質問自体、理解できません

● 制限速度の規制を緩めれば・・・

前節にて、国沢氏の「速度規制改正論」についての考察を述べたが、この話題はkunisawa.netでの多くの方の関心事でもあったようで、色々な意見が出された。

その中に1つ、「環境のことを考えれば現行のままでいいのではないか」という意見が出された。それに対する国沢氏の返答は、何とも理解しがたい内容となっていた。以下にkunisawa.netでの掲示板の速度規制に関するいくつかの書きこみを引用する。
制限速度 投稿者:TA 投稿日: 7月27日(日)19時10分03秒

これからは,安全の為の100Km制限ではなく,
環境の為の100Km制限というのが有ってもいいのではないでしょうか?
100Kmで走るより120Kmで走ったほうがきれいな排ガスになる車ってあるのでしょうか?
どうせ制限速度が80Kmだろうが100Kmだろうが150Km位で走る人は150Kmで走るんでしょうし,仮に制限速度が120Kmになって150Kmで走って捕まった人の
ペナルティーが50Km違反が30Km違反で済むような法改正であってはならないような気がします。

TAさんへ 投稿者:PA 投稿日: 7月28日(月)07時02分59秒

こんにちは。

純粋に疑問を感じましたので質問させてください。
確かに、日本の法定速度基準からすると150キロというスピードは無謀な領域に思えますが、日本以外での地域において150という数字ははたして本当にそんなに嫌悪感を覚えるほどの犯罪なのでしょうか?
スピード イコール 犯罪という図式はクルマの存在自体を否定している気がしてなりません。
(もし、気を悪くさせてしまったらすいません。そのようなつもりは毛頭ありませんが、文面を拝見しまして、純粋にそう感じましたので)

TPOに合せての走行、とくにまわりの状況に合せて走れる順応性のほうが大切なような気がします。
が、決して速度超過を容認したり、奨励したりしているわけではありません。

ただ、アウトバーンの取り締まりは、制限速度80キロ内での速度超過に対しては(住宅街通過による騒音対策という理由で)五月蝿いですけれども、それ以外の区域では追い越し車線に居座るクルマや下限速度以下で走るクルマに対しての取りしまりの方がシビアですよ。
実際、事故原因になるのはそちらの方が多いと自分がいた当時は聞きましたし。

環境の為には渋滞を作らないのが一番ではないでしょうか。
どんなに汚い排気ガスを出すクルマでもエンジンを掛けなければ排ガスはでないわけですから、はやく目的地に到着できる環境のほうが結果的には環境の為ということにはなりませんか?

TAさんへ 投稿者:国沢光宏 投稿日: 7月28日(月)09時57分38秒

移動は新幹線でなく各駅停車を使えってことですか?

ドライバーの再教育が必要かも 投稿者:HI 投稿日: 7月28日(月)17時21分17秒

交通法規が適正かどうか、ちゃんと機能しているかどうかを調査する所は無いのでしょうか?
JAFはどうしたのでしょう。ユーザーの代表なら調査して裁判でも起こして欲しいとおもいます。
首都高など通過車両の車速で渋滞情報を作っているというのを聞いたこともあります。(未確認ですが)車がどのくらいの速度で流れているの かという情報は結構あるのではないでしょうか。
ユーザーの署名を集めたり、個々人で裁判を起こすというのも非現実的な気がします。
会費払ってんだから、そのくらいやってほしいよね。JAFニュース読むために会費払ってんじゃないんですよ。保険会社がロードサービス始 めちゃうし、いったいJAFって何なのよ!
それと、低いのは制限速度だけではないみたいですね。いろいろな運転レベルの人が、車種が混在して道路を使っているのです。誰一人として 死んでもいいと思って走っていません。そんな中で安全に(自己も相手も)交通の流れを作るのは大変なことだと思います。運転者相互の信 頼、道路への信頼、そして交通法規への信頼が無ければなりません。人への思いやりが安全な流れを作り、高速走行を可能にするのではないで しょうか。そのためにはどうしたらいいのでしょう。どこかがドライバーの再教育をテレビ等マスコミを使ってキャンペーンをして欲しいです ね。天気のいい日にフォグランプを点けないから始まって、事故を起こさないワンポイントアドバイスなど一般の人に解りやすいように(国沢 さんのやさしくも厳しい声での指導が理想ですが)スポットで流して欲しいな〜。

