8−1−2 ちくしょう、コテハンで逝ってやる   −メディア・ハラスメントの危険性−
スーベニア(souvenir) : お土産


● 序文



長い間、筆者を含めた新聞・雑誌・TVなどのメディアの読者・視聴者は、一方的な情報の受け手であった。 

活字や映像で流される情報は、もしそれが誇張されたものであったとしても、検証する手段を持つ者は極めて少ないケースも多かった。いや、現在であっても、事件や事故に関しては、その当事者以外は検証手段を持っていないといってもよい。

そして時にマスコミはいきすぎた取材を敢行する。プライバシーにまで立ち入った情報の暴露、身分を偽って潜入、隠し録り、近縁住民の迷惑をいとわない路上占拠・・・。これらは「国民の知る権利の代弁者」「報道の自由」の原則を盾に行われる。だが、国民が本当にそのような情報まで望んでいるかどうか、確認してから取材しているわけではない。

いや、過度の取材であっても、事実を書いているならまだマシである。時にセンセーショナルな印象を与えようと、おおげさな表現をしたり、捏造してまで書かれる記事も存在する。

主要な新聞・メディアは記者の倫理規定を設けているが、そのような規定があってもなお記者の不祥事が起こっているということは、これが有名無実であるという証拠であろう。 ましてや、このような倫理規定が公開されていない、存在しない小編集部刊行の雑誌では、なおさらである。

● 傍観者

8-1-1で述べたことからも分かるように、最初、S氏は2ちゃんねるに積極的に関わっていたわけではない。

それが積極的に関わるようになったのは、2004年の春、4月3日に新宿で行われたという、2ちゃんねるのデナイノ!スレッドにおけるオフラインミーティングに誘われて参加してからのようである。

ただしこの時、彼は積極的に参加したわけではなく、知人に無理矢理連れてこられたらしい。そこで他の参加者に「今日は変わったお土産(souvenir)を持参しました〜♪」と紹介されたのがS氏というわけである。

しかし、そこでの居心地がよかったのか、以後「デナイノ!」スレッドに居つくことになる。下の引用が、彼が固有のハンドルを使った最初の書き込みである。言い回しが明らかに2ちゃんねる風であり、すっかり場の雰囲気に馴染んでいることが分かるかと思う。
103 名前:名無しのスーベニアさん[sage] 投稿日:04/04/06 23:32 ID:uwzsFkju
ohu怪ではお世話されたデナイノ。
地元土産と言われたので「こらあヨイ」と、とりあえずこの名前にしてみた。
考えてみればこれほど安易な名付けもないのではなかろうかとは思うのだが
カニミソが煮詰まっていると手抜き傾向に走るのはワタシだけだろうか?

>>ALL
あの夜のことはサイドォー、サイドォー、サイドォー(ry

>>イプークさん
ボイン海苔氏は私の同級生(エアブス海苔)の大兄に当たる人。
考えてほしい。
こらあ呼べないこともないデナイノ!!

(2ちゃんねる デナイノ!スレッドpart.10より引用)
ただし、しばらくの間、S氏はこのハンドルを使っての国沢氏批判は行わなかった。自動車関連の報道業界にある人物ではあるが、積極的に関わることに関しては一線を保とうとしていたようなのである。


だがその意志はわずか一カ月で崩れ去ることになる。


● 国沢氏の奥様が遭った交通事故

この騒動のはじまりは、ごく静かなものであった。まず2004年3月、国沢氏はTOPにて、年末に国沢氏の奥様が遭遇した事故と、その経緯について触れた。
2004年3月17日 

少し地元の石神井警察を見直さなければならない。
昨年末のこと、家人が運転していたクルマに一時停止を無視してきた自転車が衝突してきた。
優先道路を進行中、徐行しながら交差点に差し掛かったら横から飛び出してこようとする自転車を発見したため、すぐ停車。そこに止まりきれず突っ込んできたのだ。
幸い自転車側はケガしなかったものの
、こちらはフロントバンパーを交換しなければならないほどのダメージなのに自転車は「大丈夫ですから」と立ち去ろうとしたらしい
ケガしていたら大変だから、と引き留めると、
たまたまパトカーが通り掛かり事故処理。なのに相手側は「事故はクルマが悪い。自転車も壊れた」の一点張り。これは正義じゃない、と石神井書に被害届を出したのだ。
だってこちらがクルマだったからよかったけれど、幼児やお年寄り、乳母車だったら殺傷する危険性だってあるでしょ。交通事故担当の警察官に説明したら「よく理解出来ます」ということで証拠集めし
『一時不停止』の道交法違反で家裁送致してくれた
自転車も法規を守らねばならない、ということを周知徹底すべきだと思う。


(kunisawa.netより引用)
後日見返せば「?」と思われる点はいくつもあるのだが、実はこの時にはこれ以外に2ちゃんねるで大いに話題にされている内容があったため、比較的騒動の収束は早かった。

ここで終わっていればその後の大騒動は起きなかったはずなのだが、国沢氏は後日、自らこの話題を蒸し返したのだ。しかも第三者まで巻き込んで。
2004年5月13日 

以前停止したヨメのクルマに自転車がブツかってきた話を日記に書いた。
後日談は現在販売しているベストカーに書いてあるのだけれど、これを読んだ大先輩である報知新聞で健筆を奮う中島大兄も日頃「自転車の暴走行為を許せない」と感じていたらしい。早速報知新聞Web版の中島大兄のコラム(筆者注:第140回)で取り上げて頂いた。
現在忙しいため民事訴訟の準備は進んでいないけれど、
とりあえず週明けにも正規の手続きを取りたいと思う。またベストカーに「判例集によれば交差点のある信号を無視してきた酒酔い運転の自転車が飛び出してきても、自動車側に20%の過失があるとされる」と書いたら「酒酔い運転は自転車側の重過失に問われるので100%自転車側が悪いのでは」という意見を頂いた。
残念ながらこのケースでも自転車側の修正要素は(重過失とされるかどうか)該当無し。
つまりムチャクチャな状況で信号無視して飛び出した自転車にぶつかっても、クルマは20%悪いとされるのだ。本当に理不尽だと思う。どんな黄昏裁判官が出した判決なんだろうか。ちなみに”停止している自動車”にぶつかるというヨメのケースは、100%自転車側に過失あります。

