8−4 パクれ、パクれ、またパクれ −新弟子の新美氏@CARMODEと福島スバル− |
● 弟子山崎氏の脱退
2004年より、国沢氏はそれまでとっていなかった弟子(というか、アシスタント)を採用した。彼は国沢氏にかわってwebの管理をしたり、取材したり、kunisawa.netの記事を書いたりとまさにアシスタント的な仕事をしていた。 彼が、自分の師として多くのジャーナリストの中からなぜ国沢氏を選んだのか、その理由はわからない。しかし弟子になった直後より、彼には黄昏野郎のなま暖かい視線が注がれていた。 また、彼の記事自体はまだ稚拙さがあったとはいえ、仕事への取り組みや掲示板での対応自体にて不快な面は あまりなく、黄昏野郎の多くは「泥舟から早くぬけた方がいいんじゃないか」と思っていたようである。 そして、弟子入りから1年と少し経過し、国沢氏がアジ・パシに参戦する準備に忙殺されている中、彼は国沢氏のもとを去ることになる。それが公式に表明された国沢氏の日記を見てみることにする。 |
2005年3月25日 |
山崎氏は、このように表向きは「家業の都合で」去っていったということとなっている。 だが、スベやんが2ちゃんねるでほのめかした彼の脱退の原因はそうではないらしい。 スベやんの言い分を列挙すると以下のようなものがある。 ・kunisawa.netとしての行動の限界 山崎氏は"kunisawa.net 記者"と印刷された水色の名刺で、国沢氏のかわりに各社の発表会などに顔を出していたようだ。 2ちゃんねるで何度も話題となったこの名刺であるが、「それは本当なのか?」と疑問に思われていた方も多いかと思う。 その実物は以下のようなものであった。 これは某自動車業界関係者が新車発表会にて山崎氏からもらったという名刺を撮影して、背景を消し、住所・電話番号の箇所のみを加工処理したものである。 |
さて、読者諸氏の多くはなにかしらの職に就いておられると思うが、この名刺を見て「信用できる」と直感できるであろうか。筆者個人としては、「何らかの趣味のイベントや仲間内では使えるだろうが、生活の糧とすべき状況では使い物にならない名刺」であるように見える。 仮に、もし取材者がWeb媒体であったとしよう。それでも活動母体としての組織は必ず存在している。そして名刺をもらった人はその活動母体を見てその人の立場なりを判断するはずである。フリーランスであっても、例えば裏面に寄稿誌などを書いてあり、名刺をもらった方も「ははあ、そのような方なんですね」と参考にすることができる。 もし国沢氏がジャーナリスト活動を行う上で、個人事務所を法人登録してあれば山崎氏はその事務所名を使えたであろう。名刺に法人名称があるかどうかは、もらった人の印象はかなり違うのだ。 しかし山崎氏の場合、寄稿誌自体が「kunisawa.net」のみであり、しかも国沢氏はどうやら法人登録していないので、所属もまたもらった人にとっては実態のよくわからない「kunisawa.net」のみなのである。これではさすがに取材に制約が出てきて当然である。 事実、いくつかの社の宣伝・広報部としては、kunisawa.netはメディア媒体とは認められなかったらしいのである。というのは、彼を認めてしまえば、WEBページを開設している法人格ではない人物でも、記者だと認めなくてはならないという前例が生じてしまう恐れがあるからである。 そのため、上記の水色の名刺は各社発表会で好奇と軽蔑の目でみられ、また何社かは入場を断っているらしい。 そして、ある社はこの水色の名刺で闊歩する山崎氏をなんとかしてほしい、と雇用主の国沢氏本人にやんわりとイヤミ的な苦言を呈しようなのである。 すると、国沢氏は日記にこのように書いてしまうことになる。 |
2004年11月10日 (kunisawa.netより引用) |
彼はこの迷惑な人物が自分の弟子のことであるとは露ほどにも思わなかったようなのである。 まあ、この話の信憑性はともかく、とにかくkunisawa.netの名刺をもっての行動にはかなりの制約があったらしい。 ・ギャラの安さ これはスベやんも山崎氏の発言を又聞きしたらしいのだが、国沢氏からもらう彼の月給は16万円であったという。 以下は2ちゃんねるからの引用である。 |
(2ちゃんねるより引用 スレッド#170) |