おぉ、そうかも! 投稿者:HD 投稿日: 7月28日(月)18時09分25秒

>どうせ制限速度が80Kmだろうが100Kmだろうが150Km位で走る人は150Kmで走るんでしょうし。
これっていい意見だと思いますね。
結局、最終的には多くの方が自分の好きな速度で巡航しようとするのは変わらないはず。
120kmとかにあげたら、ここに来ている高性能?外車好きな方々は、大手を振って150kmの巡航して鼻高々になるとおもいます。

仮に規制緩和されて、そのうち120km巡航に慣れてくると、今と同じ様に「クルマが高性能になったから150kmに巡航速度上げよう!」と言い始めるはず。

そうでしょうか? 投稿者:AN 投稿日: 7月28日(月)20時06分57秒

HDさん、本当にそうでしょうか?
高速を走っていると、100キロ以下でのんびり走っている車もけっこういます。
制限速度を上げても捕まった時の超過速度が少し減るだけのような気がします。
ルールを守れない人はルールがどう変わっても変わらないでしょう。

制限速度。 投稿者:MK 投稿日: 7月28日(月)21時32分19秒

先日、秩父まで299号を走ってきました。この道路、飯能より先は40km/h均一なんですよね。
これが低いかどうかはそれぞれでしょうが、個人的には低いと感じます。路面は良く、道幅も広くて走りやすい道路です。
ただし、飯能市街地は別。ここも40km制限なのですが、逆に怖くて40km/hでは走りにくいです。30km/hにしてもいいと思ったぐらい。道路は狭いし路肩はないし道路脇はすぐ民家・・・。
こういう道路が多い結果、制限速度の信用度が下がっているのではと思います。ちゃんと考えてその上で低いのなら、不満はあっても信用はされると思うのですが。

速度制限 投稿者:TY 投稿日: 7月28日(月)23時01分23秒

速度制限を上げても、現在速度制限を守ってない人たちは、どうせ守らない。←確かにそうでしょう。
しかし!国沢さんが言ってるのはそんな話ではないと、私は思いますし、私の思いもそこにあります。上下問わず、その道路を走行している90%以上の車両が守っていない速度制限とは何か?しかも警察の取り締まりはまばら、つまり見て見ぬフリをしている。この事に異論はないと思います。
ではどうしようかと言う事ですが、速度制限を上げて(どのくらい上げるかは議論が必要ですが、今の速度が遅いという認識をみなさんと共有したいです。)その代わり、 超過の違反も未達の違反もきっちり取り締まろうよ、という事ではでないでしょうか。60km/h制限でも100km/hでもオービス全然光りません。これを警察の怠慢とみるのか、あたりまえ、だってみんな100km/hで流れてるやん、こういう考え方が違うと私は思います。ばんばん光れば速度制限への問題意識が生まれると思いますよ。速度制限が上がってもそれ以上とばす人には、白黒のGTOに頑張ってもらいましょう。

PAさんへ 投稿者:TA 投稿日: 7月28日(月)23時29分50秒

自分はアウトバーンの事をあまりよく知らないのですが、,片側2車線でも制限速度は無制限の所があるのでしょうか?自分の住んでる地方の高速道路 は大体2車線のところが多く,いつも利用している感じでは,無制限にするんだったら,最低3車線はいるのではないでしょうか? あと,下限速度ってどれくらいの速度なのですか?

国沢先生へ 制限速度が120Kmになったら,100Kmで走行する事は悪ですか?