(kunisawa.netより引用)
では、その2004.5.10発売のベストカー 6月10日号 101頁「クルマの達人になる」第169回ではどう書いてあったのだろうか。当該記事を引用する。
 「無謀運転の自転車と事故! その時クルマのオーナーは?」

クルマと自転車の事故は、これまで「クルマが悪い」という基本的な概念で処理されていたように思う。

(略)

実は昨年末、他人事ではなくなった。ウチの嫁さんが住宅地を走っていた時に、自転車と衝突したのである。

事故の形態を説明しておく。歩道と車道の区別のない住宅地の中の道をゆっくり走行中のこと。優先となっている信号のない交差点で(交差する側は一時停止)、たまたま右から乱暴なクルマが来たため停止したそうな。
直後「危ないわね!」とプンスカ怒りながら
停止している嫁のクルマに、乱暴なクルマをすり抜けてきた自転車がドン!

フロントバンパー先端をペダルでガリガリ引っ掻きながらかすめ、ナンバーをアコーディオンのように折り曲げ、停止と同時にパタンと転倒。

驚いて大丈夫かと聞いたら「平気です」と言って立ち去ろうとしたらしい。平気といってもケガが心配なので呼び止めたところに、 たまたまパトカー。嫁としても止まっているのに衝突してきたのだから、本能的に「悪くない」と思ったのだろう。これ幸いと警官に相談したら、相手側の保護者(未成年だった)を呼んでくれた。

加害者は自転車。だがその保護者の態度は……  

電話を受けた私は、ケガのないことをまず確認。警察が立ち会ったというので安心す。
となれば今回の件、物損についちゃ相手側負担が道理というもの。保護者も払う意志を見せていたし、
嫁は大事に至らなかったからと「半々の負担」を考えていたらしい。
するとどうだ! 翌日になって「クルマが悪い。自転車も壊れたからこちら側の損害だってある」と言い出した。

こうなると修理代金の問題じゃありません。
金額だってたかがしれてるし。
驚くべきことに保護者はまったく反省していないのだ。こちらがクルマだったからよかったけれど、ベビーカーとかご老人の自転車だったら大ケガさせてしまうだろう。

裁判で自転車の加害者に数千万円の損害賠償支払いを命じたケースだってある。こりゃ黙ってちゃ社会のためにもよくないでしょう、 と警察に相談したら「被害届を出してもらえば対応します」。自転車の無謀運転は多いという。早速書類を作成して告訴。警察もこちらも忙しいなか、現場検証も行なった。

どうなったか?意外なことに『一時停止義務違反』という道交法違反で家裁送致に。自転車は『軽車両』として分類される、ということを再認識させようといのが警察の姿勢なんだと思う。これは正義だし正しい姿である。驚くべきことにそれでも加害者側は賠償 (こちらが停止している事故は100%加害者側の責任)に応じない。依然として「悪い」と思ってないようなのだ。 となれば民事訴訟して「悪い」ということを理解させないとダメか?


(ベストカー 2004年6月10日号 101頁より引用)
そして、この国沢氏の話を受けて、Web報知にて中島氏が書いたというコラムがこれである。
第140回 自転車の横暴
2004年 5月13日
Web報知CAR&BIKE特集
車と旅のコラムバックナンバー

   停止していた車の前に少女が乗る自転車が飛び込んできた。フロント部分にぶつかり、
バンパーを半ば引き剥がして転倒したまさに運良く、事故直後パトカーが通りかかった。少女はかすり傷程度だったが、車は自転車のペダルなどにこすられ、かなりの傷が付いた。私の友人の妻がハンドルを握っていた。

 警官は保護者を呼んだ。少女の親は傷ついた車の修理代を支払う“ような”口振りで、後に連絡するということで別れた。翌日、親は豹変していた。

 「車が悪い。自転車も壊れているからこちらも損害がある」と、自転車の修理代を請求する態度に変わっていた。友人は怒った。勘弁してくれ、と謝るならともかく、カネ寄こせである。

 「
修理代の問題じゃないんですよ。止まっている車にぶつかったのは、現場で母親が説明を受けて納得したはずです。それが一夜明けたら、どうですか…」

 親が謝り、子供を諭せば済んだ話だ。忙しい中、友人は警察に被害届を出した。警官とともに現場検証を行った。少女は「一時停止義務違反」で家庭裁判所に書類送致された。しかし、親は賠償に応じない。友人はあきれ果てていった。

 「お金がほしいというのではありませんが、親はあまりに無責任でしょう。
自転車が止まっている車にぶつかったのに、車の方が悪いなんていう考え方は、どうしても納得できません。こうなったら時間はかかっても民事訴訟で損害賠償に訴え、親にはっきりと、ことの善し悪しを分からせようと思っています

 友人は忙しい人だ。働き盛りで車の傷を修理するお金に困るようなことはない。裁判をする方が、よほど面倒だが「
ここは“やるっきゃない”ですよ」と正義感に燃える

 (略)


(Web報知より引用)
これらの記事で一貫しているのは、「こちら(国沢氏側)は全く悪くない」という主張である。
もちろん事故の当事者であれば、現場検証やその後の示談交渉においてそう答えるのはだれでも同じであろうし、責めるべきものではない。

だが、
後日になって、ここまで執拗に書くのはいかがなものだろうか、と思う人も少なくないのではあるまいか。
中島氏に到っては、全文を読んでいただければ分かると思うが、まるで相手の女子高生とその保護者は現代社会の乱れの罪を一身に背負っているかのような叩きぶりである(略した後半部分にはコンビニ前で座り込む女子高生云々…などという記述まである。実際に見てみられたい)。たかが出会いがしらの接触事故でここまで言われるほど自転車側は悪いことをしたというのであろうか?