「弟子」という名前の響きで考えれば、徒弟制度が残る職種分野においては「もらえるだけでありがたいと思え」という意見もあるかもしれない。しかし彼の実質の仕事は秘書やアシスタント的なものである。漫画家や料理人、鳶職などは師匠から吸収すべき技術・技能が存在もするだろうが(そうとはいえ徒弟制度が是かといえば異論もあろうが)、ジャーナリストである国沢氏から吸収すべき、その手の通常のOJTで学ぶ以上の特殊技能があるとは筆者には思えないのだが・・・。 またそのギャラも、もし仮にそれが交通費・取材用雑費等も含めた金額で16万円であるとすれば、これはもう少ないと言わざるをえない。 ・師匠からの冷遇 8-1-3において国沢氏はスベやんが2ちゃんねるに書き込んだ内容をそのままコピペしたという騒動を紹介したが、風の噂によると、この書き込みがkunisawa.netに載ったのは以下のような経緯であるらしい。 まず国沢氏は2ちゃんねるにて自分のレガシィの記事が批判されていることを知った。そしてスベやんの書き込みを見て、「この内容が正解なので、これを元に誤字指摘板で返答しろ」と山崎氏に指示したつもりで、 題名を[正解]とし、スベやんの書き込みをそのままコピペして掲示板に貼り付けたようなのだ。 投稿が表示されるよう反映させるのは山崎氏の仕事であったので、この時点ではまだ表示されていない。 しかし国沢氏の投稿を見た山崎氏は、「師匠の書いたことであるからこれはそのまま掲示板に反映させてよいものだ」と判断し、何もせずにそのまま表示可能なようにしたという。その結果、完璧なパクリ記事ができあがりとなってしまった、らしい。 これが2ちゃんねるで大問題となってしまい、国沢氏は山崎氏に激怒した・・・らしい。 しかしもしこの噂が本当だとして、どう考えても適切な指示を怠った国沢氏の責任を免れることはできまい。なにしろ山崎氏は2ちゃんねるを読んでいなかったのだから、国沢氏の書き込みが単なるコピペとは思わないであろう。 まあ、文章自体が国沢氏のそれとはまるで違うのでどこかのコピペだと疑うべきではあったろうが・・・。 で、ここからが問題なのだが、スベやんが訴訟を検討していると言い、国沢氏に対し盗作の損害賠償訴訟を決意し、告知した後、国沢氏はこの年改騒動の責任を山崎氏1人にかぶせようとし、「もし訴訟になったらおまえが賠償金を払え」とまで言ったというのである。 弟子の不祥事は師匠が被るのが通例のはずなのに、彼は責任を部下におしつけて自分は甘い汁だけ吸うという典型的な最低な上司になっていたのである。 このような経緯もあり、山崎氏はもはや国沢氏と行動することはできなくなってしまったという。 もちろん、これらは国沢氏によい感情を抱いていないスベやんからの話であるから、すべてを鵜呑みにするのは危険である。本当に家業のために実家に戻った可能性はあるし(家業が何かは明かされていないが、そこまで詮索することもあるまい)、またもし家業がウソであるとしても、何か他に理由があったのかもしれない。いくら否定的な理由を考えようとも、それは所詮憶測の域をでるものではない。 しかしおそらく山崎氏にとっては、国沢氏の弟子となっていた期間はあまり幸福なものではなかったのではあるまいか。それは筆者も気が付いたが、他の多くの方も気づいた、このような出来事(?)からである。 |
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スベやんの話を含め、これらの憶測が生まれる理由はやはり「山崎氏個人からの挨拶がなかった」ということが大きな要因なのである。円満に去っていくならば、せめて掲示板にでもいいから別れの挨拶があって当然だろう。しかしそのような挨拶は一切なく、しかも国沢氏は弟子の脱退を告知したその同じ日の日記ですぐに新しい弟子を応募しているのだ。何かきな臭さを感じる人がいたとして、その憶測の感情を一笑に付すことはできまい。
そして以後、山崎氏から掲示板への書き込みがないのはもちろん、国沢氏の日記でも、元弟子から「元気でやってます」という連絡がきました、などという話題さえもないのである。 国沢氏にかわって取材を続けていた元弟子・山崎氏の消息は、弟子離脱と同時にWeb上からぷっつりと途絶えたのである。 ● 希望者殺到 さて、元弟子が脱退して、舌の根も乾くどころかその日のうちに新弟子を募集した国沢氏だが、わずか数日で何人もの希望者があらわれたようである。そしてそのうち、とりわけ熱心であった少なくとも1名を弟子に選んだようだ。以下はその経緯を国沢氏の日記で追っていったものである。 |
2005年3月27日 起きると素晴らしい天気! 天気予報によれば気温も上がるとか。となれば午前中しかありません。 8時半から加山。小岩井師匠もおいでになっており、8時から滑っているとのこと。もう素晴らしいコンディション! (略) 合宿所に戻ってお風呂に入り、東京へ。 途中、谷川岳PAで谷川岳丼。やっぱウマいなぁ〜! 帰宅後、PC立ち上げると弟子になりたいという人が数名。 全員に会って意気込みを聞いてみたいと思います。夜は原稿書き。 2005年4月3日
朝からラリーの打ち合わせ。考えてみたら日本出発まで10日間となってしまいました。準備を始めた時は「4ヶ月も先」だったのに! (略) 午後は弟子志望の人と会う。熱心なので、その場で弟子にすることにしました。今週末の取材からスタートします。初レポートをお楽しみに! 2005年4月13日
2005年6月6日 2005年6月23日 |
