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6−9 行間を読めない人が増えました  −ひと言足りないだけなのに−  (2003.05)

[どうでもいい作り話]

昔、虎の威を借る狐がいた。狐はその虎が「どこかおかしいかな?」と思いつつも従っていた。しかしある時、鼠から「その虎、狸が化けているだけだよ」と言われた。プライドの高い狐は自分が化かされていたことを認めたくないので、「きさまのようなうすぎたない野鼠に何が分かる!」と怒って鼠を食べてしまった。そうすると今度は熊が「やっぱりその虎からは狸の匂いがするぞ」と言った。すると狐は「いいかげんにしろ!」と怒り出し、龍に化けて熊を追い払ってしまった。
虎はそれを見て「やはり狐は俺の一番の弟子だな」と褒め称え、何故か腹をポンポンと叩くのであった…。



[経緯]

この件に関しては考察から先に書いてしまえば、2000年の秋に筆者が国沢氏にアドバイスした「筆者の小失敗」とまったく同じなのである。

そもそもの発端は、国沢氏が日記の話題としてアジアで猛威を奮っていたSARSに触れたことによる。
5月15日

6時に起きてラウムの試乗会が行われている幕張へ。
(略)
SARSの余波でサッカーの国際試合が中止になった。相手国のナイジェリアが来日を拒否したそうな。おそらくアフリカから見れば日本も中国も香港も同じなんだろう(東アジア選手権の中止は仕方ない)。失礼なことだ、と思うけれど、お相撲さんの団体も韓国と香港と台湾の区別が付かないらしく、韓国興行を取りやめたそうな。失礼なことだと思う。ちなみに韓国は日本と同じくSARSの感染者を出していませんです


5月17日

今日も雨で朝からくさくさした気分。カラッとした晴天が好きです。基本的に終日原稿書いたりTV見たり。驚いたことに台湾の医師が日本でSARS発病となったそうな。
自分で解熱剤飲んだらしい。酷いもんである。一方、日本政府は日本で滞在したホテルや宿の公表をせず。名前が出ると営業妨害になるという配慮らしいけれど、そんなことすると泊まった地域全部の宿泊施設を敬遠したくなってしまう。政府は「宿泊した人と連絡を取る」と言っているが、身分証明書を見せる義務のない日本だと、偽名で泊まっているかもしれぬ。(略)

(kunisawa.netより引用)
さて、5月15日の日記で国沢氏は「韓国ではSARSの感染者を出していない」と書いているが、「韓国内の新型肺炎SARS情報」によると、5月14日時点において韓国内では3例の可能性が発見されており、WHOに申告されている。 WHOもこれを受け、世界のSARS感染地域にはしっかり韓国も含まれていた。(5月29日時点で1名。これは5月13日に『可能性例』と決定され、14日に報道された方であろう)。伝播はしていないとして危険地域(伝播地域)にはなっていないのだ。(例:外務省の海外安全ホームページ)。

これからすると、
国沢氏はSARSの報道に関して十分な情報を仕入れられていないということになる。 そして次の台湾医師の問題では、彼は「自分で解熱剤を飲んだとはひどい」としか書いていない。一部報道では、台湾の医師は自身がSARSの疑いありと分かっていながら解熱剤で抑えていたのではないか、とも言われていたので、この報道を受けてのものであればこの意見は理解できる。 だが、国沢氏は、そういう「理由」を何も書かずに「酷いもんである」と断じたのである。国沢氏が見た報道と同じものを見ていれば分かるだろうが、この医師は「自分がよもやSARSとは思わなかった」とする報道もあったため、「なぜ医師が解熱剤を飲んだら酷いと言われなくてはならないのだろうか?」という疑問を持つ人が出てきても不思議ではない。

その結果、以下のように「それはどういうことですか?」と質問が出ても当然のことなのである。そこまでは、どの掲示板でも起こりうるが、kunisawa.netはそこからが他の掲示板と一味違う(?)のである。
SARS感染について 投稿者:R 投稿日: 5月18日(日)09時37分23秒

国沢氏は発熱して自分で解熱剤を飲んだ台湾人の医師を酷評していたが、
一体どのような意味なのだろうか。発熱しても薬は飲むなということか?大学病院勤務の医師として非常に疑問に思います。