加えて、実に不思議なのは3月時点、ベストカー誌上、そしてWEB報知では、日がたつにつれて事故の状況もネスタの被害も変化していくのだ。

それを表にしてみることにする。

3月17日のWEB ベストカー(5/10発売) Web報知(5/13)
事故前の状況 優先道路を進行中、徐行しながら交差点に差し掛かったら横から飛び出してこようとする自転車を発見した 歩道と車道の区別のない住宅地の中の道をゆっくり走行中のこと。優先となっている信号のない交差点で(交差する側は一時停止)、たまたま右から乱暴なクルマが来たため停止
記載なし
事故時の状況 すぐ停車。そこに止まりきれず突っ込んできた 停止している嫁のクルマに、乱暴なクルマをすり抜けてきた自転車がドン! 停止していた車の前に少女が乗る自転車が飛び込んできた。
ネスタの被害 フロントバンパーを交換しなければならないほどのダメージ フロントバンパー先端をペダルでガリガリ引っ掻きながらかすめ、ナンバーをアコーディオンのように折り曲げた フロント部分にぶつかり、バンパーを半ば引き剥がした。
車は自転車のペダルなどにこすられ、かなりの傷が付いた
自転車の被害 記載なし
女子高生 自転車側はケガしなかった ケガのないことをまず確認 かすり傷程度
保護者の主張 事故直後 記載なし 物損についちゃ相手側負担が道理というもの。保護者も払う意志を見せていたし、嫁は大事に至らなかったからと「半々の負担」を考えていたらしい。
少女の親は傷ついた車の修理代を支払う“ような”口振りで、後に連絡するということで別れた。
後日 「事故はクルマが悪い。自転車も壊れた」の一点張り 翌日になって
「クルマが悪い。自転車も壊れたからこちら側の損害だってある」と言い出した。
翌日、親は豹変。
 「車が悪い。自転車も壊れているからこちらも損害がある」と、自転車の修理代を請求する態度に変わっていた
主張 自転車も法規を守らねばならない、ということを周知徹底すべきだと思う。 こうなると修理代金の問題じゃありません。金額だってたかがしれてるし。 友人は怒った。勘弁してくれ、と謝るならともかく、カネ寄こせである。

 「
修理代の問題じゃないんですよ。(略)」

 「お金がほしいというのではありませんが、親はあまりに無責任でしょう。(略)親にはっきりと、ことの善し悪しを分からせようと思っています」
おわかりだろうか。事故前の状況が「自転車を見つけたので停止」したのではなく、「横からの車を見たので」停止した、と大幅に変わっている。そして事故時の状況と被害も
  • 「停車」 → 「停止している」 → 「停止していた」

  • 「バンパーに傷」 → 「ナンバープレートをアコーディオンのように曲げる」 → 「バンパーを半ば引き剥がす」
と、国沢氏の車はどんどん止まっている時間が長く、ネスタの被害もどんどん大袈裟になっているのだ。

もう少し、実際に事故に遭った車の写真から検討してみる。以下のネスタの写真は、楽天オークションに掲載された車のgoogleでのキャッシュから引用し、フロント部のみに加工したものである。

図1: ネスタのフロント部
国沢氏によると、自転車は「ペダル先端でバンパーをかすめてナンバープレートを折り曲げ」たとあるので、上図の薄赤楕円部分が自転車が接触した箇所であると思われる。

だがこの車のナンバープレートは車体中央、バンパーの前についており、その左右はラジエーター用の空気取り入れ口が大きくあいている。そのために、先端をかすめられる部分は上部の一部(図中赤矢印線)と、左端のわずかな部分(図中青矢印線)となる。
仮に接触箇所が方向指示灯よりも外側であれば、バンパーは大幅に湾曲しているため、ここに接触してからナンバープレートにも接触するとは力学的に考えられない。

またナンバープレートは軽自動車の場合、縦165mm、横330mm。厚さはアルミ板だと1mm以上、鉄鋼板は0.6mm以上である。これを「アコーディオンのように」蛇腹に曲げるには、 ボルトを1本吹き飛ばさないとそのような形状にはならない。 車体についたままであればせいぜい「く」の字程度にしか曲がらないであろう。そしてボルトを吹き飛ばすほどの衝撃を女子高生が乗る自転車が持てるはずはない。しかもそんな衝撃があれば、ぶつかった側も「かすり傷」程度ですむわけがない。

つまり、ナンバープレートが変形したとしても、せいぜいこのくらいの変形にしかならないのではないかと思われる(これでも多少オーバーである)。

図2: ナンバープレートの変形
とすれば、接触コースは図中の赤線ではなく青線となる。しかしそれでは、「ガリガリかすめ」と書くほどバンパーの接触可能部分は多くないのである。

このように実車を見て検討したら、国沢氏の表現はどうも
誇張にすぎるのではないかという疑念をいだかざるを得ない。

それに、バンパー交換をしなくてはならないほどの傷(Web 3/17)を「金額もたかが知れている」(BC)というのはいかがなものであろうか。軽自動車とはいえ、バンパーはフロント部からフェンダー下部の一部との一体構造である。工賃もあわせると数万円以上はかかることは容易に想像できる。


そして、中島氏のコラムになると女子高生の過失が更に膨らんでいる。

中島氏は、「フロントバンパー先端に接触」とは書いていない。「フロント部にぶつかり」なのだ。

通常、バンパー前端部を横から接触・擦過したことによって発生した摩擦のみで、バンパーをひきはがすほどの強大な左前方向へのモーメントがかかるとは考えられない。

もし仮にバンパー先端ではなくやや横方向(フロントホイールアーチ前端部付近)に接触したであれば、自転車であれども接合部の1部を少し浮かせる程度のモーメント応力は十分かけることができるだろう。更に、ここまでになれば側面衝突に近く、樹脂製のバンパーは傷だけではすまず、へこみや割れも発生するかもしれない。

つまり、国沢氏の記事から印象を受ける自転車の接触コースと、中島氏の記事から印象を受ける接触コースはこれほど違うのだ。中島氏のコースの方が、「自転車が横からぶつかった」という、自転車側の過失が強い印象となることは言うまでもない。