噛み合わない議論ですね 投稿者:NG 投稿日: 7月28日(月)23時46分01秒

高速道路の速度規制の見直しの是非を問う今回のTOPの議論は、有名無実化している昨今の交通状況を現実として受け止め、にも拘らず凶悪犯罪と同等以上の処罰を課す現行の法体系のあり方の是非を現実に則した方向で見直す必要があるのではないか、という視点で始まっており、それは日々仕事で高速道路を走行し年間5万kmもライトバンで営業してるような者から観れば、生活を守るという観点からも法の運営の平等性という観点からも至極待望の議論でした。
時間短縮を優先する理由があるが故の高速使用でありわざわざ高い通行料を支払っているので、その結果は、平日業務目的で走行している多くの車両の速度を見れば、今現実がどういう状況なのか一目瞭然なのにも関わらず、休日行楽に使う程度の使用頻度のドライバーが(私に言わせればサンデードライバーです)、この実態を知る由もなく、ただ学校で習ったと思われる法の遵守という言葉だけを振りかざした発言をしたり、スピードを出して喜ぶのはスポーツカーに乗る輩のすること云々、といったモラトリアムな思考発言をすることで、現実に則した貴重な正味の議論が出来る機会を潰してしまっています。
誰だって不利な戦いはしたくないですからね、お前ここは40kmなのに45kmで走っていいと思ってるのか?と言われたら内心、こいつ馬鹿か、と思っても、そうですね、悪かったです、と、相手が警察だったりすると謝らざるを得ないでしょう。さわらぬ神に祟りなし、で議論は収束してしまうのです。
しかし私個人が規則を守ってるか否か、のレベルの話では既になく、現実の大勢はこうだから、ではどうしたらいいか?という話です。
一つの法律をみる時、その法律の出来た時期、時代背景を分析しなくてはならないのは当然でありそれは大元の憲法すら同じなのです。今改憲の是非が国会でも問われていますが、事実、10年前と今とでは9条の解釈、自衛隊の意義など世界情勢に合わせて大きく変わってきているではありませんか。
では現行の速度規制の成立時期と現在の状況の違いは?
クルマの性能、道路の性能、時間短縮に対する社会の要請度を比較してなお一切見直す必要がない、と云えるのでしょうか?
改正される前の法律を、改正後に見てみれば、なんでこんな悪法が今まで許されていたのか?と思うことはしばしばです。
ここに集まるクルマ好きは、憲法などにそれほどかまってもいられないとは思いますが、しかし高速の速度規制、という今回のテーマに関してならば、もっと現実的な発言があってもいいように思います。法律は本来国民が国民のために
作るものなのであって、管理する側が管理する為に作るものではないのです。
そのための第一歩となるのが今回の議論の趣旨なのであって、それは
産業の活性化にすら関わる内容を含んでいます。
例えばその1、時間短縮による経済効果。他方、時間延長の極限が、渋滞による経済損失です。
例えばその2、クルマの高規格化。高い速度に耐えるようにメーカーは根本から大衆車の造りを見直す事になり、ユーザーは恩恵を受けます。スタビリティの向上は安全に少なからず寄与するでしょう。
例えばその3、限られた警察人材の有効活用。ねずみとりの暇があれば、本来解決しなくてはならない凶悪事件に人材を投入し解決せよ、といいたいのです。

ざっと思いつくだけでもこれくらいの恩恵はあるんですが、だから皆で議論してみよう、という時に日頃高速走行の頻度の少ない人が、現実を知らずに、たまに乗るのに怖いのはいやだ、という視点で今回のテーマを論じる事に必要以上に捉われて、論議が収束してしまう事を私は恐れます。
ここは国会でもなければ公聴会でもないですし道徳の授業でもないのですから、オープンに本音で話した方が今後につながるものが多い、思います。
あ、無理かもしれない、クルマ使って仕事してる人達、多くの人が今の時間まだ走ってますからね。
本当にクルマを使っている人の意見こそ採り上げるべきだと思います。

度が過ぎると 投稿者:DW 投稿日: 7月29日(火)00時37分41秒

高速道路スピードについての意見が交わされていますが、度が過ぎるとお灸では済まないようですね。
北海道新聞7月27日に出ていたのでご参考までに。(リンク不可なら削除願います。)
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20030727&j=0022&k=200307278296

書かれてる場所は確かに速度を出すことが出来る区間(200k?)ですが、183km/hとフェラーリの組合せで見せしめの記事だと思います。
夏の北海道で初めてクルーズコントロールが欲しいと思いました。しかも営業車に。

