの人は自分の説に耳を傾けてくれるはずだ。この解説でいいのだ・・・。

なるほど、国沢氏には大変申し訳ないが、このように
国沢氏は電気のイロハをまるで理解していなかったとすれば氏の発言も納得できる。

だが、仮にそうだとしてみると、彼にとって非常に残念であったことは、電気は霊の世界と同じく目にはみえないが、その理論は − 仮に国沢氏が理解できないものであっても − 中学生の理科レベルの極めて基本的なものであったのだ。ゆえに、非常に多くの人が理解できている。それを不十分な理解で解説しようとしたら、早々に破綻してしまっていることが、多くの人にはすぐわかってしまう。それでも見栄をはってごまかそうとすると、ますます深みにはまり、ただただ嘲笑の対象となるのみなのである。

ただし、国沢氏が既存の電気回路の基礎概念を覆すほどの理論と実験データをおもちで、その上で「容量を同じにするためプラスにこそアーシング」と言っている可能性もゼロではない。その時は筆者も素直に国沢氏に謝罪し、彼のその理論を褒めたたえることにやぶさかではない。それは恐らく恒河沙の砂の1粒ほどの確率であろうが、そのようなことが起こることを筆者は密かに期待しているのだが。
● 自業自得


電気製品の中には、電池の向きを逆に入れられないものも多いことはご存じだろう。うっかり逆に入れるのを防止する目的なのは自明だが、中には「電池なんかどう入れても動くだろう」と思っている人もいる。このような方に電気の±について完全に理解してもらうにはちょっと骨がおれるかもしれない。

知識がないこと自体はさほど恥じるほどではない。「おれ電気がどうこうなんてよくわからんのだ」と言っていれば周囲もそれに合わせてくれるだろう。「とにかく説明書の通りにしてくれ」とか「ケースに書いてある絵の向きに入れたらいい」とさえ教えておけば日常生活も困ることはまずない。メーカーもそのようなことはある程度想定し対策済である。

しかし、国沢氏のようになると話が違ってくる。 なにしろ
メーカーの想定外のモディファイを、理論の不十分な理解(と思われる)のもとで行っているのだ。それが理論的に正しいものであればよいのだが、実施した結果的に問題はなくても理論が間違っていればいつどこで問題が発生するか分からない危険性ははるかに高くなる。ましてや、その理論があまりに初歩レベルで間違えており、かつ思い込みが激しすぎたとしたら、なおさらである。メーカーにとっては非常に厄介であろう。

更に、その間違いを指摘し訂正してもらう可能性を考えても、彼はまがりなりにも有名雑誌に寄稿している評論家であり、一時期ではあるが原稿量日本一であり、先端技術の解説を得意とすると豪語する人物なのである。そのような人物が、中学生の理科レベルの間違いをしてしまっている(かもしれない)などと誰が思おうか

そのため、読者の多くは「一見間違いなのだが、なにか深い技術的理論があるに違いない」と思ってしまわないだろうか。 また、明らかに間違っていると分かったとしても、「こんなことを指摘しては彼は恥をかいてしまう」と思い、口をつぐんでしまう者もいるはずだ。
つまり国沢氏が有名であればあるほど、また露出度が高いほど、彼の基本的な間違いに対する指摘をする者は−それが善意のものほど−少なくなってしまう。なにかを指摘したらすぐに怒り始めるのをこれまで見てきていたら、なおさらであろう。

その結果、訂正する機会が失われ、知らない人が見れば誤った(場合により危険な)知識をうえつける文章で、知っている人が見れば実に恥ずかしい文章をいつまでも晒し続けることになってしまうのだ。さらにはその理論を実践して、とりかえしのつかないことになる人も出てくるかもしれない。

そのような状況を作ってしまったのは、誰あろう国沢氏自身なのである。
● Appendix

ここでもう1つ、国沢氏の電気に関する知識についてうかがい知ることができるエピソードを紹介しよう。以下はkunisawa.netからの引用である。
2003年1月31日 

(略)
燃料電池と言えばカナダのバラード社系のスタックを使った家庭用のコージェネシステムが2005年くらいには市販されるようだ。都市ガスを使い、電気とお湯を作るというモノ。
1kw(100Vなら約1000W)と家庭用のお湯を使い切れないくらい供給出来る能力で50万円位を予定しているそうな。もちろんトヨタだってその気になればコージェネシステムなど簡単に作れる。正確に書くと法律や規制の縛りさえなくなったら、すぐさま市場に投入するんじゃなかろうか。発電能力3kwで100万円を下回ると、イッキに普及することだろう。私だって導入します。
舵取りさえ良ければ素晴らしい国を作れるファクターは育ってきた。破綻し再生した日本は、スイスのような独立性を持ち、環境や人に極めてやさしい国になると思う。


(kunisawa.netより引用)
これもあまりにあまりな間違いであったので、2ちゃんねるで大いに話題にされた。

中学生の理科の知識に戻るが、

電力(W): 電流(A) x 電圧(V)
電力量(Wh): 電力(W) x 時間(h) 

そして、単位において [k] は 「キロ」 を示し、1000 という意味があるため、1kWとは1,000Wのことを指す。

つまり式で表現すれば、
1kW =1000W = 100V x 10A  となる。

100Vだろうが200Vだろうが電流が違えば1000Wになるのであって、1kWは100Vなら1000Wで200Vなら2000Wということはない。しかも
何故「」までついているのだろうか。この件では国沢氏は一体何が言いたかったのか、一体どういうことを述べようとして間違えたのか、筆者はいまだに理解はおろか推察すらできないでいる。

もっとも、国沢氏が何を言いたかったのか理解できたとして、それが何の役に立つかといえばまったく役に立たないのであるが・・・。

とりあえず、国沢氏にはもうアーシングを含め電気系の話題はしないよう強く奨めたいし、「こんなの世の中で何の役に立たねぇよ」とうそぶいて授業をまともにうけていない小中学生には、「悪いことは言わないから義務教育で習う程度の知識はつけておきなさい」と助言をしておきたいと思うものである。


第7章TOPへ
2005.06.07 β版