図3: 文章から受ける接触コースのイメージ
更に、中島氏はこれが交差点での接触事故であるという状況を明記していない。彼の書き方であれば、交差点のはるか手前の停止線で停止しているとか、路肩に駐車した直後、または路肩で駐車中にエンジンを始動した直後、あるいは渋滞で止まっている車に路地からとびだしてきた自転車がぶつかった、etc…のようにも見えてしまう。

加えて、国沢氏はそうは書いていなかったにも関わらず、「(自転車側は)逆に損害賠償を請求してきた」と書かれている。

すなわち、国沢氏がWebに書いた記事、BCに書いた記事よりも、はるかに強く「自転車が悪者」というイメージを読者に抱かせかねない文章なのである。

もちろん、中島氏は伝聞であるから状況を完全に把握して正確な記事を書くのは難しいであろうし、日数が経っているので国沢氏も正確に覚えてはいなかったのかもしれない(それでも正確に書かないのはジャーナリストとしてはどうかとも思うが)。

しかし時を経るにつれての表現の変化は、女子高生側を悪者にしたてようという方向にしか向いておらず、それは明らかに
何らかの意図を感じさせるものである。

● ちくしょう!


この記事を見たS氏は、ついに耐え切れなくなって、固有のハンドルを用いて国沢氏を批判した。
263 :名無しのスーベニアさん [sage] :04/05/14 02:38 ID:O+jdRtAg

ちくしょう、俺の専門分野に踏み込んできやがったからコテハンで逝ってやる。

本日TOPでは「停止していた」としているが、>>254で記された3月17日TOPの方が正しそうだからこちらでいく。

あのねクニサワ。
今回のケースの場合、自転車の過失はどんなに多くても45%しかないの。
相手の自動車が停止していても、60%は自動車側が悪くなると決まっている。
裁判するのは勝手だけど、相手が100%悪いなんて主張したら弁護士さんに迷惑が掛かるよ。
任意保険に入っているなら、今回の一件は自腹で処理したほうがいい。
どうせ6割を持たなきゃいけないことになるんだから、裁判所で赤っ恥をかく前に割り切りなさいよ。あんたは一般人ではないのだし。
自動車評論家と名乗るのであれば、あらゆることを知っていてほしい。
今回の「相手側100%の過失」なんて、プロなら恥ずかしくてイエマセン。
「ムチャクチャな状況で信号無視して飛び出した自転車にぶつかっても、 クルマは20%悪いとされる」がそんなに理不尽ですか?
クルマは歩行者より、自転車よりも頑丈な鋼鉄のボディなんですよ。
交通弱者を保護するという思想が無いのであれば、今すぐクルマを降りろ。
そして二度と乗るな。
自動車評論家とも名乗るな。
最低限のルールやマナーすら守れず、何が評論家だ。
ふざけるのもいいかげんにしろ!


268 :名無しのスーベニアさん [sage] :04/05/14 03:16 ID:O+jdRtAg

>クニサワ

今回の場合、相手を殺していないからいいけど、もし相手が事故によって死んだとしても、あんたは「相手が100%悪いデナイノ」とか言うつもりですか?
まあ、海外で前方不注意から試乗中に追突事故を起こしたときも相手方に責任転嫁した前科があるから、きっとやるんだろうね。

先に言っておくが俺はあんたと同業だ。
俺も他人のことは言えないけど、自動車メディアに関与している人間の運転マナーは総じて悪い。交通ルールも鼻で笑って守らないところがあるけどさ、自己責任で済ませられる話ならそれでいいんだよ。スピード違反だろうが自爆事故だろうが。
だけど無関係な他人を巻き込むとしたなら話が違う。
自動車メディアに関与している人間は、どんな事故を起こしたとしても言い逃れする資格なんてハナから存在しない。
それは他の誰よりも自動車を知り、それに内包する危険性まで知っていなくちゃならないから。
クルマを速く走らせることだけではなく、生じた危険を回避したり、最低限の損害で済ませたりする技術についても、速く走らせることと同レベルである必要がある。

仮にも専門家を名乗るのであれば、無知が一発でわかるような文章を偉そうに書いたりするな。
お前と同業=同レベルに見られるということが腹立たしいし、ヘドが出る。


(2ちゃんねるより引用)
かなり激烈な表現となっていることからも、S氏が腹に据えかねたことが理解できるが、それにしても少々表現がいきすぎている感は否めない。
ただし人格を否定するほどの表現はない(国沢氏の仕事に関しての批判となっている)ことから、名誉を毀損するかどうかは微妙なラインである。もっとも以後、S氏の過激さは増していくことになるのだが…。


もちろん、S氏以外の視点でも、この件については2ちゃんねるで批判が集中した。
それはやはり、筆者がそう思ったことと同じように、国沢氏の周囲の皆に対する配慮の無さについてのものであった。
289 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :04/05/14 09:54 ID:EN8FMh0y

今回の件は、ただ単に事故の当事者同士の意見が食い違っているって
だけの話
で、納得いかないのならとことん裁判でやればいい。

そこまではいいんだけどね、事故の一方の当事者の配偶者であるポニャカタが、
雑誌等への執筆機会と自分の知名度を利用して、「相手の方が悪い。過失割合に
納得がいかない」ってあちこちで書き散らして、
自分に有利な世論を形成しようって
行為
が、


 
も の 凄 く 卑 怯 で ア ン フ ェ ア な ん だ よ 。

もう一方の当事者には反論機会が無い。
自転車側にどのくらい責任があるかはわからないけど、痛い目に遭った上で
これじゃ本当に気の毒だ。

名前や個人情報を出さなければいいってもんじゃない。事故の相手に対する
気遣いはこれっぽっちもないのかよ、ポニャカタ。


294 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :04/05/14 10:16 ID:1lBTZHHB

家族の話は持ち出さないという暗黙のルールがこのスレにはあった
わけだが、まさかてめえで晒し者にするとはなあ。

>早速報知新聞Web版の中島大兄のコラムで取り上げて頂いた

ようするに自分には何の影響力もないから卑しく媚び売ってお願いした
ってことか。
やるのは勝手だが今回みたいに審理が進まないうちに相手に
反論の機会がないような形で騒ぎ立てるのはマイナスだぞ。