RE:度が過ぎると 投稿者:KS 投稿日: 7月29日(火)02時07分28秒

オートアスキーにもう少し詳しく載っていましたね
http://autoascii.jp/issue/2003/0728/article52762_1.html

このスピードだと殺人未遂罪に切り替わる可能性も高いですね。以って他山の石としましょう。

TAさんへ 投稿者:国沢 投稿日: 7月29日(火)07時05分09秒

質問自体、理解できません。今だってワタシは90キロでクルコン掛けて走ってます。
60キロで走ったら危険なので推奨しません。一般道を走るべきでしょう。
日記で何度書いたことでしょう。
追い越し車線でのことを言っているなら、これまた常識の外です。

TAさんへ。 投稿者:PA 投稿日: 7月29日(火)07時12分38秒

え〜と、ご質問(下限)についてですが、正確な法規制を忘却しており、ただ今、確認中です。笑)
確か、高速道路上にトラブルで止まっちゃうのとセットで禁止だったと記憶してるんですけどね。

TAさんは、スバルのプロモーションビデオなんか御覧になられたことありませんか?
インプレッサSTIのものだと、ニュルとアウトバーンでの走行インプレを撮ったものが使われており、
2車線道路の追い越し車線(左)側をギンギンに(180km)雨の中飛ばして走行車線にいる他車を抜きながら、
安定してますって、やってますよ。


要は抜かれる側の姿勢だと思うんです。走行車線を追い越し車線側によって走れば危険極まりないでしょうが、ある程度間隔が開いている状態ならば、必要以上に恐怖はないですよ。(いやですけど)

ドイツ人ってそういう所が徹底してるんですよ。TUVという規格準拠がクルマの部品に必要なんですがやたら、値段が高いんです。それでも安全はそういったところを守るという意識が浸透してるんでしょうね。
現地の走り屋君達と遊んでいる時でも違法改造はいけない、って言うスタンスでしたから。

速度議論 投稿者:SE 投稿日: 7月29日(火)10時34分07秒

NGさんが書いておられるように、現行速度規制があるのだからと言う議論ではなく、多くの人が規制速度を超過して走ることが常態化している速度規制とはなんなのか?その中で検挙された者だけが他の刑法犯等と比較して比較的重い刑罰に処せられることの是非について議論されないままに、盲目的に現行規制が有るのだからと言うのは、それこそわたしに言わせれば尊法意識を疑う話で、法を尊ぶのならみながきちんと守る法に変えていかねば、個人の甘えた裁量によって法秩序そのものの基盤が揺らぐような事態を招いてしまうのでは?否、すでにかなりの所まで来ていると思うのですが。

わたしやNGさんの意見に反対しておられる方々に問いたい、あなたは何キロで走っているのですか?

営業に使用している鈍足大型バンでは、ほとんどのところは制限速度プラスマイナス5キロ程度、高速道路においては90キロ巡航だったりします、その速度で走っていたからと言って特に嫌がらせをされたりすることも有りません。(もちろん車が大きいせいもありますが。)
ところが現行速度の正当性や規制を守ることを論じながらも、実際にはそれより10キロプラスで走ることを表明し、制限速度で走ると危険であると論ずることに矛盾を感じませんか?
制限速度が上限規制なのだから、運転技術に優れ走安性に優れた車両のみがその速度を選択し、それ以外の車両は順次自ら速度を低く抑えると言うのが本来の姿だと思うのですが。

みんなが同じ速度で走ることが安全とは思いません。能力には差が有るのだし安全な速度はみな違うのだから、同じ速度で走ると言うことは安全に対するマージンは違ってくるわけだし、他に合わせると言うのはある面自分で判断すると言うことを放棄しているようにも思います。

さらには密集走行の危険性や、大型車に始まった速度抑制装置装着車に見られるわずかな速度差による併走時間の長さなど、さまざまな問題を見るにつけ、おのおのが速度差を持ちそれをきちんと認識した上で効率と安全を配慮して運転する。と言うのが本来の姿であると思うのですが。

現行規制速度を上げる、あるいは20キロまでは、、、と言うのには正直賛成しかねる部分がありまして、それはそうなった場合に他の方が書かれているように、現在の状況が単に20キロ底上げされるだけなんじゃないかとの指摘に同意するからです。