まあ弟子にする基準をとやかく言うつもりはまったくないのだが、とにかくこの時、少なくとも1名の弟子が採用されている。そしてその弟子は採用から1週間とたたないうちにもう取材活動をしているのだ。 これは弟子がさぞや優秀なのか、その取材が師匠にとってどうでもいいイベント(失礼)なのか、いずれかであろうと思われる(それ以外の理由として、まさに何も考えていないというものがあるが・・・)。 しかしその取材のレポートが駄目出しをされ続け、取材日から一カ月もたってからやっとkunisawa.netに掲載されたことで、弟子は元から優秀だったわけではなく、あまり重要ではないイベントのレポートであったであろうと思われる。 さて、その日本EVクラブのレポートを一部抜粋して見てみることにする。 ちょっと気になる点は筆者が下線を加えている。 |
皆さん初めまして。新しく国沢さんの弟子にして頂いた新美瑛生(ニイミアキオ)です。よろしくお願いします! ということで、行ってきました初取材。今回はEVレースという電気自動車のレースを取材。電気と車でピンと来るのはトヨタのハイブリッド。バッテリーとモーターで動力性能をアシストするシステムです。しかし、これはあくまでエンジンとの併用。100%電気で走る車はどうなのか?若輩者ながら精一杯探ってみたいと思います。
(略)
○作戦が命?チャレンジEVミゼットレース ○電気自動車の課題 (略)
○取材を終えて レポート/新美 瑛生 JAPAN EV FESTIVAL 2005 より引用 |
まあ、生まれて最初に書いた記事だということを考慮すれば酷評はすべきではないのであろうが、あくまで筆者個人的な感覚では、在学時代に地方のタウン誌の編集部でバイトをして記事をいくつか書いていた知人がいたせいで、どうしても比較してしまうため、ちょっと甘い評価はしかねる。
まず最初に、全体にわたって常体と敬体が混在しているし、おかしな体言止めがあったり(これは師匠である国沢氏の特徴なので、ひょっとしたら国沢氏が直したのかもしれないが)で、はっきり言って読みづらい。 それに内容についても、「電気自動車がどういうものか知らない人もいるかと思う」とか「ミゼットという車に…」などという表現でわかるように、想定している読者の知識レベルが非常に低いのである。kunisawa.netは少なからず自動車に興味がある人物が集うページであると筆者は思っていたのだが、これでは小学生向けに書いているのと変わらない。 それと「モーターと電池の関係については難しいから後で述べる」と書いておきながら、それらしき記述は鉛蓄電池とリチウム・ニッケル電池の容量の比較のみ。筆者としてはもったいぶったのだから詳細な放電特性などについても語るのかと思っていたのだが、本当に低いレベルでの解説でしかなかったのだ。これはあまりに拍子抜けである。 とはいえ、やはり22歳の学生(しかも技術が苦手と公言しているので文系?)に過度の期待をするほうがまちがっているのかもしれないが。 余談だが、22歳にして学生ということは、彼はおそらくどこかで足踏み(浪人または留年)をしている可能性が高い。将来のことをどう考えているのかは知らないが、個人的には、勉学にはげみ、知識を習得すべき大切な時期に、ジャーナリストの真似事でお茶を濁している場合なのか?という疑念も抱いてしまうのだが、まあ、これは完全に余計なおせっかいである。 ● パクリ疑惑 さて、この初のレポートからしばらくして、新美氏は本格的に記事を書き始める。しかしその活躍の場は、kunisawa.netではなく、CARMODEという交通タイムス社が運営しているサイトの時事ニュースであった。そしてkunisawa.netのTOPページからはそこへのリンクが張られていた。 なぜkunisawa.netではなくCARMODEかという点について、国沢氏の日記からその経緯はうかがえない。まあ読者としてもそんなことは詮索するものでもないであろう。 しかし、前の弟子であった山崎氏は、記名で商業媒体に登場したことはほとんどなかった(あっても国沢氏とともにであった)。それに対し、新美氏は弟子となって最初のレポートをkunisawa.netに書き、それからさほど時間をおかずに記名で単独で商業媒体に書き始めたのである。 個人的にはちょっと拙速すぎるのではないか、と思う。というのは彼はEVフェスティバルに出てから、その原稿を書いて師匠からO.K.が出るまで一カ月を要しているのだ。それでいてあの稚拙さなのであるから、彼は商業媒体に書くまでにはまだまだ学ぶべきことがあったのではないか、と思う。 しかも、師事してから一カ月かそこらで、時事ニュースを仕入れることができるほどの技量を国沢氏が教育できたとも思えない(それがたとえどのような高名なジャーナリストであろうとも、である) 実際、彼の取材活動らしき動きは、当初は業界内でほとんど見られなかったという。加えて彼はまだ学生であるから、独自の情報網などは存在しないであろうことは、自明である。 