295 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :04/05/14 10:22 ID:EN8FMh0y

仮に奥さんが

「運転していた私も不注意だったんだし、これからは気をつけるだろうし、
かすり傷とはいえ怪我を負わせたんだから、お金で済む話はきちんと
しましょうよ。保険だって使えるんだから。」

って旦那に言ってもこんな事になるのか?(なるかも知れないが)

裁判になれば本人だって時間と手間がかかるんだから、旦那主導とはいえ
本人だってやる気満々だとオレは解釈する。

国沢、ここを見ているか?
家族のことを原稿のネタにするって言うことはこういう事なんだよ。
BCの記事を読んだ何割かの人間はこう考えるんだ。

事故の相手に対しても、奥さんに対しても軽率すぎる。

499 : ◆fbSdnur8IQ :04/05/14 23:59 ID:DIpiGF/T

皆さんのレスを見ながら考えたら、奥方の件で感じた違和感がわかったよ。

あの証拠写真掲載大好きな国沢さんが破損した車の写真をサイトに載せてないからだったんだ。
彼、
自分に非のない(と思い込んでる)ものならいくらでも証拠出して見せびらかすのに今回は無し。
ついでに言えば奥方は事故の当事者なわけで、どうやったって自分の主観で話すんだよね。
その奥方から聞いた話だけを鵜呑みにして雑誌原稿まで書くなんていろんな意味で凄いわ。


(2ちゃんねるより引用・文字の修飾は筆者が行った)
そして国沢氏は、さらに「李下に冠を正し」て、騒動に油を注いでしまう。このTOPが書かれてからわずか4日後、事故を起こした車両を即日売却してしまったのである。
2004年5月16日

(略)
仕事の合間に「
もはや5年目。そろそろネスタを買い換えようか」とググルで「買い取り」を検索したら、 一括見積もりというのがあったので興味半分で申し込んでみた。
するとその日のうちに『ガリバー』から電話あり「明日見に行きます」。果たしてどうなるか?
夜になってやっとノドの痛みも取れてきました。明日の完全復活を期待す。


2004年5月17日 

午前中は山崎君に指示出しつつ仕事。1時少し前にガリバーの若い査定員が「今日は研修生を連れてきました」。どうやら家の近所に出張所があるらしい。

一通りクルマをチェックすると、買い取りシステムの説明をしてくれる。私が誰なのか全く知らないらしく(まだまだ知名度が低いということです)、素人でも解るような丁寧な解説。

(略)

「いつ頃手放しますか?」と聞かれたので「いつでも」と答えたら「じゃ頑張ります」。希望の価格を伝えると、電話で本部とやりとり。
事故歴無し無傷で(フロントバンパーは自転車とブツかって交換済)ディーラー車検の走行距離1万3500kmは中古車としちゃ魅力あるらしい。こちらは売れなくてもいいと思っていたのだけれど、気持ちがぐ〜らぐら動く値を付けてきた。こうなれば売らないワケにいくまい。

ということでガリバーのお兄さんが来てから1時間後、ネスタちゃんとお別れになった次第。いつもながら自分のクルマが走り去る姿はめちゃくちゃ寂しいもの。とっても楽しい5年だったよ!


(kunisawa.netより引用)
この突然の売却は、ネスタを主に使っていたご令嬢を非常に落胆・憤慨させた。それは彼女の日記からうかがえる。
2004/05/18(火) 08:03

(略)

ただその代わり、父が仕事をしている姿をずっと見てきたので、
(紙面とかでも)父が仕事をしている=あたしは食わせてもらっている
の方程式が成り立ち、=父には逆らえません、みたいな
なんとも逆立ちしたくなるようなしがらみのある関係が成り立っている。

よって、反抗期に父を邪険に扱うものなら
家に入れてくれない とか 無視され続けるとか
確実に自分に不利だったので 出来ませんでした。
(あ、でも クソジジイ! とか エロガッパ! とは言ったけど。)

だから通常父親をすぅっごく嫌う時期があるというけれど
あまり意識せずに通りすぎてしまった。
うーん、「クサーイ!」とか「洗濯一緒にしないで!」とかって
もっと嫌って邪険に扱っておけばよかった。(なんじゃそら)

(略)

やっぱ チチオヤは厳しくなくっちゃねー。
甘やかされては駄目だよねー。殴られるのも閉め出されるのも
やられないと駄目だと思うのー。(← こうしてコドモは根に持つ。笑

でもでも、やっぱり、3年間の思い出がつまったクルマ、プレオネスタが
帰宅してみたらイキナリ売られていたというのは凄くショックだったのー。

…あたしが運転できる唯一のクルマがなくなった…
(レガシィも保険は入ってるらしいが、怖い。笑)
馬乗りに行ったり、長野に行ったり、買い物に行ったり、
軽ながらとても良い走りをしてくれた 少々恰好のワルイネスタちゃん。
可愛かったのに 「結構良い値で買うって言ってくれたから」って
何も知らされず、さようならありがとうの手も振れずに
売ってしまうなんて。ひどすぎる。 いつもだけど。
だけど 自分が運転イッパイしてたクルマだから余計悔しい。
あーーーーくそぉ あの自分勝手のでっ腹くそじじい!!


…なんの話でしたっけ?