その意味では恣意的取締りうんぬんと言う件と矛盾しますが、覆面パトロールカーなどによる取り締まりはむしろネズミ捕りのような一律のものよりも正しいのではと思います。
ネズミ捕りは規制速度に対してあらゆる運転者を同じ基準で取り締まるため、確かに法のもとの平等と言う意味で整合性があるのですが、運転 者や車両が一定でない以上、現場で判断して危険な車両に対して取り締まっていくと言うことには整合性があり、追尾する覆面車に気がつくの か気が付かないのか?と言うのは判断基準として適当に思います。

ただ、駐車違反もそうですが、多くの国民が裁量で違反をしている法律について、捕まったものだけが重罪で、且つその他に対しても重罪だから取り締まりもそれに偏重すると言う状況は異常な感じがしませんか?そして、事故の大半はそれほど大きな速度超過なくして起こっている事実を如何思われますか?

速度議論 投稿者:KS 投稿日: 7月29日(火)13時04分55秒

>その中で検挙された者だけが他の刑法犯等と比較して比較的重い刑罰に処せられることの是非について議論されないまま
・何でオレだけ
・速度違反ごときで交通刑務所に?
というような主張の実例は山ほどあって、それらは日々裁判所という議論の場で議論が戦われ判断されているわけですよね。
議論はされてないというSEさんの主張には首を傾げてしまうのですが。
この判断に納得できない、というならわかります。法律改正運動をするしかありませんね。

TAさんへ。vol.2 投稿者:PA 投稿日: 7月29日(火)21時16分28秒

下記に貼りましたHPに詳細が詳しく出ておりますので、お読みください。
(60キロ以上出ない車両は走行禁止とあります。)
http://home.att.net/~texhwyman/autobahn.htm#regs


KSさまへ。 投稿者:SE 投稿日: 7月30日(水)00時13分51秒

>・何でオレだけ
>・速度違反ごときで交通刑務所に?
>というような主張の実例は山ほどあって、それらは日々裁判所という議論の場で議論が戦われ判断されているわけですよね。
>議論はされてないというSEさんの主張には首を傾げてしまうのですが.

わたしの聞き及ぶ範囲では、「何で俺だけ?」と言う件は、本人の違反事実が現に有る以上それ自体は有効であった上で、物理的にすべてを取り締まれないことはやむおえない事であって、法の下の平等には反しないとか。

「なぜ刑務所に?」も、法がそうなっているのだからと判断するのが裁判所の仕事で。

と言うことで、この件については裁判所の判断の話をしようとした場合には当然の回答であって、しかしそうでは無く、法の根幹についての疑問を感じないのだろうかと言う事についての議論を求めているわけで、たくさん人が疑問に思うのなら法改正のムーブメントになるのかもしれません。

ただ、スピードは悪であるとか、そんなに飛ばす必要が無いなどの、わたしに言わせれば過去言い古されたような話で洗脳されたような状況を打破していくのは容易ではないとは思いますが。

一応記しておきますが、車両の性能は日々向上しており格差もまた拡大している事。
運転者も同様であること。必要性は個別の判断である事。他の刑法犯に対して著しく重罪化していること。(追突事故などで怪我人を出しても鞭打ち程度の場合業務上過失傷害で送検されることはめったに無く、前歴が無い場合免許停止などの処分も無いこと)ほとんどの運転者が違反した状態を肯定していること。警察車両を巻き込んだ集団で違反している場合にそれが130キロ程度でも「全体を制すことなく」先頭車両のみ検挙すること。(流れを重視しその場合の多少の違反はやむおえない事を警察幹部が国会で証言していること)などが問題点だと思うのですが。


(kunisawa.netより引用、一部機種依存文字を修正)

● 質問内容を理解すれば

質問者の意見は箇条書きにすると以下のようになる。
  1. 100km/h走行より120km/h走行の方が環境によいなら、環境のための100km/hがあってもよいのではないか
  2. 飛ばす人間は所詮自制心がない人間なので規制をどうしようが効果ない。むしろ制限速度があがることにより罰則が軽くなるようではいけない
というわけで、特におかしな意見ではない。特に2.については、国沢氏は「30km/h以上の速度違反をする人間はむしろ罰則をあげるべきだ」という意のことを述べているのだから、国沢氏の意見とは対立しない。