それでいながら、なぜかほぼ毎日のようにCARMODEには彼の記名記事があがっていた。これはどういうことであろうか? 師匠がやったのだから・・・という先入観から、真っ先に「どこかの記事を無断でパクったのではないか」と考えることは、本来すべきではないということは、多くの読者も頭の隅では理解されているだろう。しかし残念ながら、新美氏の立場と、経験、そして師匠の行状を考えるとその黒い疑惑は濃くはなれど薄くはならないのである。 実際、スベやんは6月の時点で既にこのように指摘していた。彼は旧弟子の山崎氏には一定の理解を示していたのだが、新美氏に対しては最初からこのように敵対意識を剥き出しにしている。それは恐らく「他人の記事を拝借している」という、およそ記者らしからぬ行為をしている疑惑があるせいであろうが…。 |
(2ちゃんねる ★ラリーは成績よりも思い出作り@ヒョンカ国沢188★ より引用) |
スベやんが書き込んだこの内容は、この時はあまり大騒ぎにもならず、「ああ、そうなの」という感じでスルーされた。この時は国沢氏のアジパシ参戦の話題でもちきりで、黄昏野郎も弟子のことまで気にしなかったのかもしれない。
スベやんのこの指摘の検証が、本格的におこなわれるようになったのは、それから約一カ月後である。それは2ちゃんねるに以下の2つの記事が比較として紹介されたことから始まった。 |
証券新報 ダイジェスト 個別記事 より 自動車新聞 2005年07月12日(火) 07時19分 ■日産自動車、エンジンにユーザー名を打刻 日産自動車は07年度中にも、エンジンに車両購入者名の打刻を始める。同社は現在、仏ルノーと共同開発した小型車用エンジンに2次元コードを打刻している。これは1台ずつの製造履歴を明確にすることが狙い。さらにこの考え方を一歩進めて、購入者名を打刻することにより、メーカーとして最高の品質に対する自信と誇りを明示することを目指す。また、こうした取り組みを商品差別化にもつなげる。 |
カーモードニュースより 2005年07月14日 自分の名前がエンジンにも! 自分の持ち物に名前を書くのは社会の基本! とはいっても自分のクルマに名前を書いてる人はそうはいないでしょう。ってかエンジンにどうやって名前を書くんだろう? と、とにかく、日産自動車は07年度中にもエンジンに車両購入者名の打刻を始めることを明らかにしたのです。日産はルノーと共同開発した小型車用エンジンに2次元コードを打刻していますが、これはあくまで製造履歴を明確にすることが狙い。今回の車両購入者名打刻は、メーカーとして最高の品質に対する自信と誇りを明示するためのものだそうです。いいですね、ボンネット開けてエンジンに自分の名前が刻まれていたら、なんとなく「スゴいだろ!」って気分になりますものね。クルマを盗難された場合、ナンバーを付け替えられたら自分のクルマであることを確認するのは簡単にはできませんが、エンジンに自分の名前が打刻されていたらすぐに分かるので車両盗難防止にも役立つかも。どちらにしろクルマを買う側にとっては嬉しいニュースです。(新美) posted by Carmode at 15:12| ニュース |
両者の記事は文章だけみると似ても似つかないものである。しかし、要旨とその文章の組み立て方に着目し、CARMODEの文章の記者の個人的感想を排除すると、ほぼ同一の内容および構成となってしまう。 これを考慮すると、両者は同じソースにあたったのであろう。と良心的解釈もできよう。しかし、CARMODEの場合は自動車新聞の2日遅れである。それにスベやんは以下のように疑問を呈した。 |
(☆国沢さん、それもないだろう【休憩所】186.5☆ より引用) |
確かに、当時日産のプレスリリースを検索してもこのような内容は出てこなかった。ではCARMODEはどこから取材したのであろうか。
また、同時期に同じく2ちゃんねるに晒された以下の内容の記事に対しても首をかしげざるをえない。 |
carview ニュースより引用: 2005年7月13日(水) 品川に全国の道の駅が大集結する 来月8月6日は道の日。それを記念して、品川に1日だけ“道の駅品川宿”が臨時開業する。 このイベントは、全国各地に点在する道の駅が観光PR展示と特産品を販売する。アイドルの熊田曜子さんが1日道の駅長を勤め、特設ステージではお笑いの品川庄司のふたりや、アンパンマンが出演する予定だ。 各オープンスペースで繰り広げられる大道芸人のパフォーマンスも見ることができ、1日中楽しめるイベントとなっている。イベント当日は、先着300名の人に道の日オリジナルTシャツがプレゼントされる。 場所:品川インターシティ 品川グランドコモンズ セントラルガーデン 日時:平成17年8月6日 10時30分から17時 |