Rさんへ 投稿者:国沢光宏 投稿日: 5月18日(日)12時02分48秒

そんな非常識な医師がいる大学病院はどこですか?
疑問に思うなら堂々と名乗ってくださいませ。


津波 投稿者:Y 投稿日: 5月18日(日)21時31分57秒

(略)
>Rさん
仕事柄大変忙しくて、新聞も読む暇がないのかも知れませんがもう一度何誌か読み直してみては?すぐに意味が分かると思いますが・・・もし国沢さんの書いている事の意味が分からなければ医局で同僚に聞いてください。勘違いしていることに気付くと思います。

例の台湾の医師 投稿者:M 投稿日: 5月18日(日)21時54分27秒

解熱剤が非常識かどうかは知りませんが旅行の日程は公表されたようですね。
担当者は国沢さんの日記でも見たんでしょうか(笑

Rさんへ 投稿者:O 投稿日: 5月19日(月)00時45分10秒

大学病院の風当たりが、さらに悪くなってしまうじゃないですか!(私は今回の厚労省の見解に納得できます)
一医師からの疑問で留めておけば問題なかったことだと思いますよ。ただ、医局内でこんな事は言わないほうが身の為だと思います。
今回のSARSの件で医師の倫理条項が厳しくなることは明らかですね。
PS
Rさんは医局入学組ですか?それとも、卒業大学の医局?
決して安くない医療保険がかろうじて成り立っている日本だからこそ、高収入が安定しているのであり、国民の健康を第一に考えなくてはならないという医師の倫理にとって、今回の件は親方の理論に分があるのではないでしょうか?
最後の、親方の自動車批評が気にいってこのサイトにきたんでしょ?だったら、
親方が評論家として指示される根拠はなんだと思います?
それは、正直な評論にあると思いますよ。
他では、高得点の車種が親方は酷評していることも多数あります。
でも、それって、消費者から見たら貴重だと思いませんか?
是非、御一考を。

ホテル大阪 投稿者:K 投稿日: 5月19日(月)07時26分40秒

>SARS(新型肺炎)感染旅行者の宿泊について
>http://www.miyako-o.co.jp/cgi-bin/whats_display.cgi?rec:1+base:/top.html
都ホテルは会見したようですね。
きちんと隠さず対応する事が今後の不安を少しでも減らすことにつながると思うんですが
根本的問題としてこんな時期に旅行するなよ!!台湾の観光客(苦笑)
台湾の旅行会社は「お客さまを疑う事は出来ない。疫病神のような目では見られない」とか取材に答えてたようですが
本人といい旅行会社といい責任感なさ過ぎませんか?
日本も国境を封鎖するぐらいの心構えじゃないと正規入国者は一応把握できても
これで、映画じゃないですが密入国した人間が感染者だっただ現行の体制で対処可能なんでしょうか?
自衛隊が即出動するのか、一定の地域を封鎖する法的根拠や防護服の配備状況本当に大丈夫なのか不安でたまりません。
搬送用の特殊カプセル(トランジットアイソレーター)などを購入する自治体もありますが
一人、二人ならいいですが数十人規模で患者が発生したら対処可能なのか
「日本は大丈夫」と断言できないのが悲しいところですね。

台湾医師の問題 投稿者:F 投稿日: 5月19日(月)22時26分17秒

国沢さん、台湾医師の発熱について、解熱剤を飲んだことが、どう酷いのか理解できません。確かにSARSと判っていて誤魔化していたのならばそう思いますが、
現時点でもそう言う情報は確認できていません。あの書き方では、ただの熱を下げるために解熱剤を飲んだことに対して、酷いと言っているようにしか受け取れません。
であるからこそ、Rさんからもあのような意見がでた物と思われます。
確かな情報が入っていて、誤魔化していたのが明らかであるが、国沢さんにソースを公表できない事情があるから、あのような書き方になったのか、「チラッ」とでもよいので御教示いただきたく、宜しくお願いします。
本名:W

台湾医師 投稿者:D 投稿日: 5月19日(月)22時48分25秒

>Fさん
この件に関しては、もうちょっと行間を読むくらいしたらどうですか?
あまりにも額面通りでは情けないですね。普通に読めば国沢さんの言いたいことは伝わってくると思いますが。
この台湾医師は既に報道にあるように、医師としてのモラルを欠いた人物である事は間違いないのです。
解熱剤を飲もうが何をしようが、それ以前の問題です。
そんなことをいちいち指摘するのはどうかと思います。