というわけで、ここで国沢氏が回答すべきは、1.に関する、速度とエコに対しての自身の考えであったはずなのである。もしそのような内容の返答をしていれば、その返答の理論がいかに珍妙であったとしても、質問者に対する誠実な回答はしていると読者は見るはずであろう。

しかし国沢氏がしてしまった回答は、これまでもそうであったようにまたも最悪なものだ。国沢氏の欠点の1つは、
「単純な言葉で人を言い負かそうとする」ことである。これは恐らく、国沢氏は、「TA氏は国沢氏の意見を完全否定したのだ」と思ったからであろう。しかしTA氏の質問を理解すれば、国沢氏の意見と共存こそすれども反するものではないと分かるはずなのだ。まずここで、他人の書き込みをよく読んでいないことによる勘違いがあると思われる。

また言い負かす言葉についても、
単純化しようとして大幅にピントがズれてしまうのもまずい点である。
自分が絶対に勝てるような例をむりやり適用してしまうのだ。この場合も確かに「新幹線より在来線を使えということか?」と言えば、相手は一瞬ひるむ(むしろ唖然とする、が近いかもしれないが)であろう。そしてそのことで、国沢氏は勝った気にはなるかもしれない。

が。

その例えを出したこと、また短い回答が
「この後、議論をするつもりはない」という意思が露になったものということを、読者のほとんどは一瞬の怯みのすぐ後に嗅ぎとってしまう。そのため、掲示板読者もその意図を汲みとって、それ以後の書きこみで国沢氏の返答を受けたものは皆無である。国沢氏のTOP記事自体から派生したか、TA氏の発言自体から派生したかのみであって、国沢氏の意見を受けた話題の展開はされていない。

そして改めて全体を見てみると、掲示板の会話で国沢氏だけ浮いてしまっているのである。

以降の、二度目のTA氏から国沢氏への質問は、考えようによっては捨て台詞である。相手がまともに返答する気がないのだから、当然、それに対して皮肉めいた質問くらいは言いたくなるものである。TA氏の最初の質問に丁寧に返答したPA氏への返答と比べれば、その差は一目瞭然であろう。強く投げてしまったボールは、同じ力で投げ帰されるのだ。

それに対し、国沢氏は嫌悪感を露にし、ビーンボールを投げてしまっている。 これではもはやどうしようもない。会話になりようがないのだ。



● 昨日来た客は先週を知らない

日記で何度書いたことでしょう。

この言葉にも、国沢氏のWEB、いや著作物に対する根本的な勘違いがある。
彼は確かに1999年よりWEBページを開設し、日記を書いてきている。そして制限速度を大幅に下回り、交通の円滑な流れを阻害しているような車に対しての苦言は何度も登場しているのであろう。彼にとって、この話題はうんざりするほどのことなのである。


しかし、昨日今日で初めて国沢氏のページを訪れる人は、何年も前の日記など読んでいない。加えてWEB日記のバックナンバーをくまなく読むとは筆者には思えないのだ。

というのは、WEB日記はあくまで「訴えたいこと以外の更新ネタ」であって、真に主張したいことは日記ではなく独立したコンテンツとして書かれているはずだと読者は考えているはずだからである。

加えて、1-2でも考察したように、国沢氏のページはどこに何があるか極めて分かりづらい。しかもある1つの事柄に対する意見が、ある日は日記に、ある日はTOPのミニ評論に、と分散して書かれていて、それら(しかも決して読みやすいとはいえない)を全て読まなければ国沢氏の意見のまとめができないという、極めて読者に不親切な状況である。
これでは読者は、時間的・精神的制約(読むことが苦痛)から、「もういいや、聞いちゃえ」とすぐに国沢氏に質問してしまうということになりかねない。

しかし国沢氏は既にその内容を「(どこかで)書いた」という記憶だけはあり、それはすなわち「読者も当然読んでいるはずである」と考えているため、「そんな書き尽くしたことを聞くな」とあからさまに不愉快感を出してしてしまうのではあるまいか。