カーモードニュース より引用: 2005年07月14日 道の駅大集結! 8月6日が何の日か皆さん知っています? 8月6日は「道の日」。それを記念して品川に1日だけ全国の道の駅が集合する「道の駅品川宿」が臨時開業されます。この1日限定で開業される道の駅には全国各地にある道の駅が特産品を販売したり観光PRを行ったりする。デパートなどでよくご当地物産展みたいなことをやっているけれど、それの道の駅版です。今回はそrだけでなく、グラビアアイドルの熊田曜子さんやお笑いコンビの品川庄司もくるなどイベント盛りだくさん!全国各地の食べ物を食べたい人も、熊田曜子さんのファンの人も、たまには大笑いしたい人も、ぜひ顔を出してみてはいかが?(新美) posted by Carmode at 15:26| ニュース |
さて、これらの記事の一次ソースはこれである。 |
国土交通省のページ より引用: 8月10日は「道の日」です。 平成17年度の「道の日」中央行事のご案内 「道の日」2005 1日だけの臨時開業「道の駅 品川宿」 (pdf) ・国土交通省は昭和61年度に、8月10日を「道の日」と制定しました。 制定の目的 道路は国民生活に欠くことのできない基本的な社会資本ですが、あまりに身近な存在のため、その重要性が見過ごされがちです。そこで、道路の意義・重要性について、国民の皆さまに関心をもっていただくため、8月10日を「道の日」と制定しました。 選定の理由 (1) 大正9年8月10日にわが国で最初の道路整備についての長期計画である第1次道路改良計画が実施されたこと (2) 「道路ふれあい月間」*(8月1日〜31日)の期間中であることなどによります。 (*平成13年度より「道路をまもる月間」から名称変更。) 運動・活動 国土交通省は、地方公共団体、関係公団、道路関係団体等に幅広く「道の日」運動への参加を呼びかけております。国土交通省を中心として、各機関・団体等は、関係他省庁の協力を得つつ、相互に連携をとって、道路の意義・重要性について、国民の皆さまに関心をもっていただくような各種行事及び活動を実施し、「道の日」を国民的運動として展開しています。 なお、諸行事は、8月10日の「道の日」を中心に、主に、「道路ふれあい月間」(8月1日〜31日)中に実施することとしています。 |
つまり、この情報の一次ソースにあたれば、道の日は8月10日であるが、イベントは休日である6日(土曜日)に実施する、ということが分かるのである。そしてポスターにも「8月10日は道の日です」と大きく書いてある。この一次ソースを見れば、日付などそう間違えるものではない。 しかし、carviewの記者は、道の日のイベントが6日に行われるので道の日も6日である、と勘違いして記事を書いてしまったのであろう。 そのオッチョコチョイさはともかくとして(甚だプロ意識に欠けるとは思うが)、その翌日、まったく同じ間違いをCARMODEがしてしまっているのだ。これははたして偶然なのであろうか? これらが2ちゃんねるで話題になった以降、黄昏野郎はCARMODEの記事を、他のサイトといくつも比較した。 すると著名なサイトの数日遅れで同内容の記事を掲載している証拠がいくつもあがってきたのである。 以下、それらの疑わしい記事を指摘した2ちゃんねるの発言を引用する。 |
822 :名無しさん@そうだドライブへ行こう [sage] :2005/07/16(土) 16:05:24 ID:W3eE/jD40 朝日新聞 2005年07月05日 ETCレーン開かず追突、12人けが 東名豊橋料金所 http://www.asahi.com/car/news/NGY200507040004.html レスポンス 2005年7月6日 ETCレーン誤作動で追突、12人が負傷 http://response.jp/issue/2005/0706/article72299_1.html CARMODE-NEWS 2005年07月08日 ETCレーン誤作動で事故。車間距離は十分に! http://carmode-news.carmode.net/article/4920435.html |
823 :名無しさん@そうだドライブへ行こう [sage] :2005/07/16(土) 16:33:11 ID:W3eE/jD40 webCG 2005年5月13日 最高速度351.45km/hを誇る2シーターのマイバッハ「エクセレロ」(2005/05/13) http://www.webcg.net/WEBCG/news/000016697.html http://autos.aol.co.jp/news_imp/news/200505/20050513-3.html >ダイムラークライスラーは、マイバッハをベースにイタリアのStolaが作り上げた >2シーターの“ハイパフォーマンス・ショーカー”「Exelero」(エクセレロ)を、 >2005年5月11日、ベルリンのテンポドロームでお披露目した。 レスポンス 2005年6月11日 【写真蔵】350km/h オーバー! …マイバッハのスーパーカー http://response.jp/issue/2005/0611/article71506_1.html >マイバッハの高性能クーペコンセプト『エクセレロ』が5月11日、公開された。 CARMODE-NEWS 2005年06月12日 700ps!幻の怪物クーペの存在 http://carmode-news.carmode.net/article/4301605.html webCGが5月13日のニュースで、 レスポンスが公開から1ヶ月遅れのニュースを出したら、 1ヶ月と1日遅れで新美がニュースを(w |