試乗 投稿者:Y 投稿日: 5月19日(月)23時23分35秒

(略)
>Fさん
どこをどう読んだらそのように理解できるのでしょうか?新聞は読まれていますか?ここ2,3日の報道を読めばすぐに分かると思います。Dさんのおっしゃるとおり、薬を飲む飲まないの問題ではありません。一連の行動が問題視されているのですよ。

Dさん 投稿者:国沢光宏 投稿日: 5月20日(火)00時16分41秒

「行間を読む」
これが出来ないヒトが増えました。

というか意味すら解らないんでしょうね。
寂しいことだと思います。
表現方法もそうです。
ただ理解して頂ける方が多いので嬉しいです。

サーキットの狼より 投稿者:N 投稿日: 5月20日(火)00時57分46秒

んー確かに感じますね、行間読まない人が多いとは、、。
読書する人減ったんですかね?なんでも読書する習慣を持つ人は100人に1人しかいない勘定になるそうですが、
読書する人は自分が読むんだから他の人も読むんだろう、と思っているらしいんですが、実際はそれ錯覚らしいんですね。
で、それを前提で話してると揚げ足とられる事が多々あります。
一瞬悪意かな?と思うこともあるくらいで、しかしどうもそうでもないみたいな節もあり、難しいものですね。
漫画の影響もあるのかな、絵付き、解説付きですからねえ。


(kunisawa.netより引用)
感想から先に書かせてもらえれば、ここまで常連から完全弁護されれば国沢氏が増長してもしかたがないであろうと思う。

冷静に行間をちゃんと読めば、R氏もF氏も、別におかしなことなど何も言っていないし、国沢氏を批判しているわけでもなく、「どういう意味か分からないからもっと詳しく説明してくれ」と言っているだけにすぎないのだ。 これに対しては、「解熱剤を飲んだことを言ってるのではなく、それは1つの代表例として出しただけですよ」とでも返答すれば収まるのではあるまいか。
それだけで誤解も解けようものなのに、やれ貴方は非常識だの無知だの読解力がない(行間が読めない)だのと、国沢氏も常連もよくぞここまで批判者に冷たくあたれるものだ。

なぜ、少しの説明で誤解もとけて解決できるはずの問題を、相手のせいにして攻撃することでしか解決できないのか、筆者は非常に疑問である。国沢氏も常連も過剰反応をしているとしか言いようがない。

もし「一連の行動を批判したい」のであれば、最初からそのように書くべきなのだ。
驚いたことに台湾の医師が日本でSARS発病となったそうな。SARS患者が入院している病院に勤務していたことを隠して入国していたばかりか、発熱しても添乗員に申告せずに自分で解熱剤飲んで旅行を続けていたらしい。もしSARSを隠すためとしたら酷いもんである。
ここまでちゃんと書けば何の誤解も生じないのである。

国沢氏は、
少しの気配りと時間を費やせば誤解は生じないのに、その手間を惜しみ、生じた誤解に対しては批判者を攻撃するという行為をしているのだ。そしてその攻撃自体が、自分自身にはねかえってきているという悪循環に陥っていることを、彼はまだ気がついていない。

それに、1−3の例で見る限り、国沢氏も行間を読む能力は決して誉められたものではないと思うが(苦笑)。

最後になるが、上記の国沢氏の掲示板で国沢氏に質問した方は、どうやら彼(等)から黄昏野郎として認定されてしまったようである。2chの掲示板から引用しておく。


まさに、「歴史は繰り返す」である。
122 名前:F 投稿日:2003/05/21(水) 21:51 ID:60cj+elB
初めまして。Fです。
こんなサイトがあったのを発見し、初書きこです。
あのサイトでは、いくら投稿しても反映されず、なんかこっちが悪かった様な幕切れで、なんだかな〜です。
それでも懲りずに又書き込んだのですが、反映されるかどうか。

