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はじめに


まずはこのような場末のページに来訪されたことに感謝する。

ご存じない方のために、このページを作るきっかけとなったインターネット上でのとあるトラブルを簡単に説明しておく。

主に自動車雑誌で新型車のインプレッションやコラムなどを書き、いくつかのTV番組やラジオにも出演している国沢光宏氏(46)という自動車評論家がいる。 この評論家は学生時代から雑誌社の編集部に入り浸り、そのまま講談社の子会社たる三推社に編集部員として就職。自動車雑誌、バイク雑誌を経て、数年後に独立。独特の文体で若者の評価を得て活躍の場を広げ、永年日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務めている。

彼は1999年11月、kunisawa.netというwebページを開設した。 当初は問題もなくページ運営をしていたようであるが、2000年に入り、掲示板でトラブルが頻発することとなる。そのトラブルのほとんどが、国沢氏の評論内容に苦言を呈す訪問者と、国沢氏及び国沢氏を擁護する常連との間の対立によるものであった。
そして一向に批判者が減らないことに業を煮やした国沢氏は、掲示板の閉鎖や発言の削除を繰り返し、一度でも批判的書き込みをした来訪者は掲示版から閉めだすという行動にも出るようになった。
閉め出された人達や、この騒動を見て国沢氏に非好意的感情を抱いた人達は匿名掲示板2ちゃんねるで国沢氏の批判活動を(それまでも細々と行われてはいたが)本格的に展開するようになった。これが2001年1月のことである。この闘争は両者の直接対決などの小競りあいを交えながら長期化、泥沼化し、現在(2004年)に至ってもまだ続いている。

筆者はこの騒動を最初から全て見ていたというわけではない。 しかし、2ちゃんねるの過去ログに残されたやりとり、また実際に見たkunisawa.netの掲示版での論争を見ると、批判する側にも確かに問題があるとはいえ、国沢氏(及びその取り巻き)もまた重大な失敗を繰り返していることが読み取れる。 というのは、国沢氏は自分への批判を「ただのクレーマーの戯言」として、たとえその中に極めて真面目な忠告があったとしても、一切相手にしようとしないのである。

そして批判者はそのような国沢氏の態度にますます不快感を強め、互いにその感情はエスカレートし、国沢氏は彼らを「黄昏野郎」という固有の呼び名を作って侮蔑し、批判者は国沢氏が改心するか、もしくは商業誌から姿を消すまで各方面に対し批判を続けるという方まで出る始末である。互いにこうであるから、これではまったく問題解決のしようがないのだ。

それではこの騒動はまったく不毛かつ無意味なのであろうか。

それには敢えて 「否」 を唱えたい。 先に述べたように、国沢氏は多くの局面において批判者に対する対応等を明らかに誤っているのだ。 筆者の見た所、考えうる中でも限りなく最悪に近い対応なのである。 逆に言えば、もう少しマシな対応をしていれば、この泥沼劇は避けられたはずなのである。 つまり、氏の失敗を客観的に見て、問題点を知ることにより、これまでもInternet上で頻発し、かつこれからも起こるであろうトラブルを回避する方法を知ることができるかもしれないのである。

そこで、当ページでは、国沢氏のWEBでの主要な失敗を俎上にあげ、これからWEBページを開設しようとする人、いま開設している人のために、WEBでのトラブルを防ぐにはどうすればよいか、何をしてはいけないのかを考察してみようというわけである。これが、このページを作った動機であり、目的である。

もちろん、もし国沢氏本人がこのページを参考にkunisawa.netを改善していただければ、筆者にとってはこの上ない喜びである。が、正直な心境を述べると、筆者はそのようになることは99%以上、あきらめている。しかしせめてここを見た読者諸氏は、国沢氏と同じ失敗を繰りかえさないでいただきたいのだ。国沢氏と同じような失敗は、誰にでも起こりうるのだから。

しつこく書くが、このページは国沢氏の失敗を参考例にしてWEBでのトラブルを回避する方法を研究することが目的であって、断じて国沢氏の批判を主目的としたものではない。しかしながら、研究する上でどうしても氏の方針や考えなどの人間性に関する部分に触れざるをえない箇所もあるので、その点はご容赦願いたい。さらには、時として非常に厳しい口調となっているところもあろうが、これは決して誹謗・中傷ではなく、 国沢氏と、その関係者への強い叱咤かつ警告のつもりである。

とはいえ、このページを見て国沢氏のことを知った方が、彼を批判しようとすることを止める権利は筆者には無い。しかし、1つだけ言わせてもらうならば、
彼を批判する前にまず自分もそのような行為をやっていないかどうか、強く自己批判をしてからにしてほしい。闇雲に国沢氏を批判するためだけに当ページを紹介されたり、使われるのは筆者の本意ではない。

当ページ中でいきすぎた表現がある場合は素直に謝罪することもいとわないので、遠慮なくご指摘いただければ幸いである。加えて、本ページに事実誤認等による間違った記述があれば、それらを訂正するにはやぶさかではないので、こちらもぜひご指摘いただきたい。

ただし、いずれの場合でも一時的感情に高ぶった指摘や、具体性の欠ける指摘、単なるいやがらせ、他人を明らかに見下したような表現などが入った指摘、いわんや脅迫めいたメイルなどは差出人の事前了承を得る事無く当ページに引用・転載し公開糾弾を行うことがある。理性的意見は記名匿名、批判賛同にかかわらず最大限尊重する。これは筆者の良心にかけて保証する。

いただいたメイルは予告なく当ページのコンテンツの一部となることもあるので、それを望まなければメイルの中で「引用・転載は遠慮して欲しい」と書いていただきたい。公開糾弾を行うに値するほど礼を失したメイルはいくら転載禁止と書こうが無視する。筆者へメイルを出すということは以上の件について同意しているものとみなすので、「知らなかった」などとは後で言わないで欲しい。

加えてお断りしておくことがある。筆者は当ページでは本名を明かしていない。 しかし匿名(ペンネーム)であることを取り上げて、当ページを取るに足らないものと判断する者は、もし筆者が本名を名乗っても、たとえば「大学も出ていない奴のくせに」 「専門家でもない奴が」「女のくせに」「●○のくせに」などとなにか理屈をつけて 結局は正当性がないという結論 ―実は最初から正当性がないと決めつけていて、その理由を探しているだけというのが順番としては正しいのだが― になるはずだ。 (一部、不穏当な表現があるが極例として挙げただけで筆者には差別思想は無い、 または無くするよう努力している)

さらに、本論でも述べるが、国沢氏、または国沢氏の名を騙る者が、批判者に対し脅迫めいた警告をしたことがある(3−5)。このような出来事がある以上、たとえ理性的な考察を目指す当ページにおいても危機管理の観点から本名を明かすのはリスクが高いとの考えから匿名で皆様の前に稚拙な文章を披露することとした。この点についてもご理解いただきたい。

なお多くの方にはおわかりのように、このページのタイトルは三野正洋氏著の 「日本軍の小失敗の研究」(光人社NF文庫 他)をパクったものである。ご興味のある方はこちらも手にとって読んでみていただきたい。余談となるが、これらを小失敗とするならば国沢氏の大失敗とは何か・・・という点に関しては、あとがきで触れることとする。


文責・著作: 槍騎士  

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(初版  2002.08.22)
(1-1版 2002.08.25  一部文章の修正)
(1-2版 2002.09.08 誤字及び一部文章修正)
(2-0版 2002.11.09 大幅修正)
(2-1版 2003.06.24 小修正)
(2-2版 2003.08.20 小修正)
(2-3版 2004.11.01 小修正)