825 :名無しさん@そうだドライブへ行こう [sage] :2005/07/16(土) 16:49:54 ID:W3eE/jD40 琉球新報〜沖縄の最新ローカルニュース (6/8 10:23) 「いい人そう」 無職男、タクシー強盗やめる 無職男、タクシー強盗やめる http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-2950-storytopic-1.html レスポンス 2005年6月11日 運転手の言葉にタクシー強盗ノックアウト http://response.jp/issue/2005/0611/article71515_1.html CARMODE-NEWS 2005年06月12日 沖縄のタクシーはやさしいさー http://carmode-news.carmode.net/article/4301624.html |
835 :名無しさん@そうだドライブへ行こう [sage] :2005/07/16(土) 17:27:00 ID:W3eE/jD40 プレスリリース 豊田通商株式会社 2005年05月13日 日本初のDSRC身障者用駐車管理システムを導入 http://www.toyotsu.co.jp/press/05051301.cfm レスポンス 2005年5月18日 【愛・地球博】身障者用駐車スペースの不正使用防止にETC http://response.jp/issue/2005/0518/article70795_1.html CARMODE-NEWS 2005年05月21日 万博にETCを利用した駐車場が出現 http://carmode-news.carmode.net/article/3789943.html |
841 :名無しさん@そうだドライブへ行こう [sage] :2005/07/16(土) 18:21:59 ID:W3eE/jD40 goo ニュース 更新日時 : 2005年05月30日(月)12:08 暴走族追跡中のミニパトが逆走、対向車両が事故 (読売新聞) http://news.goo.ne.jp/news/yomiuri/shakai/20050530/20050530i506-yol.html より。 >30日午前2時20分ごろ、宇都宮市鶴田町 レスポンス 2005年6月3日 暴走族追跡のパトカーが事故を誘発 http://response.jp/issue/2005/0603/article71304_1.html より。 >5月30日、栃木県宇都宮市内 CARMODE-NEWS 2005年06月05日 赤色灯付きのパトカー見たら、安全を確保しよう! http://carmode-news.carmode.net/article/4146328.html より。 >5月30日、宮城県宇都宮市内 …。 宮城県宇都宮市 宮城県宇都宮市 宮城県宇都宮市 宮城県宇都宮市…。 |
もはや消えている記事もあるので比較はしがたい状態であることは残念であるが、黄昏野郎の根気よさにも感心するが、同時によくぞこんなに類似記事があるものだと感心する。しかもそれらは全てが「どこかのサイトがその内容を掲載した後」であり、やはり、これではどんどん灰色が黒に近づいていってしまう。 蛇足となるが最後の「宮城県宇都宮市」などは非常に初歩的ミスでまさに噴飯ものであるのだが、このような間違いですら誰も気がつかなかったのであろうか。そうするとCARMODEのチェック体制はお粗末なものであることが分かる。 閑話休題。 そして、後日すぐに、パクリの証拠の決定的ともいえる記事がCARMODEに掲載されることになる。 それが、「トヨタ博物館入場者数350万人記念イベント」の記事なのある。 ではまず、本家のトヨタ自動車のプレスリリースを見ていただこう。 |
トヨタ博物館 来館者累計350万人記念 夏休みイベント「サマーメモリー2005」などを開催 (別ウィンドウ表示) |