まぁいっか。(笑

(略)


空は、遠く、夢映す。アタシは未だ 土の中 より引用)
ここで、時系列を追って整理してみる。
この話題以外に、ネスタに関して日記で触れられたのは以下の日付である。
2002年1月5日 
起きると大雪! 
(略)
湯沢に置いてあるネスタ、今日雪を払ったら
左側ドアにドアパンチ1カ所。右側はストックかスキーでひっかいたような長いキズが付いてる! もはや日本人のモラルにゃ期待できぬ! こうなれば自衛するしかないと思う。

2002年8月11日 
(略)
いっそのこと持っているクルマを減らそうかとも思う。で328はワタシの精神だし、300SEも手放せぬ。プリウスだってトラヴィックだって楽しい。スマートとネスタがコドモのクルマだと思えば(ムスコも来年免許取るだろうから)、実質的に2台減るか。(略) (※1)

2002年8月12日 
(略)
やれやれ、と思っていたらムスメが合宿から帰宅。
ネスタの右フロントを生け垣でコスッたらしく、キズだらけ。自分で直すように、と申しつける。それにしても軽自動車の右フロントなんて、どうやったらブツけられるんだろう。

2003年12月4日 
午前中は取材。
(略)
家に帰って原稿書き。途中、及川さんがビカビカになったネスタを届けてくれる。何でも「降雪地域仕様」になっているそうな。及川さん、研究熱心で常にいろいろなコーティング剤をケミカルメーカーと組んで開発してるのだった。小規模でやっているの、もったいないと思う。
(略)

2003年12月21日 
10時にデント職人斉藤さんが来て
ネスタのヘコミを直してもらう。ちょうどプレスラインのところだったこともあり難航。2時間くらい掛かってしまった。仕上がりはさすがである! 斉藤さんとしちゃ「こんなものでカンベンして下さい」だったらしいが、普通の人なら絶対解らないと思う。

(略)



2004年1月4日 
ネスタにスキーを積み、湯沢へ向かう。ちょうどクルマを入れ替えたこともあり、スタッドレスタイヤ付きがネスタしかないのだ。でも軽自動車で高速走るのって意外に快適。追い越し車線に出て頑張る気もないからノンビリ走れるし、高速料金も3700円と900円も安かったりして。加えてネスタはCVTのスーパーチャージャー付き4気筒のためスムース。100km巡航すると新型レガシィのGTより燃費悪いのだけが御愛敬か。

(kunisawa.netより引用)
まとめてみよう。

2002年01月05日:  左側ドアにへこみを発見
2002年08月12日:  ご令嬢がフロント右側バンパーを擦る
2003年12月04日:  ポリッシュファクトリーから、磨いたネスタが帰ってくる
*****(1)
2003年12月21日:  デントリペアでネスタのへこみを直す
*****(2)
2004年01月04日:  スキーへ行くためネスタで湯沢へ向かう
2004年03月17日:  最初にkunisawa.netのTOPで事故を話題に
<ベストカー用の記事を執筆>
2004年05月10日:  コラムにこのネタを記載したベストカーの発売
2004年05月13日:  kunisawa.netのTOPに再度記載
2004年05月13日:  報知新聞の中島氏、コラムでこの件をとりあげる
2004年05月16日:  ネスタのインターネット見積もり依頼
2004年05月17日:  ネスタ売却
奥様が事故を起こしたのは*****(1)から*****(2)の間と思われる。というのはポリッシュファクトリーのページには国沢氏のネスタの写真が掲載されており、そこでは、フロント右側に目立った傷は見られないからである。

しかし、ここで12月21日にデントリペアを行っている点が読者諸氏は少々ひっかかりはしまいか。

国沢氏はこの日の作業で「プレスラインのへこみを直した」と記述しているので、もしこれまでの日記においてネスタについた傷がすべて書かれているという仮定をすれば、このへこみは2001年に車体についたエクボのことを指しているのではないかと推測される(それ以降ににご令嬢か奥様が何か傷等をつけたりしたのかもしれないが)。

しかし、それならそれで
何故にボディコーティングの後にデントリペアを行うのだろうか?まあ、及川氏でも直し(ごまかし)きれなかった傷が残ったので後日直したというのも考えられるが、通俗的なセオリーとしてはへこみを修復してから磨くものではあるまいか。

まあそれはそれとして、事故はこのデントリペア後ということになると、12月22日以降にバンパーを交換しなくてはならないほどの事故をして、1月4日には高速道路を支障なく巡航できるほど回復しているということは、当然それまでに交換済ということだろうが、当然、年末なのでディーラーや工場の営業日は長くて5日〜7日程度。その時期にバンパーの交換パーツが調達できるかといえば少々疑わしい。(筆者は昔スバル車に乗っていたがなかなかパーツは来なかった(苦笑))

ではそれ以前に事故があったとしても、交換が必要なほどの大傷を放置しておいて、先にわざわざ修理屋を呼びつけて古傷のエクボを直し、それを日記のネタにするというのも、筆者としては少々疑問である。

これらからも、この事故の傷は、やはり走行にはまったく支障のないレベルのかすり傷にすぎなかったのではないかと筆者には思われるのである。

更に妄想を働かせると、
国沢氏がきわめて腹黒い考えの持ち主であったとすれば、事故は12月21日以前におこしてしまい、ディーラーからバンパー交換の修理の見積もりをもらって、実際にはデントリペアで安く直して、バンパーを交換したとしてディーラーの見積ベースで女子高生側に費用を請求して差額を着服・・・ということを試みたとも考えられる。

まあ、バンパー交換を「たかが知れている金額」と言い切れるような国沢氏は、さすがにそんな姑息で下劣な企みはしないであろうが…。



このように考えていくと、ネスタの突然の売却を、
証拠隠滅ではないか?との読者の疑問を払拭する証明は少なく、疑念を増やす事象は数多くWebで書かれていることになる。

もっとも、氏は以前より日記でネスタの売却はほのめかしてはいたし(※1を参照)、(車の台数が多くて奥様の雷が落ちるそうで)、また自動車税納付時期や車検時期の兼ね合いもあるだろうから売却自体は不思議でも何でもない。

だが、証拠隠滅の意図はなかったとしても、よりによって証拠隠滅を疑われる
最悪のタイミングを選んでしまったものである。この点だけは確実に彼の大いなる失策であると言う事ができよう。


● 石神井署に取材していいですか


2ちゃんねるではこの話題が続き、「模した人」の煽りも続いたので、ついにS氏は実際に動くことを宣言するに到った。
490 :名無しのスーベニアさん [sage] :04/05/14 23:39 ID:O+jdRtAg
>>444

これが真実なら、奥方のクルマが交差点のどの位置に停車していたのかが問題になってくるでしょう。交差点内にノーズをはみ出させていたのなら、たとえ停止していたとしても、交差交通に安全な状態だったとはいえない。
交差している道路から飛び出してきた自転車が衝突(接触)しているということは、ノーズ部分は交差点手前ではなくて、すでに交差点内部に進入していたということではないかと思う。