確かに「コンテンツをろくに読まずにすぐ質問する人物」は多数存在し、多くのWEBページ製作者はこれには悩まされている。しかし確信的に「探すより聞いた方が早い」と考えている人はともかく、多数の方はまずコンテンツを読もうとするはずである。

そのため、書いてあるはずのことに関する質問が多いということは、「自分のページにおいて、何がどこに書かれているかわかりづらいためではないか」と考え、構成の見直し、タイトルや索引を適切なものに変更する、FAQを作成するなどして対応するのが通例である。事実、検索しやすくFAQ集が充実しているページにおいてはFAQ的質問は少ないし、もしあっても「〜に書いてあります」と返答すれば、「よく分かりました。ありがとうございます」で終わってしまう。


だが国沢氏はそのような努力は何もしていない。いつも「コンテンツを全部読んでないあなたが悪い」と言わんばかりの態度をとるだけなのである。これでは、訪問して日が浅かったり、「一見さん」である読者の反感を買うばかりである。

恐らくTA氏はもはやkunisawa.netに戻ってくることはないであろう。常連がいくらTA氏と建設的話題をしようとしても、主催者がそれをぶち壊してしまったのである。


● 冷やかしの客を引きこむ

国沢氏が何度もしてきた小失敗は、このように一見の冷やかしともいえる読者を敵と思いこむことである。

かつて、服を見にふらりと洋装店に立ちよれば、店主から「うちは冷やかしお断りだ!貼り紙もしてたろうが!」等と恫喝され、また無理やり試着を強要され、何万円もする服を買わされたという騒動があった(参考:2ちゃんねる過去ログ「ドキュン洋服屋が逮捕されました」)が、冷やかしの客への対応として国沢氏がしていることは、これと似たようなものである。まあ一般人の評判は落としても熱烈な信奉者だけいればいいなら、前述の店主のような方法もアリかもしれないが、国沢氏もそうなのだろうか?

それならこのような対応でもよいのであろうが、ごく一般通念の感覚であれば、このような冷やかしの客も、ちょっとしたことで本当の客になる可能性があるので、気をくばるはずである。

もし仮に国沢氏がこのような回答をしていればどうであろうか?(内容は全くのフィクションである)
確かに120km/hよりも100km/hで走る方が、それ自体は環境に優しいでしょう。 しかし手元のある車種の資料では、100km/hと120km/hでの燃費は15%程度しか変わりません。またNox値はほぼ同じです。これをどう見るかですが、速度の向上による時間短縮のメリットと環境を考えたら、120km/h程度は許容されてもよいのではないかと考えます。
これが150km/hになると燃費が58%も違いますから、これは明らかに環境に悪いし、現行の流れを遥かに上回るので推奨しません。 ちなみにこの車の100km/h走行時の燃費は、10.15モードの値とほぼ同じ。120km/hでは実際の市街地燃費よりも良いくらいです。
また、軽微な速度違反を減免する「飴」の一方、制限速度を大幅に超えている輩に対しては罰則を厳しくするという「鞭」は当然必要です。これはワタシもかいていたはずですが。
このように返答すれば、冷やかしの客は本当の客になるのではあるまいか。加えて話題の膨らみも持たせられ、掲示板も活気づくであろうし、一石二鳥である。

「冷やかしの客や敵を引き込む」ことが、Webページ読者を増やすコツであるともいえるのだ。

自分を盲信する一部の読者だけついてきてくればいいと思っているのなら、冷やかしや敵、一見さんに冷たくあたっても構わないかとは思うが、しかしこの件で、常連が国沢氏の返答を全く無視した形で話題を展開しているという点を、国沢氏はもう少し考えてみてもよいのではないだろうか。

加えて、掲示板の意味というものを。


付記:
前述の店主は、「一見お断り」等の注意の張り紙をしていただけまだマシである。国沢氏のページには、「一見お断り」「俺のページを隅々まで読んでから質問しろ」「俺の意見には逆らうな」等の張り紙にあたるものが見当たらないのである。

「そんなことを書く必要はない。一般常識だ」と言う返事が返ってきそうではあるが。
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