これを受け、各メディアは記事を書いたのだが、まずは車情報の速さと量では1、2を争うResponseから。 【夏休み】 トヨタ博物館 来館者350万人記念 (別ウィンドウ表示) ほぼ正確な記事である。 次に、モーターマガジン社。 トヨタ博物館 入館者累計350万人達成イベント開催 (別ウィンドウ表示) これも問題はない。しかし次のcarviewは記事を書いた者が、とある勘違いをしてしまったのである。 愛・地球博のトヨタ館入場者数350万人突破 (別ウィンドウ表示) さて、おわかりになるだろうか。この記者は「トヨタ博物館の来場者数」を、「愛知万博でのトヨタグループ館の来場者数」と勘違いしてしまったのである。 さらには絵付け教室というイベントの「参加料」を「入場料」と勘違いするというミスもおかしている。まさに大チョンボである。 そもそもトヨタグループ館は定期的に一定人数を入場させてパフォーマンスショーを見せる、という形式をとっているのだから、そんなところで絵付け教室をやるというのが何かおかしいのではないかと思わないのだろうか・・・と筆者は考えてしまうのだが。 まあ、とにかく、これは担当者が大目玉をくらって、carviewもトヨタ広報あたりからお叱りでも受けるかもしれないレベルの大間違いである。 しかしある意味でこの記事の救い(?)は、「愛・地球博会場」とした住所が、トヨタ博物館の住所になっていることである。これも大チョンボには違いないのだが、この住所を調べればトヨタ博物館であるわけなので、読者としては「ああ、これはトヨタ博物館と間違えてるな」と気がつく余地は残されているということにはなる(それで失敗の相殺というわけにはとてもいかないが)。 さて、ではCARMODEでの新美氏の記事を見てみよう。 トヨタ館350万人突破! (別ウィンドウ表示) もうお分かりであろう。carviewとまったく同じように、トヨタ博物館をトヨタグループ館と完全に間違えている。しかも絵付け教室の「参加料」を「入場料」と間違えているところまで一緒なのである。さらに、トヨタ自動車のページにあって、carviewには掲載されていない情報はCARMODEには一切盛り込まれてはいないのだ。 *** もちろん、これをもって「新美氏がcarviewをパクった」という100%の確証ができたというわけではないだろう。が、しかし、第三者的に見たとしても限りなく100%に近いクロではないかと疑いを持たせるには十分であろう。 ただし、この場合、もし新美氏がcaeviewのパクリをしていたとしても、元記事自体が恥ずかしい間違いをしているため、carviewがCARMODEに違法行為を問うということも考えにくいため、公に新美氏の責を問う声はあがらないとは思われる。 とはいうものの、パクリという点は業界内の問題とするにしても、すべての記事が他のWebメディアよりも遅く、また他のメディアがしている間違いを検証もせずにパクってそのまま掲載していることすらある(かもしれない)ということは、一読者としてはCARMODEがメディアの質としては最低レベルであり、他のメディアでこと足りるのでどうでもいいページであると判断せざるを得まい。新美氏がCARMODE自体のレベルを著しく低下させてしまったことには違いないのである。 更にCARMODEの質を低下させた出来事がある。2ちゃんねるでは国沢氏のご子息のことを、「バカ息子」をもじって「バッカム」と蔑称で呼ばれているのだが、ある日このような記事が掲載された。 |
F1イタリアGP決勝! (別ウィンドウ表示) |
これを一体どう判断すればよいものか筆者も悩むところである。しかしただ1つだけ言えるであろうことは、国沢氏の弟子とご子息がCARMODEを玩具のように好き勝手にしていることであり、かつそのレベルがあまりに低いということであろう。 以後、2ちゃんねるでもCARMODEに関する話題はまったくなくなってしまった。すなわちCARMODEは、あらさがしの好きな(はずの)黄昏野郎にとってすら、見る価値もないサイトと判断されたのである。 それはある意味ではあたりまえの帰結であったのだろう。それが双方にとって幸福なことなのかのかは判断しかねるが。 筆者ももはやCARMODEはまったく見ていないため、現在のCARMODEがどれだけの方に読まれているのか、また新美氏は相変わらずパクリ疑惑をふりまくような記事を書いているのかは、一切不明である。 |
● 福島スバル もし福島スバルが、国沢氏と何も関わりを持たなければこのようなことが発覚することはなかったかもしれない。しかし実際には福島スバルは国沢氏と非常に密な関係を持ってしまい、それまでバれることはなかった行為がさらされることになってしまった。 そもそもの国沢氏と福島スバルの関係がkunisawa.netに書かれたのは、奇しくも先の山崎氏の脱退の日記の中である。再度その日記を引用する。 |
2005年3月25日 |
福島スバルと国沢氏との不可解な接点については別節に書くとして、とにかく福島スバルは唐突に、しかも年度末の納車ラッシュの繁忙期に、不自然にすら思えるほど国沢氏を全面的に支援した。その恩恵を得て国沢氏はラリーに出ることになる。 以後の国沢氏のラリー活動については別項で述べるとして、時は流れていよいよ日本でのラリージャパン開催前、国沢氏のラリーカーはこれまた別項に述べるように5-56デザインとなった。その騒動の中、福島スバルがラリージャパンにて国沢氏にメカニックを派遣し、「チーム福島スバル」として参戦するという記事が掲載され、2ちゃんねるで話題となった。 そんな中、福島スバルのサイトを見たある人がこのような告発をする。 |