この場合、その位置に停止していることが自動車側の過失に問われてもおかしくはない。「右方から走行してきた車両を回避するためとはいえ、左方の状況への配慮を怠り、漫然と交差点内に自車を停止させた結果、左方からの円滑な流れを阻害し、結果として衝突に至った」とか言われちゃいますよ。

訴訟になったとき、相手方が取るであろう防御策を晒したくはないから多くは語れないけど、敏腕な弁護士が相手方に付くのであれば、奥方の過失割合は今よりも多くはなれど、少なくなることは絶対にありえません。
つまり「自転車が100%悪い」なんて言える状況には決してならない。

停止していた=過失が生じない、というわけではないのでひとつよろしく。

497 :名無しのスーベニアさん [sage] :04/05/14 23:55 ID:O+jdRtAg

てか、
面倒なので石神井署に取材に行っていいっすか?>いつもの人

俺は先輩から「記者であれば疑問を感じたならすぐに動け。自分の足で歩いて、その目で現場を見て事象を明らかにしろ」と教わっています。
「それを記者の信条として、絶対に忘れるな。憶測や推測を偉そうに大上段から語るべからず」とも。
今回の一件は興味を持ったし、最悪の場合にはマスコミを利用した被害者バッシングに繋がるかもしれないので興味を持ちます。惹かれます。

自分だけでやっていれば良かったのに、中島さんを引っ張り出したのは最高にマズイ対応ですよ。
ヘタすりゃ報○新聞にも賠償義務が生じますよ。事実と異なることを書かせていたとしたなら。そして被害者が不利益を受けたというのなら。
俺もう知らなーいっと。

ここで明かすかどうかは別にしても、クニサワとかいうヒョウンカが警察に何を言って、それを受けた警察がどういう対応を取ったのか気になるから、 どういう容疑で送検したのかも含め、副署長さんに聞いてみます。

来週も忙しいんだけどねー。発表会とかいろいろあって。
いつ行くかわからないから張り込みしてもムダですよぉ。
クニサワさんの正義を確認しにいくだけですから胸を張っていてね。

なんて火種を投下。
きっと今夜も怖くて、悔しくて眠れない(w


(2ちゃんねるより引用)
だが、この話題はこのまま立ち消えとなり、以後、「取材をしたかどうか」の話題は2ちゃんねるではされなくなった。

このため、「名無しのスーベニアとは妄想業界人である」という意見もみられたのである。2ちゃんねるを見ていた方の実際に何割かはそう思ったであろうことは想像に難くない。



● 実は取材しました


しかしS氏は嘘をついていなかったようだ。後日、一部の人に明かされたのだが、手を尽くして石神井署のコメントを得ていたのだ。

だが、S氏曰く「特に署から口止めはされていなかった」けれども、S氏の判断でその内容は2ちゃんねるには公開されなかった。

理由は以下の通りである。

  • 相手の主張も聞いた上でなければ読者に判断材料を十分にあたえられない。国沢氏と警察の見解だけでは、話が変な方向に拡大してしまう恐れがある

  • 事故をしたのは国沢氏ではなく、国沢氏の奥様である。そのため警察への取材結果を公表することにより、奥様が矢面に立ってしまうことはある程度避けられない。
    もし国沢氏の奥様が、国沢氏が自分(奥様)の事故の件をHPその他で話題にしていることを知らなければ、奥様はそのような立場になる心構えは何も持っていないため、奥様に与える心理的負担ははかりしれない
    S氏は国沢氏のメディア・ハラスメントを問題にしたいので、このように奥様を巻き込んでしまうのは本意ではない。


  • 公開することについて相手(自転車)側の同意を得ていない

  • 解決(示談)していない話題であるから報道は慎重にすべき

そして何より、当時は「こんなもん公開したら大騒ぎになってしまう」と判断したからである。

筆者も、事故自体についての責任の判断は、当事者間(代理人含む)および公的機関がすべきことであると思うし、当ページの趣旨からも逸脱するので事故内容についての善悪を判断する材料をこのページで示すことはできるだけ避けたい。なによりメディアへの露出機会が皆無に近い国沢氏のご家族を巻き込むのは不本意である。

だが、この出来事から1年たち、S氏は国沢氏に関してこの件の裏にある事情を知った。それがあまりに大きい問題をはらんでいるため、この件の取材結果は、その件にまつわる話として、ごく一部が2ちゃんねるで公開された。当ページでもそれを受け、ここでは国沢氏がWEBと誌面でおかしてしまった、
世論を自身の都合のいいように誘導しようとした姑息な(敢えてこう書く)箇所だけに絞って、触れさせていただくことにする。

以下はS氏が入手したというこの事故に関する石神井署の見解の一部を要約したものである。

  1. この事故は2003年12月の第3週の某日(上記*****(1)の期間)におこっている。
  2. 警察官は「たまたま通りかかった」のではなく、市民の通報で現場に急行した。その内容は「交通事故の当事者同士がなにやら揉めている」というものであったらしい。

  3. ネスタのバンパーには擦過痕あり。しかしバンパー自体の剥がれは確認していない。ナンバープレートの変形についても同様
  4. 後日、国沢氏が数名を連れて?警察署に来て文句を言った。現場では交通事故での処理を拒否されたため、女子高生を道交法違反には問いがたく、一時停止義務違反ではなく、器物損壊で国沢氏側から被害届を受理した。これは被害の申告があった場合、警察としても何か処理をしなくてはならないため、苦肉の策。

  5. 国沢氏に対し、女子高生が家裁送致された旨の連絡はしていない。
  6. 事故車両の売却は(この取材で)はじめて知った。事故・事件扱いではないためその行為自体の責は問えないが、道義的にいかがなものかと思う。
このコメントが本当だとすれば、国沢氏の話は、多分に自分に都合がいいように誇張されていることがお分かりになるだろうか。

そして。

古くからkunisawa.netを見ておられる方はご存知であろうが、彼は同ベストカーの2000年12月10日発売号で「2ちゃんねるを名誉棄損で石神井署に届けた」と書いた。後日のTOPでも
2000年11月22日 