ざっとこのスレを読んだんですが、あの人は大変な人だったんですね。
取りあえず、関連サイトを順番に読んで行きますので、又後ほど。

242 名前:F 投稿日:2003/05/22(木) 21:32 ID:MCM0b2el
トップにあるリンク先がとても一杯で読み切れない。。。
>241
今なら言っていることがとても良く判ります。
内容が反映されなかったのが悔しいので、スレ違いながらここに抜粋させていただきます。

行間を読むと言うことは、両者の間になんらかの合意があった場合、叉は、背景がハッキリ判っている場合でないと無理。読書に関しては、年間500册以上読んでいたことがあり、もっと本を読むために会社を辞めたいくらいだ。

と言った内容を、柔らかい言い方で書いた物です。
しかし、自分なりにやっちまったと思ったのが、追伸で、
>Dさんあなたは「大本営発表を信用しますか?」
と締めくくったのが不味かったのかなと思います。
(略)
(2ちゃんねるより引用)
さらに蛇足だが…

筆者個人としては、kunisawa.netの常連の「俺は国沢氏が(行間で)何を書いているか分かるぞ」という思想は、新興宗教の上級信者が「教祖はこの言葉でこうおっしゃられておる」と下級信者に説いているような不気味さを感じることがたまにある。今回の「行間を読め」にせよ、何度も話題に挙がる「常識」や「マナー」など、彼らの批判者を攻撃するよりどころ(国沢氏の考え)は明確な基準がまるで示されない。まるでライフスペースの「定説」をみるようだ(笑)。彼らの言う国沢氏の行間やマナー、常識も国会図書館に行けば明文化されたものが見られるのだろうか(冗)?


補足(2003.09.08追記):

後日、当ページをご覧になった、とある方からメイルを頂いた。

それはこの件に関して、掲示板に国沢氏と常連のいきすぎたR氏、F氏への批判を諭す内容の書き込みをしたが、それが反映されることはなかった、というものであった。

この方は、以前よりkunisawa.netに何度か書き込みをされていたが、中立的な書き込みをしたらそれはほとんど跳ねられてしまい、一度「私の書き込みが反映されないのはどういうことだ」とサポートチームに問いただしたら、サポートチームから「
貴方の書き込みを削除した覚えはない。掲示板のバグである」という言い訳にもならない返答が返ってきたそうである。

そして、この件による書き込みすら反映されなかったことに至り、この方は非常に落胆し、「もはやこれまで」とkunisawa.netに完全に見切りをつけてしまった。


書き込んだ方の承諾を得て、以下に全文を掲載する。正直、このような冷静かつ具体的・かつ穏便な解決策の意見すら排除するということに、筆者はあらためてkunisawa.netの異常性を感じざるをえない。

掲載を拒否したのが国沢氏本人かサポートチームかは不明であるが、
このような意見すら排除することを、第三者が見てどう思うかくらいは考えておかれた方がよいだろう。
確かに大事なことですね。行間を読んで作者の意図を理解するというのはよいものです。
しかし、「そこに書かれていないことを自分で考えて補完する」のと「行間を読む」こととは少々違うような気がします。

今回の件も解熱剤を飲む行為そのものは問題ないわけです。SARS患者に接していたにもかかわらず旅行に出たこと、途中で発熱したにもかかわらず旅行を続行したことが問題なわけでしょ?

「驚いたことに台湾の医師が日本でSARS発病となったそうな。自分で解熱剤飲んだらしい。酷いもんである。」

国沢さんには少々申し訳ないけれどこの一文だけ書いてあとは読んだ人の判断にゆだねているわけですから、Rさんのような解釈をする人が居てもしょうがないと思いますが。
目くじら立てて皆で攻めるほどのことでしょうか?

学生時代の恩師に
「自分の意図が相手に伝わっていなければ、それは最初から伝えていないのと同じ。」
「自分の意図が相手に間違って伝わったとすれば、それは説明が間違っているから。」
というようなことをよく言われました。

国沢さんの親しみやすい軽妙な文章は、その代償として主語・述語がやや曖昧だったり、文章が短縮されてたりするので、慣れていない人は国沢さんの意図とは少々違うように解釈してしまうかもしれませんが、やんわりと教えてあげれば良いのでは。 その軽妙な文体でこそ多数のファンがいるのですから。

第6章TOP
2003.05.28 β-1版
2003.07.04 1-0版
2003.09.08 1-1版