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既に削除されたその該当のページのスクリーンショットを掲載する。なお日時がわかるようにブラウザ前面に時計を表示させている。 情報プラザ (別ウィンドウで表示) 運転上達講座 (別ウィンドウで表示) 上記ホンダクリオのページを別ウィンドウで開いて比較してみていただきたい。 確かに車はフィットに見えるし、のハンドルには[H]のマークがある。そしてホンダクリオのサイトにもほとんど同じものが掲載されていて、しかも該当ページのhtmlのソースを比較しても、ほとんど同じなのである。 当然、2ちゃんねるでは祭りとなり、ホンダ技研のお客様相談室に電話する者も現れるまでになる。以下はその時のログの引用である。 |
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これらの書き込みの後、しばらくこの件は忘れられたのだが、「そういえばあの件はどうなったのかな」と黄昏野郎が思い始める頃、この件は突然に解決することとなった。 |
(2ちゃんねる スレッド#206 より引用) |
まあ当然と言えば当然の結末である。 一体、誰が、どのような意図をしてこのコンテンツを福島スバルのサイトに掲載したのかは分からない。 あくまで個人的考えではあるが、最も考えられるケースは、上でふっさーる氏が述べているように、福島スバルがWebページの製作を依頼したWeb制作会社が、クライアントからの「何か便利なコンテンツを載せて欲しい」という依頼を受け、以前ホンダのページを製作した際のデータ(?)をそのまま流用してしまった・・・ということであろう。 ただ、もしそうであったとしても、福島スバルの責任が多少軽減されることはあれど雲散霧消することはないのだが。 逆に、福島スバル社員がホンダのサイトのコンテンツをそのままパクってしまった、というのであれば論外であろうが・・・。 |
● 考察 新美氏にせよ福島スバルにせよ、やった行為は年改騒動にみられるような国沢氏のパクリ行為と同じである。 ただし、悪意たっぷりに、それらの行為が国沢氏の指示によるもの、という見方をしようとすれば(新美氏は可能性があるが)、やはりそれはちょっと無理がありすぎるし、さすがに2ちゃんねるでもそのような意見はほとんどみられない。(福島スバルについては一度スベやんがそのようにほのめかしはしたが、これはさすがに無理があろう) では何故国沢氏の周囲でこのようなパクリが連鎖するのか・・・と考えれば、これは「類は友を呼ぶ」であり、国沢氏の周囲は、知的情報の価値に関しての意識レベルが同じであったと考えるのが適当ではないだろうか。というよりも、Web上の知的所有権について、あまりに無頓着な人がまだまだ多いということなのであろう。 ただし、kunisawa.netの中でのパクリであれば、それは「所詮、個人ページなのだから」であると言い張ることができるかもしれない。しかし今回のこの2例は、競合他社がコストをかけて作成した知的財産を、営利目的団体のサイトにおいて無断で掲載していたのである。これは明確に損害額のコスト計算ができる違法行為であり、損害賠償請求は当然されてもおかしくはない。 それ以前に、このような・・・ライバル社の製品を平気でそのまんまパクる(あくまで疑惑だが)という行為は、社会人として倫理的に許されるものではあるまい。知的所有権の侵害の可能性を分かっててやっていたとするならば、それはただの居直った盗っ人であり、まさに厚顔無恥、破廉恥としか言いようがなく、社会生活をおくるにあたっての基本的観念にも欠けているのではないか、という疑いすら抱いてしまう。 まあ過ぎたことでこれ以上激烈に批判するのもどうかと思うし、福島スバルなどは「パクリしてました」とまでは書いてはいないものの、公式に謝罪はしているわけであるので、この件の考察についてはこの程度で終わることにするが、ただ彼らは1回やってしまった(かもしれない)不道徳な行為のせいで、彼ら自身の評価を、彼らが思っている以上に下げてしまっており、その回復のためには、不道徳な行為をしてナマけた労力の数十倍もの労力を払わなくてはならなくなってしまったことは、確実であろう。 そんな労力は払いたくないので、ひたすら悪い噂の風化を待つという消極的方針をとるかもしれないが。 まあ、それはその組織の勝手である。外野としては風化の前にその組織自体が風化しないようにね、と嫌みのひとつでも言ってこの件は終わりにしておく。 |
β版 2006.06.27 |