先号のベストカーに「2chという掲示板で好き放題書かれている。
警察に届けた」という話題を取り上げた。その後、警察と相談し対応を決めました。すでに切除するよう警告してあるのけれど、とりあえず管理者に悪意あるという証明が必要なので警察から管理者に警告を出す。それで切除すれば当面安泰。切除しなければ準備は先に進む。切除しても新しいスレッド立ったなら、即座に切除命令を出す。即座に対応しなければ手続きを進行する、ということになりました。悪質な書き込みがなければある程度容認しようと思ってましたが、特定の住所の書き込みがあるなど、あまりにひどい状態。ちなみに和やかな掲示板は昨夜、中に入られたた上、勝手に切除されたりしたのでので廃止することにしました。

Web Archive より二次引用)
と記している。だがその後、4年もたち、150,000を軽く越える国沢氏への批判的発言があったにも関わらず、国沢氏が2ちゃんねるに対して訴訟をしようとする動きはみられない。

この件に関して、S氏が入手したという石神井署の見解はこうである。
石神井署では、これまで国沢氏からインターネット関係の相談を受けたことは一度もない。相談記録も被害届を受理した記録も存在しない。

(注:2004年6月時点のコメント)
恐らく多くの2ちゃんねる読者が思っていたであろう内容のコメントが石神井署から得られたというのである。



さて、いかがであろうか。以下はS氏が得たコメントが真実だと仮定して話を進めるが、事故の責任の所在云々以前の、国沢氏の問題点がどこにあるかわかるかと思う。

恐らく、国沢氏のこの誇張にすぎる記事は奥様の意思とはまったく関係ないところで書かれている。つまり国沢氏は何も知らない、そうはなりたいと露ほどにも思わなかったはずの奥様を巻き込み、メディア・ハラスメント疑惑の加害者の一人にしたてあげてしまった。そして中島氏は、国沢氏の言うことを真に受けて(増幅して)、女子高生側を明らかに過度に批判してしまったのである。

もちろんS氏が嘘をついている可能性もあるので注意は大いに必要である。だが仮に国沢氏が正しいと仮定したよりも、S氏が正しいとした方が、読者が抱くであろう数々の疑念が素直に解消されてしまうほどS氏の話は辻褄があっている。加えてどのように公平に見ようとしても、国沢氏は事故の一方の当事者の関係者であるため、色眼鏡がかかってしまう。これは心理的にいたしかたないことである。

これらを払拭し、国沢氏が自己の主張の正しさを証明するには、国沢氏がS氏よりも確実な情報(証拠)を提示する以外にはないのだ。

だが、「裁判にならない限り情報源は秘匿」と宣言したり、書くたびに話がオーバーになったり、事故車両を売却したりと、
彼は汚名を挽回する行動しかとっていないそれゆえ彼に対する2ちゃんねる読者の不信感は雪だるま式に膨れ上がり、過激な発言や暴走気味の行為にまで走る者があらわれる元にもなってしまうのである。


● 結論

さて、S氏が得た警察の証言が正しいと仮定した場合、この件に関してはどのような教訓があるだろうか。

先に挙げた2ちゃんねるでの書き込みを基にすれば、国沢氏は

読者のみならず、奥様を含めた周囲の方々に対しても配慮が足りず、あまりに大袈裟な記事を軽率に書きすぎる


ということに尽きるのではあるまいか。

ただ、これまでの彼のWEBでの行為を考えると、彼は自身がしたことの「軽率」さに気がつくことは今後も恐らくないのであろう

そう考えると、一抹のむなしさが筆者の胸に去来するのである。





この件の総括的なまとめともいえる書き込みが2ちゃんねるにされていたので、それを引用してこの件は終わりとしておく。
140 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :04/06/11 22:37 ID:YGkWcNs/

自転車との衝突事件の件では、クニはやっちゃいけないことをいくつかやってるわな。

  • 相手が反論できないところで、自分の主張だけを書き、一方的に相手を批判していること
    (物書きという立場の乱用、悪用。きわめてアンフェア)

  • 交差点での事故で、過失責任が100対0になることなど、まず有り得ないのに(知ってか知らずか)、相手に100%過失がある、などといういわば「嘘」を書いていること
  • 「日頃、自転車の横暴行為を許せない」などと思っている(思い上がっている?)スポーツ新聞記者上がり(中島祥和)に、一方的な自分の主張を元に記事を書いてくれるように依頼した(あるいは記事にすることを容認した)
ただし、この件に関しては、中島祥和なる者の方がさらにタチが悪い。

自分が目撃したわけでもなく、しっかり調査したわけでもない、 ただの又聞きの又聞きの情報(「友人」の妻の情報)を元にして、
事故の責任が相手にあると決め付け、また「友人」を 「正義の人」として、完全に相手を悪者に仕立てている

これはメディアに関わる人間にとって犯罪に等しい行為だろう。
事故や事件について何か書きたいなら、加害者、被害者、警察など関係者たちから情報や意見を先入観なしに収集してこなければ話にならない。
今回のように、国沢からだけの情報(しかも実際の情報源は国沢の配偶者で、 いわば又聞きの又聞き情報)を元に一方的な批判記事を書くなど愚の骨頂でしかない。

というか、よく読んでみると、この馬鹿は、この事故の真相などどうでもよくて、この事故をネタにして、コンクリートの床にあぐらをかいて座る女子高生や危険な運転をする自転車に対して、文句を言いたかっただけだということが分かる。

(ようするに、こいつが文句を言っている人間たちと、国沢の妻と衝突事故を起こした
女子高生には、実際のところ何の関連もない。 この女子高生が日頃、地べたにあぐらをかいて座っているのか、日頃、自転車で危険な運転をしているのか、なんら証拠も無く、また、この事故になんの関係もない)



141 :名無しさん@そうだドライブへ行こう :04/06/11 22:39 ID:fJNM0/zy

>>140
スベやんも書いているけど、あれは
単なる「媒体を使った嫌がらせ」だもん。

(2ちゃんねるより引用)
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2005.07.10 α版